Pilot-Kの「前見て加速!」

自動車運転に関するアドバイス・感想等を書いていきます。※偶数日更新(原則)

目標を教える時もあります

2023-02-28 12:59:11 | Weblog

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パイロットアカデミーの教習では、
極力、ハンドルを回し始める目標を教えないようにしています。
実際の路上には、
あんな等間隔にポールが立っているとは限らない(無いことの方が多い)ですからね。

しかし、教習生によっては、
「ポールがここに見えたらハンドルを回す」のような目標を教えることも、
あるにはあります。
本来、ハンドルを回し始めるべきポイントは、
教習生自身が試行錯誤しながら掴んでもらうのが望ましいのですが、
それでは時間(教習回数)が掛かり過ぎてしまう場合があるからです。

「先に正解を教えてしまって模範解答を体で覚えてもらう」という方法も、
あながち、間違いとは言いきれないと思います。

でも、やっぱりそれは、“邪道”には違いないので、
目標を使ってハンドルを回し始めたとしても、
やはり車体の動きを意識しながら運転してくださいね。
そうでないと、せっかくの練習が免許取得後に活かされませんので。

なお、そういうわけで、
車両感覚が掴めている教習生には、目標を教えないこともありますが、
それが本来の姿であって、決して“手抜き指導”ではありませんので、
ご理解ください。


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大手予備校のキャッチフレーズ

2023-02-26 23:00:42 | Weblog

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「合格するのはいつものキミだ。」
毎年この時期になると見かける某大手予備校のキャッチフレーズですが、
なかなかの名言ですね。
単に「合格するのはキミだ。」じゃなくて、
「“いつもの”キミ」とした辺りがコピーライターの秀逸さでしょう。

これは、「落ち着いて平常心で受験しなさい」、
あるいは「受験だからって過度の緊張は禁物」という趣旨のメッセージなのですが、
その前提として、
「キミは合格するのに充分な能力を持っているんだ」と、
受験生に自信を与えてもいます。

さらに言えば、
「それだけのことは教えた」という、
その予備校の自負・誇りすら感じ取れます。

わがパイロットアカデミーの教習生にも、
「合格するのはいつものキミだ!」
と声を掛けたいですね。
そのままの受け売りで芸が無いですが。


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直近マーク無し ≠ 直角右折

2023-02-24 12:59:22 | Weblog

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通常の交差点での右折は、
直近マーク(交差点の中央に描かれている◇菱形や▽三角のマーク)が有れば、
その右下の辺に沿って、文字通り「直ぐ近く」を通って右折します。
直近マークが無い交差点でも、
交差点の中心を想定して、その右側を通るように右折します。
つまり、車の動きとしては、直近マークが有っても無くても、
交差点の中央付近で大きな弧を描いて曲がることになります。
この時のハンドルは、普通は概ね1回転で、右折できるはずです。

これが、例えばクランクコース・S字コースの出口など、
狭い道から広い道へ右折で出る場合は、
これから走る車線に直角に入って行きます。

片側何車線も有る道も、基本的には
(第1車線が路駐車両で占められている場合などを除き)
一番“向こう側”まで進んでからハンドルを切ります。
この時のハンドルは、「右へ全部」です。

ところで、
この「直角右折」は「狭い道から広い道への右折」の場合です。
普通の交差点では、直近マークが無かったとしても、
一番向こう側の車線まで進むのでなく、
交差点の中央付近でハンドルを回し始めますので、
誤解の無いようにしましょう。


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右折できずに止まっている間に

2023-02-22 11:59:14 | Weblog

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十字路交差点での右折は、
前方から直進対向車が近づいてきたら、
原則的には、それが通過するまで交差点内で待ちます。

この時にハンドルを右に回しておきたくもなりますが、
ハンドルは切らないで、まっすぐのまま停止するのが基本です。
たまに、交差点内で右に曲がりながら停止線まで進ませる所もありますが、
それは例外だと理解してください。

さて、対向車が通過するのを待っている間、
漫然とただ止まっているのは勿体ないですよ。
これから進んで行く先の道の様子、
例えば、道路幅や舗装状態や制限速度などを
止まっている間に見ておきましょう。

そして、直進車が途切れ、歩行者や二輪車が来ないのも確認できたら、
(特に右後ろから来る自転車を見落としがちですから要注意)
速やかに、かつ、慌てずに右折します。
たまに親切な直進車や左折車が譲ってくれることもありますが、
そういう時でも慌てずに、慎重に確認してから進んでください。


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減速するのは左に寄せた後

2023-02-20 12:59:34 | Weblog

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交差点で左折する前には左端に車を寄せてください。
30メートル手前までに寄せを完了させます。
左に寄せる目的は、
左側にバイクや自転車が入って来る余地を作らないということでしたね。

その際、あまりに「寄せよう。寄せよう。」と意識しすぎると、
交差点に近づいたころに、逆に、左端から離れてしまいます。
この症状が出る人は、左に寄せた後に、車体をまっすぐに向けるために
一旦ハンドルを右に回し、そのまま進んでしまっているのではないでしょうか。
それに加えて、ブレーキを掛けながら寄せていることも疑われます。

これを回避するには…
そう、これも「前見て加速」なんです。
左に寄せた先の遠くを見て、アクセルを踏んでいってください。

遠くを見ないと、アクセルが踏めない。
アクセルが踏めないから車体がまっすぐ前に向かない。
だから、ハンドルに頼って車体を誘導する。
という状態に陥ります。

減速するのは、左に寄せ終わった後です。
交差点まで30mあるはずですから間に合うはずですよ。


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あい路と路端停車

2023-02-18 16:59:18 | Weblog

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大型自動車と中型自動車(8t限定の解除を含む)の技能試験には、
「あい路(隘路;あいろ)」・「路端停車」という、
普通免許の技能試験には無い課題が含まれています。
これらは、平成19年(中型免許が新設された時)から追加されました。

「あい路」とは、
狭い道へ直角に曲がって行くことを想定したもので、
曲がった先の枠内に車を収める課題です。
でも、個人的には、
路面にラインが引いてあっても「隘路」のイメージが湧かないので、
クランクコースのように、左右にポールを立てるとかしても良いのかな、
と思っています。
なお、「アイロン」(そう聞こえるかも知れませんが)ではないです。

「路端停車」とは、
文字どおり、車体を道路の端に寄せるという課題。
言ってみれば、「縦列駐車」を前進で行うようなものです。
なお、「炉端焼き」とは関係ありません。(あ、しつこいですか。すみません。)

ちなみに、パイロットアカデミーの教習は普通車だけなので、
これらの課題は(特にご希望の無い限り)対応しておりません。
悪しからずご承知おき願います。


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速度によってギアを選ぶ

2023-02-16 14:59:09 | Weblog

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MT(マニュアル)車のシフトチェンジについて、
詳しい人は「ギアチェンジして加速する」と言うことがありますが、
慣れないうちは、その逆に、
「速度に適したギアを選ぶ」と覚えてしまうのがラクです。

ギアを変えてから速度を出すためには、
ギアと加減速との関係が勘で分かっていないとできません。
「それなら回転計(タコメータ)を見ながら適正回転でギアチェンジすれば良い」
と軽く仰る人もいそうですが、
それって、
運転しながらタコメーターを見て“適正回転”とやら判断しなければならず、
そのうえで変速操作(クラッチやシフトレバーの操作;これ自体が難しい)をするわけで、
教習生に求めるには高度すぎるテクニックなのです。

そんな大変な思いをするよりも、
もう、
「10km/hまでは1速」・「20km/hまでは2速」・「30km/hまでは3速」
と覚えてしまったほうが、分かりやすいですよ。
すなわち、“速度によってギアを選ぶ”わけです。
加速チェンジ・減速チェンジどちらもこれでOKです。

もちろん、ギアと加減速との関係を勘で分かるように、
また、回転計も上手に使えるように、
早くなってほしいとは思いますけどね。


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急アクセルにならない程度の強いアクセル

2023-02-14 09:59:14 | Weblog

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加速を要する時には、
(もちろん危険の無いことを確認したうえで)
アクセルペダルを力強く踏み込んでいってください。

と言っても、やっぱり急アクセルは禁物です。
急アクセルにならない程度の強いアクセルということです。

これが初心者には難しいのかも知れませんが、
「ペダルの踏み応えを確かめながら徐々に強めていく」という感じで
「優しく」かつ「強く」踏み込むのが正解です。

日本語で「ペダルを強く踏む」と言うと、
「踏んづける」と思ってしまいがちですが、そうではありません。
敢えて言うなら、
「ペダルを押す」というのが表現としては適切でしょう。
英語では、まさに「push」と言うんだそうですね。


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合格おめでとうございます!

2023-02-12 23:04:45 | Weblog

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23016K様

本免技能試験合格のご連絡ありがとうございました。

つい先日までずっと普通に運転されていたとのこと、
警察より先にご自身が免許失効に気付いて良かったですね。
そういうわけで、
運転技能は問題なく、特に悪いクセも無かったので、
試験場での“お作法”を中心に練習しました。

結果は一発合格。
試験後の講評で「上手でした」と言われたとのこと、
試験官が褒めるのは珍しいですよ。
本当に上手な運転だったのでしょう。

今度の免許は失効しないようにご注意ください。

おめでとうございました!


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方向変換は完了報告不要

2023-02-10 11:59:13 | Weblog

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縦列駐車は「完了した旨を告げる」までが課題でした。
そのせいでしょうか、
方向変換でも、バックが完了した時点で停車措置(※)を講じて
試験官の指示を待とうとする人がいますね。

※「停車措置」とは…
1.ギアをMT車はニュートラル、AT車は「P」に入れる
2.サイドブレーキを掛ける
3.(運転席側の)窓を閉める
4.ペダルから足を下ろす

しかし、「方向変換」は、
その名のとおり「向きを変えて出て行く」という課題なので、
完了報告は要りません。
「車庫入れ」という課題ではないので。

一方で、試験官にしてみれば、
試験中止項目の中に「試験官が是正措置を指示した場合」というのがあって、
試験官が「こうしなさい」と指示したら原則として不合格となってしまうため、
迂闊に指示を出すわけにもいきません。
なので、その数秒、車内に“気まずい沈黙”が生まれたりします。

まあ、しびれを切らして教えてくれる試験官もいるでしょうし、
ここで厳格に「試験官補助」を適用するとも思えませんが、
いずれにしても、方向変換課題では、
試験官からの指示を待たずに、黙って、もと来た道へ戻るのが基本です。


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