Pilot-Kの「前見て加速!」

自動車運転に関するアドバイス・感想等を書いていきます。※偶数日更新(原則)

ロボット三原則とフレーム問題と路上練習

2013-12-30 20:03:58 | Weblog

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ロボット三原則とは、
SF作家アイザック・アシモフが『I,ROBOT』の中で提唱した次の3箇条のこと。
1.A robot may not injure a human, or allow a human to be injured.
 (ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、危害が加わるのを看過してはいけない。)
2.A robot must follow any order given by a human that doesn't conflict with the First Law.
 (第1条に反しない限りで、ロボットは人間の命令に従わねばならない。)
3.A robot must protect itself unless that would conflict with the First or Second Laws.
 (第1条・第2条に反しない限りで、ロボットは自分を守らねばならない。)

この三原則は、家電製品や自動車等の開発にも、
「安全・便利・長持ち」という理念として引き継がれているとも言われます。

ところで、この三原則のうち第1条は、
突き詰めると永久に解決できない命題なのだそうですね。
と言うのは、第1条に従えば、
ロボット自身が「人間にとって何が危険であるか」を判断しなければならないため、
ロボットは、副次的に発生しうるあらゆる危険を想定しようとして、
無限に思考し続けてしまう、という問題が起こってしまいます。
これが、今も人工知能開発のネックとなっている「フレーム問題」です。

しかし、家電製品や自動車等の実用品では、この問題は発生しません。
なぜかと言うと、
実用品には、ユーザー(自動車ならドライバー)が存在するからです。
何が危険であるかを判断するのは、人間さまの仕事。
逆に言えば、そこだけは機械に任せてはいけない部分なのです。

さて、前置きが長くなりました。
ここからが本題です。

自動車を操縦するのは、自動車自身でなく、他でもないドライバー。
自動車を便利な道具として使うのも、他人を傷つける凶器にしてしまうのも、
すべて人間さまに課せられた責任なのです。
そのために、ドライバーが「何が危険であるか」を判断して、
自動車を操縦しなければなりません。

ところが、その人間にも、「フレーム問題」が起こりえます。
あらゆる危険を想定してしまったばかりに
どうして良いか分からなくなる、というのは、
初心者(仮免取立ての人を含む)に、よく見られる症状です。

これを解決するには、
「注意しなければならない危険」と
「今は注意しなくて良い危険」との区別が付けば良いのですが、
それには、ある程度の経験が必要になります。

結局「経験」に帰結させてしまうと身も蓋も無いかも知れませんが、
いろんな場面を経験するためにこそ、
仮免取得後に最低10時間の路上練習が義務づけられている、
と考えるべきではないでしょうか。


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右側通行の自転車と向き合ったら

2013-12-28 16:29:10 | Weblog

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自転車を追い越す際に、
思わずスピードを落としてしまう人が多いですが、
すぐ横にいる時間が長くなってしまうので、
実は、却って危険ですよ。

自転車と並んでいる時間をできるだけ短くするため、
充分な間隔を空けたうえで(これが大事ですが)
加速した方がむしろ安全なのです。
「危険な時には減速」というのは運転の基本ですが、
それの例外と言える場面ですね。

ところが、似たようなケースですが、
右側通行で近づいてくる自転車(大概がオバサンか年寄り)と
向かい合ってしまうこともあります。
こういう場合は、先ほどの話とは異なり、
減速するのが安全です。

速度を落として走っても、並んでいる時間はあまり変わりませんし、
すれ違う際の危険を考えれば、
やはり、原則通り減速(ダジャレ?)するべきでしょう。


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合格おめでとうございます!

2013-12-26 16:49:51 | Weblog

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13113様

本免技能試験合格のご報告ありがとうございました。

仮免許を取るのには少し苦労してしまいましたが、
本免許は1回で合格できたとのこと、
こちらとしてもホッとしております。

一発試験での免許取得は
(通常の)指定教習所での免許取得とは手順が異なり
基本的にすべての手続きをご自分で進めなければならないことも、
苦労されたと拝察する一方で、
この経験は、きっと今後の糧になるものと信じています。

おめでとうございました!


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国税庁「e-Taxヘルプデスク」のアホさ加減に唖然

2013-12-24 20:29:12 | Weblog

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パイロットアカデミーは10月決算なので、
例年この時期に確定申告している。
ここ2年連続で「e-Tax」での申告を見送っていたが、
今年は早めに着手し、
本日たった今、無事に申告が完了した。

ところで、案の定と言うべきか、
久しぶりに扱う「e-Taxソフト」の勝手が分からず、
「e-Taxヘルプデスク」に2度電話をしてしまった。

1回めは、国税庁サイトの「e-Taxソフト(Web版)」に
ログインしてみたが、よく分からなかったので。
対応してくれたのは女性。
「Web版」は法人の決算申告には使えないこと、
PC内の「e-Taxソフト」をバージョンアップして使うこと、
を丁寧に教えてくれた。
少し口調が丁寧すぎるような気もしたが、
ヘルプデスクに電話を掛ける人は(小生を含め)
大概イライラしているだろうから、
優しく語りかけるのは、
冷静に処理するために有効なのかも知れないと思った。

さて、問題は2回めの電話。
「e-Taxソフト」をバージョンアップすると、PCの再起動を求められる。
(これは不思議なことではない)
しかし、再起動後に「e-Taxソフト」が開けなくなってしまったのだ。
そのため、ヘルプデスクに電話をして「エラー解決」につなぐ。
この時は男性が対応。
英数字が並ぶエラーメッセージを何度も聞かれ、
インターネット環境やセキュリティソフトについても事細かに聞かれ、
その都度、「確認します」と言われて待たされ、
挙句、言ったセリフが「チェックを外してみてください」。
もうアホかと。
「ソフトが開けないから困っているのに、何のチェックを外すのか」
と言ったら、これまた「確認します」だと。
15分も費やして話にまったく進展が見られないので、
呆れて電話を切った。

その後、PCを再起動(再々起動)してみたら、
なぜか件の症状は解消していた。
そのため、問題なく電子申告できた次第。
(でも、こんな時間まで掛かってしまった)

国税庁の職員なのか委託業者なのかは分からないが、
税金から給料を貰っているのには違いないので、
きちんと対応できる人が電話を取るべきだろう。

もっとも、パイロットアカデミーは
税金を払っていない(今期も赤字 ^^;)ので、
偉そうなことを言う立場にはないのだが…


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停止線や横断歩道を左折の目標にしない

2013-12-22 23:59:31 | Weblog

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左折の際は、
左後輪が縁石の近くを通るように曲がります。
これは、仮免技能試験の時だけでなく、
路上でも守ってくださいね。
と言うより、路上でやるべき事を
仮免試験でチェックされていたわけですが…

ところで、左折の際に見える景色は、
所内教習と路上教習とで異なることがあります。

それは、横断歩道の存在です。
所内にだって横断歩道のある交差点はあったはずですが、
教習課題の「左折」は、
横断歩道の無い交差点で練習することが多かったと思います。
そのため、路上では横断歩道に惑わされて、
ハンドルのタイミングが取りにくくなってしまうのです。
路上でも、しっかり「縁石」に合わせてハンドルを回してください。

また、停止線もクセモノです。
信号が変わったら停止線で停まるつもりで進行するべきですが、
そのことと「左折のための減速」とは、少しタイミングにズレがあります。
つい、停止線手前で減速を完了してしまう仮免ドライバーが多いですね。
たまたまそれが丁度良いタイミングである場合もありますが、
「ハンドルを切り始める所の5m手前(これまた所内教習と同じ)」で
減速を完了するようにブレーキを踏んでいかなければなりません。
そのためにも、やはり「縁石」をしっかり見定めておく必要があるのです。

左折は「縁石」に沿って曲がることを再認識して、
「停止線」や「横断歩道」を、
減速やハンドルの目標にしないように気を付けましょう。


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都バスの終夜運行で変わること

2013-12-20 23:59:27 | Weblog

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東京都交通局は、今夜(12月20日深夜)から、
渋谷駅と六本木との間で、バスを終夜運行させるそうです。
当面は、金曜深夜だけの試験運用とのことです。

テレビなどは、
「これで人の流れが変わる」というようなことを報じていましたが、
本当にそうでしょうか。
日付が変わっても六本木で遊んでいるような人が、
乗合バスに揺られて帰宅しようとするとは思えませんし、
加えて、渋谷駅から先の足は無いわけで、
だったら初めからタクシーを拾った方が良い、
という話になるのが想像に難くありません。

しかし、人の流れでなく、
車の流れは変わるかも知れません。

まず、当然、タクシーが客を乗せる場所が変わるでしょう。
それと、
運転手付きの車が主を待つ場所も変わることになりそうです。

と言うのも、
バス停の前後10mは駐停車禁止でしたよね。
ただし、(学科試験の引っ掛け問題に頻出ですが)
「バスの運行時間中に限る」ということになっていました。

つまり、真夜中は、バス停近辺に停車していても許されたのです。
厳密に言うと、
「待つ」という動作が含まれると「停車」でなくて「駐車」なのですが、
それだと、六本木界隈はすべて「駐車禁止」のため不都合ですから、
実情としては、「すぐに車を動かせる」ということで
「停車」という扱いにしていたところです。

ところが、今回のバス終夜運行の影響で、
バス停近辺には「停車」することすらできなくなるわけです。

もしかしたら、そういう車を一掃しようとするつもり?
との穿った見方もできるかも知れません。


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隣の車となるべく並走しない

2013-12-18 23:58:03 | Weblog

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隣の車と並んで走るのはなるべく避けるようにし、
やむを得ず並走してしまう場合は、
その時間をできるだけ短くするようにしましょう。

これには、2つの意味があります。

まず、隣の車にもサイドミラーの死角があるわけで、
特に相手が大型トラックなどの場合、
自車の存在が相手には見えていない危険性があります。

なので、同じ向きに同じ速度で走っている場合は、
すぐ隣ではなく、
敢えて少し遅れた位置を走るようにすると良いでしょう。
その際には、相手のサイドミラーを気を付けて見てください。
隣の車のサイドミラーにその車のドライバーが映っていれば、
逆に、相手からも自分が見えていることになりますので。

もう1つの意味は、ずっと並走していると、
隣の車の動きを妨害してしまうことがあるということです。
相手がウインカーを出しても、こちらは気付きませんし、
また、特に二輪車は、
意図しない動き(ふらつき・転倒など)をするので危険でもあります。

これは、等速走行時だけでなく、
追い越し・追い抜きの際も同じことが言えます。
典型的なのは、相手が「自転車」のとき。
自転車を追い越すときに速度を落とすのは以ての外なのですが、
意外にこれをやってしまうドライバーは多いです。
並走している時間をできるだけ少なくするべく、
(もちろん許される範囲内で)速度を上げて追い越しましょう。


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横断歩道に近づいたら

2013-12-16 23:59:29 | Weblog

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横断歩道に近づいたら、
まず、横断しようとしている歩行者等の有無を確認してください。
横断しようとしている歩行者等がいないことが明らかなら、
そのまま通過して構いません。

しかし、
横断しようとしている歩行者等(&もちろん横断中の歩行者等)がいたら、
横断歩道の手前で停止して、渡らせます。
まあ、これは当然のことと理解できるでしょう。

問題なのは、
横断しようとしている歩行者等がいるのかいないのか、分からないときです。

でも、そんなに難しく考える必要はありません。
いるかいないのか分からないのならば、
減速して(場合により徐行・停止して)、
いないことを確認してから通過するだけのことです。
特に、横断歩道直前に停止車両がある場合は、
一時停止しなければならない(道路交通法第38条第2項)ので、
注意しましょう。

そう考えれば、横断歩道では、
停止することを基本に置き、
停止できるような速度で進むべきなのです。
そして、例外的に、
減速せずにそのまま通過できることもある、
と認識しておくのが正しいでしょう。


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チェーンの裏表を間違えないで

2013-12-14 22:59:01 | Weblog

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関東ではこの冬一番の冷え込みとなり、
北国からは雪の便りも聞こえてきましたが、
チェーンの準備は整っていますか?
そして、持っているだけでなく、装着も出来ますか?
自信の無い人は、今のうちに、
乾いた路面で装着の練習をしておきましょう。

ところで、
はしご型の金属チェーンには表と裏がありますが、
たまに、裏返しに巻いている車を見掛けますね。
“爪”が出ている方が表(路面側)ですよ。
爪が雪面を噛むのが効果的ですし、
逆に爪を内側に向けるとタイヤを傷つけてしまいます。

そういうのも、
雪が降らないうちに確認しておくと良いでしょう。

ちなみに、パイロットアカデミーは、
チェーンを巻くほどの雪が積もったら、路上教習は中止にします。
(場内コースが使用可能なら所内教習に切り替えます)

雪国の方々には笑われそうですが、
ラインも見えず、通常の加速や減速の練習もできないのでは、
教習の効果が期待できないからです。
この冬はそういう日が無いことを願っています。


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運転の「3秒ルール」?

2013-12-12 14:18:02 | Weblog

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発進の前や進路変更の前には、
当然、安全確認が必要です。

しかし、例えば、
「一時停止」の標識のある所や「踏切」で、
安全確認後に発進しようとしたところ、エンストしたような場合、
そのまま再発進したら、
最悪、「一時停止義務違反」(その場で試験中止)になります。
安全確認してから一定時間(「3秒」と言われます)を経過したら、
確認した時とは周囲の状況が変わってしまい、
せっかく確認した安全が確保できなくなってしまうからです。

エンストばかりでなく、
歩行者が飛び出したとか、対向車が予期しない動きをしたとかにより、
確認後3秒以内に発進や進路変更の動作を起こせなかった場合は、
改めて安全確認が必要となります。

俗説として、
食べ物を落としても3秒以内なら拾って食べることができることを
「3秒ルール」などと言いますが、
言わば「運転の3秒ルール」とでも言うところでしょうか。


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