Pilot-Kの「前見て加速!」

自動車運転に関するアドバイス・感想等を書いていきます。※偶数日更新(原則)

坂道の通過方法(技能アドバイス)

2007-03-30 23:19:23 | Weblog
【上り坂】
上り坂が見えたら、坂にかかる手前、平らなうちに
アクセルを少し強めに踏み始めてください。
マニュアル車の場合、坂を登っている途中でエンジンが苦しそうになったら
(本当は“苦しそうになる前に”が望ましいのですが)
ギアを落としてください。
オートマ車の場合は坂道に負けないようにアクセルを踏むだけですが、
つい余計な加速をしがちですので、加減が必要です。
そして、坂の頂上付近では徐行します。
アクセルを緩めれば自然に速度が落ちるので、それで良いでしょう。

【下り坂】
下り坂が見えたら、まず減速する習慣をつけましょう。
そして、上るときに選択するギアに入れます。
セカンドで上る程度の勾配を下るならセカンド、
サードで上る程度の勾配を下るならサード、ということです。
オートマ車の場合は、どんどんスピードが出てしまわないように、
下り坂が長く続くような所では「3」または「2」にしておきます。
崖のような急坂を下る時には「L」(または「1」)を使います。
下っている際は、エンジンブレーキとポンピングブレーキを併用します。
クラッチを切って惰力走行したり、ブレーキを踏みっぱなしなのは
危険ですからやめましょう。
そして、下り終わって平らな所に来たら、
マニュアル車なら適切なギアを選択、オートマ車は「D」に戻します。

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自動車教習所の種類

2007-03-28 23:53:08 | Weblog
タウンページの「自動車教習所」の項目を開くと
数多くの業者が名を連ねています。
しかし、それらは皆同じではなく、次のような区分が有るのです。

公安委員会に届け出ている教習所を「届出教習所」と呼びます。
『教習原簿』に記載された指導カリキュラムに沿って教習が行われます。
※後述の「指定教習所」も法律上は「届出教習所」に違いないのですが、
 普通はそう呼びません。

届出教習所には、「特定教習(応急救護や高速教習など)」を行うことを
認められている「特定届出教習所」と呼ばれる所も有ります。

公安委員会が定める一定の基準を備えた教習所は、
卒業検定をもって試験場での実地試験とみなす指定を受けられます。
これが「指定教習所」(一般には「公認教習所」と呼ばれます)で、
そこの卒業生は試験場で学科試験さえ合格すれば免許を取得できる
ことになります。

また、公安委員会に届け出ていない教習所(個人指導を含む)も有ります。
(私もその一人です。)

このように、教習所は公認教習所だけでないことを覚え、
それぞれタイプごとにメリット・デメリットが有りますから
(メリット・デメリットは後日説明したいと思います。)
自分に合った教習所を選ぶことをお勧めします。

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シフトレバーのボタン(AT車)

2007-03-26 21:57:06 | Weblog
AT車のシフトレバーにはボタンが付いていて、
特定のポジションに入れるにはそのボタンを押さなければなりません。
なんだか非常に難しく書いてしまいましたが、つまり、
「ボタンを押さないと動かないポジション」と、
「ボタンを押さなくても動くポジション」とが有るということです。

車種によって異なりますが、多くの車では、
「N⇔D⇔(3⇔)2」の間はボタンを押さなくても動き、
「R」に入れる時と「L(または1)」に入れる時には
ボタンを押すような機構になっていると思います。
(R・Lから抜く時にはボタン不要)
これは、俗に「馬鹿よけ」と呼ばれる、人為的なミスを防ぐ機構で、
間違えてバック(R)に入れてしまうようなことが無いように、
ドライバーに意識して操作させるための仕組です。

ということで考えると、普段から常にボタンを押して操作してしまっては
肝心な時に馬鹿よけが働きませんので、ミスが発生しやすくなります。
「ボタンを押さなくて動く位置では『押さない』習慣」を付けるべきでしょう。

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目標や手順(自動車教習の話)

2007-03-24 23:37:01 | Weblog
教習で、「ここまで来たらハンドルを切ってください。」とか
「運転席からこのように見える所まで進んでください。」というように、
目標を使って教えるのは、実は小生はあまり好きでありません。
別の車に乗ったり違う道を走ったりしたら通用しないとのも有りますが、
車体の動きを把握するのが身に付かなくなるのが一番の理由だからです。
でも、そうは言っても、目標を使った方がコツをつかみやすい場合や
車体の動きがとらえにくい場合には、目標を使っています。

また、いろいろな動作を複合させて操作しなければいけないときには
「初めに○○をやって、次に○○をやって、次に‥」というような手順を
教えてしまうこともあります。

しかしながら、これら“目標”や“手順”は、あくまで
「この道にこの車を走らせる」こと(目的)を行うための手段なのです。
ですから、実際の運転では「目標合わせ」に意識が行ってしまったり、
手順の一つ一つに拘ってみたり、というのは非常にナンセンスです。

慣れないうちは仕方が無いですが、うまく操縦できるようになってきたら
「目標や手順を一旦忘れてみる」というのも良いでしょう。

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駐車禁止でない道路への駐車

2007-03-22 23:02:47 | Weblog
長時間駐車しなければならない時、
「駐車禁止の道路」と「駐車禁止でない道路」との
どちらに駐車するのが、罪が重くなると思いますか?

駐車禁止の道路に駐車すれば、当然「道路交通法違反(駐車違反)」ですが、
駐車禁止でない道路に駐車した場合には、
「保管場所法(俗に車庫法とも)違反」となることがあります。
道路交通法では反則金を納めれば起訴されないのですが、
保管場所法には反則金制度は無いですから、いきなり裁判になります。
ほとんどのケースで略式起訴され、簡易裁判所で罰金刑が言い渡されるようです。

駐車禁止の道路なら反則金で済む(最近は反則金すら払わない例も聞きます)のに
駐車禁止でない道路では罰金(すなわち“前科”)となるわけです。
なにか変な感じがしますが。

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夜の自転車が怖い

2007-03-19 23:16:49 | Weblog
 夜ドライブしていて自転車が無灯火で走っていると怖いですね。特に冬は黒っぽい服を着ている人が多いため、まさに「闇夜のカラス」。すぐ近くに来るまで気が付かず、ぞっとします。
 それでも向こう(自転車)がこちら(自動車)に気づいてくれているならまだ安心なのですが、昨今は携帯電話で話しながら自転車に乗っている人の多いこと、多いこと。でなければ、イアホンで音楽を聴きながら走っている人も多いようです。お互いに気づかずに危ない思いをしたこともしばしば有ります。
 運転中(自転車も自動車も)の携帯電話が危険なのは片手運転だからじゃないです。会話に意識が行ってしまって注意が散漫になってしまうことが問題なのです。イアホンを付けて走るのも同様です。
 それから、自転車は足を着くのを極端に嫌いますね。自転車に乗るとどうしても止まらずに進もうという意識になってしまうのは理解できないわけではないのですが、「そんな無理して走らなくても一旦止まれば余裕が出るのに。」と思いながら、ハンドルを握っています。
 これを読んだ方は、自転車に乗る時にはぜひ気を付けてもらいたいものです。夜道を仮免で路上教習している車も有ることも忘れないでください。

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ハンドルを握る位置と持ち替え方(初心者向けアドバイス)

2007-03-18 15:55:42 | Weblog
運転教本には、
「ハンドルは10時10分から9時15分の間で持ちましょう。」と書いてあります。
もちろんドライバーの体型や好みも有りますが、
ずっとまっすぐ走るときは「9時15分」のほうがラクですし、
ハンドルをたくさん回す場面では「10時10分」のほうがやりやすいと思います。

ハンドルを左に回すときには、
「10時10分」に握ったまま左へ傾けていき、
右手が「10時」の位置まで行くと、左手が「6時」の所で裏返りますから、
その直前に左手を離して「2時(10分)」の位置に持っていきます。
そのまま回し続けると、今度は右手が「6時」の所で裏返りますから、
やはり直前に右手を離して、「2時(10分)」の位置に持っていきます。
この繰り返しでハンドルを回すのが基本(理論的な基本)です。

とは言っても、実際はハンドルを止めて持ち替えるわけではないので、
「10時10分」の位置ではなく、
「9時5分」だったり「8時00分」だったりすることになります。
いずれにしても、ハンドルの下半分で持ち替えることの無いように注意してください。

ハンドルを右に回すとき(左へ回ったハンドルを戻すときも含む)は
この逆をやることになります。
もっともハンドルを戻す時には、アクセルを踏んでいけば
ハンドルがまっすぐになろうとするので、その力を利用できますけど。
ただし、手離しはご法度です。

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狭路課題(クランク・S字)の通行について

2007-03-16 23:57:38 | Weblog
自動車運転教習の典型とも言える狭路課題には
クランク型コースとS字型コースが有ります。
(2種免許の鋭角コースも広義には狭路に含みます。)

クランクもS字も、「4つのタイヤが通る軌跡をイメージする」のがコツです。
特に後輪は内輪差を作りますので注意が必要です。
“内輪差”なんて、今さら言われずとも頭の中では理解できているはずでしょうが、
いざ狭路に進入すると、ボンネットを道の真ん中に通らせてしまい、
後輪を縁石に乗り上げてしまう人が多いです。

前にも書きましたが、内輪差で乗り上げるのは本当に恥ずかしいことです。
内輪差は、乗り上げるまで(人が相手なら轢くまで)気がつきません。
前輪が外側にぶつかりそうなのは見えていますから、
ぶつかる前に切り返しをすれば良いのです。
狭い所ではわざと大回りをするように意識してみてください。

「4つのタイヤをイメージ」が難しい人は、
ボンネットが道の外へはみ出すように見えるくらい前輪を外側に通らせる一方、
ドライバーは「後輪の通る軌跡をイメージ」して通行しても良いでしょう。

それと、完全に停止してしまうと車の動きが分からなくなりますので、
少し(AT車ならクリープ程度)進みながらハンドル操作したほうが
やりやすいと思います。

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ハンドルを切る量(技術アドバイス)

2007-03-15 00:13:18 | Weblog
曲がって進むにはハンドルを回します。まあ当然ですけど。
で、どのくらい曲げたいかによってハンドルを回す量が違うのも、
これまた当然なのですが、この感覚をつかむのに苦労する人も多いです。

【クランクでハンドルを切る時】
クランクコースのような、直角に曲がらなければならない時は、
後輪が内輪差を作りますので、気持ち、前に進んだ状態から
ハンドルを全部回して行きます。遠慮せずに全部です。

【直角の左折・右折】
左折の際も、基本的にはハンドルを全部回します。
車体をカクンと左に向けることを考えれば理解できると思います。
左の縁石の隅切り(縁石が丸くカットされている部分)を後輪を通過させます。
狭い路地から右折で広い道へ出るような場面では、直角に右折します。
自分のこれから走る車線まで進んだら(そこまではハンドルを切らないで)
そこから、おもむろにハンドルを切ります。

【Rが大きい左折・右折】
左折の際、隅切りが大きい所では、ハンドル全部では曲がりすぎますので、
「後輪が隅切りを通過する」のを意識しながらハンドルを回すことになります。
右折の場合は、直近マーク(交差点中央の菱形)に車体が近づいた所で
ハンドルを1回転切ってください。迷わず1回転で、直角に曲がれます。
まあ、路上に出ると必ずしも90°に右折するとは限らないのですが、
基本として覚えておいてください。

【カーブ】
教習所の内周(左カーブ)ではハンドルを「3/4回転」、
外周(右カーブ)ならハンドルを「半回転」、です。
このやり方は、教習所内のコースでしか通用しないので小生は教えない方法ですが、
手っ取り早くカーブが曲がれてしまいます。
カーブが苦手という人は試してみても悪くはないかも知れません。

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タクシー会社の二種免許養成採用

2007-03-13 02:55:00 | Weblog
 養成コースでタクシー会社に採用されたという方(府中試験場で普通2種を受験した際の小生の直前の受験者)の談話です。聞いたままの受け売りで、裏づけを取っておりませんので、参考程度に。

 採用条件・・・雇用契約は2ヶ月、月8万円(額面か手取りかは不明)を給付する。二種免許を取得できた時点で正規の雇用契約に切り替えるが、この2ヶ月の間に二種免許を取得できなければ契約の更新は無し。(つまりクビ)
 練習方法・・・養成員10人くらいが交代で練習できる(専用練習コース有り)が、ハンドルを握れるのは1日30分程度。残りの時間は学科項目を自習。

 ちなみにこの談話された方は残念ながら不合格でした。
 タクシー会社の制服を着て来て試験不合格というのはみっともない話ですが、試験場では意外に多く見かけます。もしも(「もしも」ですけど)、「タクシー運転手くらいなら簡単になれる」と思っているとしたら、それは甘すぎますね。

 何の仕事でもそうでしょうが、その道で食べていくには大変な苦労がありますし、そんな心構えでは二種免許は取得できないでしょう。

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