Pilot-Kの「前見て加速!」

自動車運転に関するアドバイス・感想等を書いていきます。※偶数日更新(原則)

路上運転は疲れますよ

2016-07-30 18:59:06 | Weblog

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路上での運転は、
他の車や歩行者等にも注意を払わなければならず、
バスも走っていますし、障害物もあったりして、
言わば「例外の連続」ですから、非常に疲れます。
特に仮免許を取得して最初の路上教習は、
下車後に眩暈を感じる人もいるくらいです。

いや、逆に、そのくらいでないといけません。
慣れてくれば、
「危険な所・それほど危険でない所」の分別が付くようになってきますが、
最初は、すべての事象に注意を払わなければならないからです。

まれに、
「2コマ連続(もしくは3コマ連続)の路上教習を」という
リクエストをいただくことがあります。
でも、パイロットアカデミーの教習は1コマ100分間ですから、
もちろん途中に休憩を入れますが、
2コマで約4時間、3コマでは約6時間、運転していることになりますよ。

これが、過去に運転免許をお持ちだったとか、
既に何回か路上教習を受けているとか、
路上運転でどのくらい疲れるのかが分かっている方ならまだしも、
路上未体験の人では、ちょっと無茶です。
ですので、そういうリクエストは取り下げていただくよう、
説得することにしています。

それと、所内教習にも共通する話ですが、
連続教習は予復習の時間が取れませんから、
思ったほど教習効果が上がりません。
2コマ連続教習よりは、1コマ教習を2日間やる方が、
教習効率の面からもお勧めと言えます。


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追い越す相手(対象物)

2016-07-28 15:59:48 | Weblog

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道路交通法の定義によれば、
「追い越し」とは、
「進路を変えて、追い付いた車両の前に出ること」
を言います。

この定義を、
(1) 進路を変えること
(2) 相手に追い付いたこと・相手の前に出ること
(3) その相手が車両であること
の3つに分解して考えてみましょう。

(1) 進路を変えること
進路を変えずに相手の横を通って前に出るのは「追い抜き」であって、
「追い越し」ではありません。

(2) 相手に追い付いたこと・相手の前に出ること
はっきりとは書かれていませんが、文意を読み取れば、
自分と相手が同じ向きに走っていることが前提となります。
すなわち、相手が停まっている場合や向き合って走っている場合は、
「追い付いた」あるいは「前に出る」という表現になりませんから、
それをよけて通ったとしても、「追い越し」とは言わないのです。

(3) その相手が車両であること
車両には、原動機付自転車や軽車両も含まれます。
しかし、バイク(エンジンを切っている状態)や自転車を押して歩いている人は「歩行者」であること、
そして、相手が「歩行者」である場合は、それをよけて通っても「追い越し」にならないこと、
を覚えておきましょう。

これらが整理できていれば、
例えば、オレンジの中央線(追い越しのための右側はみ出し禁止)の道路で
自転車に追い付いた場合に、その横を通過して行けるかについて、
(1) 自車線内で追い抜けるならOK
(2) その自転車が停まってくれたなら、はみ出してもOK
(3) 自転車から降りて押して歩いているなら、はみ出してもOK
ということが理解できると思います。


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制限速度をオーバーしても減点されない場合

2016-07-26 12:39:40 | Weblog

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標識で最高速度が指定されている道路では、
その速度を超えて走ってはいけません。

それはそうなのですが、
例えば、府中の路上試験コースを走ってみると、
制限速度の標識がしばらく出てこない道路や、
「この広さで30キロ制限?」と思える道路があったりして、
つい、スピードを出しすぎてしまうことがあります。

そういう場合、
試験では、「速度超過」として減点されるのでしょうか。

まず、前者の例(しばらく標識が出てこない道)では、
標識を見つけてすぐに速度を落とした場合は減点されません。
この場合、必ずしもブレーキを踏まずとも、
アクセルを緩める程度でOKです。

しかし、後者の例(「この広さで30キロ制限?」の道)では、
容赦なく減点されます。
標識を見て、その指示に従って運転するのは、当然のことであって、
それの出来ない人に免許は与えられないからです。
「速度超過」は一応「20点減点」ということになってはいますが、
ほぼ「試験中止」に近い“致命傷”と認識しておくべきでしょう。

なお、
「1つ目の標識を見落としたが、2つ目で気が付いて減速した」場合に、
「試験後の講評でも指摘されることなく合格した」という話は聞いたことがあります。
その時の試験官が上に挙げた前者の例によって採点してくれたのかも知れませんが、
これを鵜呑みにするのは危険だと思います。

やはり、まずは標識の有無を確認する習慣を付けましょう。


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NTSC方式と右足ブレーキ

2016-07-24 14:49:27 | Weblog

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テレビのアナログ放送が停波して、今日で丸5年とか。
もう、そんなになるんですね。

地デジは、アナログ放送との互換性が無く、
しかし、そうであったがゆえに、
テレビ受像機の買い替え需要を生み、
結果的に、東日本大震災で落ち込み気味だった消費を上向かせた効果も
あったことは否めないでしょう。
(小生の自宅では今もトリニトロン受像機が現役で活躍していますけど…)

ところで、半世紀ほど昔、
当時のアナログ白黒放送をカラー化する際には、
それまで普及していた白黒テレビとの互換性が求められたため、
日本やアメリカ等では、
「輝度信号+カラー信号」(白黒テレビは輝度信号だけを受信)
による「NTSC方式」を採用したそうですね。

この話は、
「左足ブレーキ」の是非を論じる際にも用いられることがあります。

すなわち、
AT(オートマ)車においては、左足でブレーキペダルを踏む方が、
右足をアクセルペダルからブレーキペダルへ踏み替えるよりも早いはずですが、
それだと、MT(マニュアル)車に乗った時に通用しません。
「MT車では右足ブレーキ、AT車では左足ブレーキ」と使い分けるのは、
ベテランドライバーにも難しいですし、また、事故の素でもあります。

そのため、「MT・ATの互換性」という面から
ドライバーへの負荷と安全とを考慮して
「車種にかかわらずブレーキは右足で踏む」と覚えておくのが
推奨されているところです。

もっとも、右足ブレーキが推奨される理由は他にもありますが、
今日は、アナログ停波に関連づけて書いてみました。


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一時停止は3パターン

2016-07-22 15:19:50 | Weblog

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一時停止しなければならない場所は、
大きく分類して3パターンあります。

1.踏切
これは言うまでもないでしょう。
停止線の手前50cm~1m(採点基準では「概ね2m以内」)の所で停まって、
左右それぞれ線路の遠くの方を確認してください。
ちなみに、東京(府中・鮫洲)の路上試験コース上に踏切はありません。

2.標識や信号で一時停止が指示されている場所
これも言うまでもない…、と言いたいところですが、
標識を見落としたり、赤の点滅信号の意味を忘れていたり、
“うっかり”停止しないことが、結構よく見られます。
鮫洲の路上コースで言うと、
側道から本線への合流地点に「一時停止」の標識があるのですが、
この標識を見落として停まらずに合流し、涙を呑んだ受験生が
どれだけいたことでしょう。

3.歩道の直前など
歩道を横切る直前では歩行者保護のため一時停止することになっています。
交通整理されていない横断歩道でも、原則的には「同じ」と考えてください。
ただし、横断歩道の場合は、
横断しようとしている人がいないことが明らかであれば停まらなくても良い、
という例外があると理解しておきましょう。
他にも歩行者保護のために一時停止するべき場面はいろいろありますが、
ここでは、代表的なものだけを挙げて説明しました。

さて、これらの場面で一時停止しなかったら、
試験ではどれだけ(何点)減点されるか、ご存じですか?

実は、減点されないのです。
なぜなら、その場で「試験中止」だからです。

そして、意外に(ある意味、意外ではないかも)、
過去に免許を所持していた人が、
これで一発不合格を食らうケースが多いようです。
くれぐれも油断の無いように、
しっかり停止して安全を確認から再発進するようにしてください。


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クリープを使って良いのか

2016-07-20 18:29:38 | Weblog

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「クリープって、コーヒーに入れるのじゃないよ」って、
今や口にする人もいないであろうオヤジギャグのシーラカンスですが、
この業界を題材にした某映画では使われていましたね。
(それももう20年以上も前の話ですか。そうですか。)

ところで、AT車がアクセルを踏まなくても動き出す「クリープ」は、
使うべき場面では使って良いのですよ。
例えば、見通しの悪い交差点とか、狭路(S字・クランク・後退種目)とか。

なぜ、ここで「使って良い」という表現を敢えて使ったかと言うと、
「意図しないクリープ」は減点の対象となっていて、
それを指摘される教習生が多いからです。
このケースの(悪い)例としては…
・発進の際、確認が終わる前にブレーキを緩めてしまう
・アクセルを踏まずに動き出す(直後に右左折する場面で顕著)
・ブレーキが甘くて車がじりじりと動いてしまう etc.etc.
最後のは論外としても、
いずれもドライバーがクリープを使おうとして使ったものではないので、
減点もしくは厳しい試験官だと試験中止になる可能性もあります。

でも、逆に、必要なら(その多くは「徐行」が求められる場面です)
クリープを使ってください。
これはクリープに限った話ではありませんが、
車に備わっている機能は、正しく、効果的に、使うべきですので。


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坂の勾配を「‰(パーミル)」で表すのには意味がある

2016-07-18 19:49:31 | Weblog

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坂の勾配は、
「‰(パーミル)」を用いて表されることが多いですね。
これに関して巷では、
「°(度)」を用いた方が分かりやすいのでは?
という意見もよく耳にしますが、果たしてそうでしょうか。

例えば、教習所のコースに造られている坂道は概ね100‰ぐらいなので、
これが一般道にあったら結構な急坂ということになりますが、
「100パーミル」ではなくて角度で「6°」と聞いたら、
緩やかな坂に感じてしまいませんか。
上りであれ下りであれ、ドライバーが坂を侮っては危険ですから、
大きい数字で勾配を表現した方が注意喚起には適していると言えます。

ちなみに、昨今は、
「‰(パーミル)」に代えて「%(パーセント)」を用いることが多くなっているようです。
おそらくこれも「一般的に分かりやすい」という理由によるのだろうと推測されますが、
数字が小さく見えるパーセント表示は、個人的には疑問に思っています。


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知恵ある悪魔(clever devils)

2016-07-16 20:39:08 | Weblog

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たまたま見かけた今朝の読売新聞『編集手帳』は、
初放映から今年で満50年になる『ウルトラマン』に登場する
「科学特捜隊」の本部がパリにあったことになぞらえて、
南仏ニースでの事件を評し、
「怪獣はいま、人間の心に棲んでいる」とまとめていました。

「さすが文章のプロ。なかなかうまい事を言うものだ。」
と感心しながら読みました。

その一方、ニースでの事件に関しては、
「神なき知育は知恵ある悪魔をつくることなり」(小原國芳)
という言葉も頭をよぎりました。
※ネット情報によれば、
 初代ウェリントン公爵アーサー・ウェルズリーの
 「Educate men without religion and you make of them but clever devils.」
 (宗教なき教育は、ただ悧巧な悪魔を造る)という言葉が元になっているそうです。

政治的・宗教的なイデオロギーはどうであれ、
人の生活を快適にするべき道具であるはずの自動車が
残虐行為に用いられたことは、残念でなりません。
かの犯人にトラックの運転を教えた人は、
こんな事を望んでいたのだろうか、とも思ってしまいます。

テロは極端な例としても、
暴走や飲酒運転など、車を凶器にする行為は、
商売がら、やはり許せません。
知恵ある悪魔をつくってはいけないのだと
強く思った次第です。


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右折にだって巻き込みはあります

2016-07-14 17:58:47 | Weblog

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左折の際には、
自転車などを巻き込むおそれがあるため、
ハンドルを切る直前に、
左横を直接目視で確認してください。
しかし、巻き込みというのは左折だけの専売特許ではありません。
右折の時にだって、巻き込みは起こりえます。

右折のために速度を落とすと(それ自体は正しい行為なのですが)、
その右側をバイクが追い抜いていくことがあります。
原付だって試験に合格して免許を取ったはずなのですが、
車が曲がる際には内輪差が生じることを忘れてしまっているのか、
それは承知していながら停まりたくないのか、
ただ急いでいるだけなのか、
ともあれ、そんな危険なバイクが(まれに自転車も)
一定数いるのが現実です。

ですから、四輪車のこちらとしては、
右折だからと言って油断することなく、
ハンドルを切る前には右横を目視確認してください。

左折であれ、右折であれ、
「ハンドルを切ろうとする側の安全を確認するのは必須」
と覚えておきましょう。


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合格おめでとうございます!

2016-07-12 17:46:50 | Weblog

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16063K様

本免技能試験合格のご報告ありがとうございました。

ご自宅から遠い府中で頑張りました。

1回目の路上試験は、不意の対向車飛び出しに泣きましたが、
2回目の今回は、試験官から特段の指摘事項も無く合格できたそうで、
良かったです。

既に特定教習を受講されていて、すぐに免許証になるとのこと、
早速、今夜からでも運転できますね。
パイロットアカデミーの教習で身に付けたことを活かして、
これからも安全運転に勤しんでください。

おめでとうございました!


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