Pilot-Kの「前見て加速!」

自動車運転に関するアドバイス・感想等を書いていきます。※偶数日更新(原則)

サイドブレーキを掛けても掛けなくても良い?

2016-06-24 20:49:50 | Weblog

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教習では、
「やらなくてはいけない事(義務)」と「やってはいけない事(禁止)」を
重点的に練習しているはずです。
が、中には、
「(義務ではないが)やった方が良い事」や
「(禁止ではないが)やらない方が良い事」というのもあるので、
それらの区分は意識しておきましょう。

例えば、コース内の「坂道発進」課題でのサイドブレーキ。

坂に負けずに発進できるならサイドブレーキは掛けなくても良いのですが、
試験では後部座席に人(次の受験生)を乗せているので重くなっていること、
そして、万が一逆行してしまった場合のリスクが高すぎることを考えれば、
サイドブレーキを掛けないことにさほどのメリットが無いので、
「掛けた方が良い」と言えます。

ところが、これが「踏切」でのサイドブレーキの話になると、
ちょっと違ってきます。

踏切は坂になっている所が多いので、
MT(マニュアル)車は、サイドブレーキを使って、
いわゆる坂道発進をするのをお勧めしています。
上の区分で言う「やった方が良い事」に分類されますね。

が、AT(オートマチック)車では、
目に見えるほどの急勾配の坂になっていない限り、
踏切でのサイドブレーキは、掛けても掛けなくても良いです。

サイドブレーキを掛けなくても
踏切程度の坂に負けて逆行するのは考えにくいですし、
他にもやるべき行為が多い踏切通過の課題遂行中に
サイドブレーキを「掛ける」・「解除する」の2工程が加わることで、
「発進遅れ」につながるリスクすら生まれてしまうからです。

その一方で、サイドブレーキを掛ければ、
「速度ゼロをドライバー自身が意識できる」というメリットがあります。
「停止したことを試験官にアピールする」という意味もないではないですが、
試験官が停まったかどうか判らないなんてありえませんから、
こちらは、サイドブレーキを掛けるメリットとして説明するには弱いですね。

結論として、AT車での踏切通過にあたっては、
サイドブレーキは掛けても掛けなくても、どちらでもOKです。
「やってもやらなくても良い」という行為は
所内教習課題では珍しいのですけどね。


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