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複数通行帯のある道路では、
最もセンターライン寄りの車線を空けて走るのが基本ですが、
何らかの事情で右側車線を走ることもあります。
そんな時に、後ろを走る車が右ウインカーを出していると
「早く行け」と急かされているような感じを受けますが、
そういう意味ではありません。
右車線で(進路変更するわけでもないのに)右ウインカーを出すのは、
自分が減速することを後続車に知らせるための合図です。
これは法律上の義務ではないですが、“暗黙の約束事”となっています。
似たようなものに、
高速道路で渋滞などにより停止する場合に
「ハザードランプ(非常点滅表示灯;ヨンチカ)」を出すことがありますね。
さて、この「右ウインカー」は、
元々はトラックが排気ブレーキを使う際に用いて、
「左から追い越してください」の意味だったそうですが、
今は、右車線で減速する意思表示として広く用いられています。
その派生で、「前に遅い車がいます」という意味でも理解されますが、
決して前の車に対して「早く行け」と言っているわけではありません。
どちらにしても、前を走る車としては、
後ろの車に急かされたとしても、やみくもに加速しないでください。
ドライバー自身の判断で(もちろん安全を確認したうえで)
必要なら、スピードを上げてください。
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