缶詰だけど、それが何か?

缶詰、レシピ、散歩、食べ歩き、いろんなものがあります

DoaU375日目_Part1_中野富士見町という街

2010-03-11 19:56:19 | 失業生活
3/10(水)

丸ノ内線に中野新橋という駅がある。

新宿から中野坂上に、そこで同じ丸ノ内線に乗り換える。
方南町までたった4駅をつなぐ、たった3両の電車に。
中野新橋は1つ目。

住んでいるのは売れない芸人や歌舞伎町のおねーさんが多かった。
歌舞伎町からだったら3kmぐらい、タクシーでもたいした金額にはならない、
その割りに、家賃はけっこう安い、そんな理由だと思う。

藤島部屋(当時)が近所にあった。
部屋御用達の肉屋の肉はもちろん自家製ソーセージは絶品だった。
すが原という鰻屋もこれがまあ激しくうまい。
駅前のラーメン屋のパイコー麺もなかなかどうして、
焼肉屋や居酒屋もそれなりにあって、楽しい街ではあった。

ただ、ちょっと雨が降ると神田川が氾濫する。
地下鉄丸ノ内線の辺りが一番低地なので、すぐに土嚢がつみ上がる。
雨水が駅周辺に氾濫する。
およそ東京とは思えない光景が展開する。

こんな街に住んでいた、結婚する前の嫁さんは。

ある日、嫁さんが会社を早退する、おなかが痛くてたまらん、と。
寝れば治る、嫁さんの基本姿勢に従って、寝たらしい。

しかし、だ。
翌朝になっても痛みはひかない、むしろひどくなっていた。
医者嫌いでもしょうがない、近所の内科へ行った。
しかし、近所の内科医ではお手上げ。
病院に救急車が横付けされるというマヌケな光景が展開する。

運ばれたのは隣の駅、中野富士見町にある佼成病院。
よくここまで我慢できたねぇ
執刀医はそう言ったらしい、肥大した虫垂を見せながら。
なんのことはない、虫垂炎だった訳である。
腹膜炎を引き起こす一歩手前、ホントになんとかならんのか?

朝からハローワークの後処理をする。
投函が目的なのか、銀行が目的なのか、とにかく自由が丘に向かう。
すっかり忘れていた健康保険の振込をする。
昼ごはんはマックでいいか・・・そこで気付く。
携帯を忘れた、と。
携帯クーポンが使えなければ、マックになんぞに用はない。
近所のスーパーで牛乳とともに名物を買う、半年ぶりに。



名物かつ重(380円)
広告の品らしいけれど、それでどれぐらい安くなっているのかもわからん。
なんで名物なのかもわからんけれど、まあいいでしょ。
とりあえず、電子レンジで加熱しましょ。



うんざりするほどのとんかつである。
オレ、どっか調子悪いのか?そうとしか思えない、揚げ物を掴むなんて。
相変わらずだ、死ねるぐらいの甘さ。そして油と脂。
まいったね、ホントに。

食後にのんびりしていられる訳でもなく、あたあたと着替えて家を出る。
南北線の四ッ谷で丸ノ内線に乗り換える。
そして、中野坂上、例の3両編成の電車が滑り込んでくる。
懐かしいなあ、そう思いながら乗り込んで2駅。
中野富士見町で下りる。改札は1つだけ。



富士見橋
下りてすぐにあるのが富士見橋で神田川は今日は緩やかだ。
この街は、嫁さんが担ぎ込まれた佼成病院などなど立正佼成会の街。
ここから環七に向けて、立正佼成会の施設がわんさかある。
イヤなところだな、そう思うけれど、まあしょうがない。
時間があるので、ちょっと歩く。
ごはん屋さんはあんまりない、コンビニも少ない。
どうやって生活するんだろ?ココで。
中野坂上まで1kmもない、歩けばいいだけか。

この日、話したのは元官僚である。
いやはやなんとも
よくしゃべる系のオタク、そんな感じ。
話がバラバラと飛ぶ、説明する気があるのかないのか、それすらわからん。
宿題が出る、無理難題の。
どうにもならん、このままじゃ。
リニューアルなんて生易しい手法じゃあ無理。
高須クリニックなら億単位のオペ、どうせいと言うのだ。

また1時間の道のり。
ただ、晩ごはんは昨日のおでんだから何も考える必要はない。
考える必要がある宿題はあるけれど、考える気にもならん。
てか考えることが多過ぎる、やめたやめた。

DoaU374日目_Part5_おでん

2010-03-11 15:38:02 | レシピ
Was nicht ist, kann noch werden.
存在しないものも、いずれできるようになる、
直訳すればこんな感じ。
今ないからといって、出来ない訳ではないという意味。
ただ、無から何かを産み出すことはできない。
何にだってその萌芽はある、そんなニュアンスなのかな。

いいねえ、晩ごはんがあるって
17時、嫁さんがナンプレをやりながら口にする。
ようやく中級編ができるようになって、完全にサル化。
嫁さんは寝る間も惜しんでナンプレと格闘している。
比喩的に、ではなく、ホントに床を転げ回っている。

ダイニングテーブルにも嫁さんにも問題がある。
嫁さんには若干高いので、足が床につかない、だから足が冷える、
だから床暖の恩恵にあずかれない、だから床を転がり回る。
なんだかね、この光景、そう思うけれど、体を冷やすよりはマシだ。

てか、晩ごはんは「ある」訳ではない。
3時間前にはその萌芽すらなかったんだから。

そう、14時には赤坂ラーメンから溜池山王に向かっている途中、
NTTドコモが入っている山王パークタワー前で、
強烈なビル風にあおられながら、必死にタバコに火をつけていたんだから。
溜池山王からそのまま帰れば、家まで5分もかからないけれど、
大岡山で大井町線に乗り換える、キミサワに行くためである。
アタマの中をどんなにひっくり返しても、
おでん
その三文字しか出てこない。

必要な芽を買い、帰るなりいきなり大根の皮をむく。
片面に隠し包丁を入れ、下茹でする。

別鍋でゆで卵を作る。
水から茹でて、沸騰したら6分。

別鍋に出汁昆布を入れて中火に。沸騰したら、おでんの素を。
大根と白滝、ゆで卵、竹輪も煮込み用なので先に投入。



このまま、とろ火で1時間ぐらい。
一度、火を落として一息、六本木通りの画像を整理している横で、
嫁さんがごろごろと床掃除を始めた訳である。

30分ぐらいしてから練り物を。
イカ巻き、ジャガイモをボール状にしたおかしなもの、
黒はんぺんを入れて、さらに煮込む。



30分ぐらい煮たら、また火を落とす。
食べる直前に、キミサワのデリ売り場にあった豆腐のふわふわ揚げを入れてみる。
弱火で出汁をかけながら火を入れて、ふつふつとしてきたら完成。



豆腐のふわふわ揚げが異常にうまいんですけど。
そのままトースターで温めて、おろしショウガと醤油でもいいよな、
そう思いながら、ほふほふと頬張る。

食後、嫁さんはまたもナンプレに挑む。
上級編になると歯が立たない。
やっぱり食べた後はアタマが働かないなあ
いやはやどうにも
いずれ、論理性の芽は出る、そう思いながらヒントを与える。

DoaU374日目_Part4_赤坂ラーメン(ラーメン/赤坂)

2010-03-11 11:05:31 | 食べ歩き
TVチャンピオンからはいろんな人が出た。
ラーメン王・石神秀幸を筆頭にギャル曽根とか。
ジャイアント白田は今どこで何をしてるんだろ?

食べる側、作る側、ホントにいろんな人がいた。
この人が出てきたのはいつだっけ?
佐藤強
ラーメン職人の選手権だったと思う。
当時は、外堀通り沿いにあった店はそれなりの人気店。
ただ、赤坂という土地柄、行列店という訳ではなく、
いつ行ってもそれなりに人がいる、そんな感じの店だった。

溜池交差点で六本木通りにさようなら、外堀通りに入る。
寒いのだ、ホントに。
パワーショベルなど建設機械で有名なコマツを通り過ぎ、
その先の国際赤坂ビルに逃げ込む。
1階には体が温まりそうな食べ物屋はない。

右側に出て、ずんずん進んで赤坂二丁目交番前で左へ。
つけ麺屋じゃあねえ、一つ目の角を右に曲がって進む。
かつて道場六三郎のろくさん亭があったミカドビルを横目に進む。
カプサイシン耐性がせめて高校生並みだったらなあ、そう思う。
ここから青山通りに向かう道沿いは韓国料理屋ばかりなのだ。
その昔は料亭、そして高めのクラブが並んでいた通りは、
その後、韓国料理屋台が並び、そして店舗となった。

そして、あの店である。



赤坂ラーメン本店
初代ラーメン職人王の店である。
昔、一度だけ食べたけれど、別に・・・だったけれど、
この先、進んだ所でカプサイシンの洗礼を喰らうだけだ。
20年ぶりぐらいに入る。

ドアを開ける前に食券機。
かつて食べたのはスペアリブラーメンだったけれど、
20年分、たっぷり歳を取った胃はスペアリブを拒否る。

13時10分、店内に入れば、お客さんはゼロ。
かつての人気ぶりはどこへやら、佐藤強のポスターが悲しげに見える。
そう、佐藤強は店内にはいなかったけれど、待っている時に声がする。
雨やまないね、どうにもならないよ
その言葉とともに入ってきた、佐藤強が。
オレの胃同様に歳を取った彼の姿は、ポスターよりも悲しげだ。

3分ぐらいで出てくる。



赤坂小町(780円)
昔は赤坂ラーメンのロゴが書かれた白と赤の丼が変身。
海苔も様変わり。
えっ?!赤坂ラーメン
海苔に白で書かれていたけれど、そんな余裕も、今はない?

スープはなんだかわからない、豚骨醤油っぽい味付け。
こんなんだっけ?
麺は太めで、スープがよく絡む。
しかし、小麦の香りは?まったくしない、全てが濃厚すぎて。

麺はちょい太め、キライではないけれど、今とはなってはねえ。

トッピングはなぜかレタス、チャーシューは2枚。
八王子ラーメンみたいに生タマネギを刻んだものが。

すべて悪くはないんだけれど、今となってはねえ。
ただ、食べている間に、満席とはいかないけれど、お客さんは来る。
場所柄だよね、ホント。
そして、佐藤強はどこかへと姿を消す。

店を出て赤坂見附方面へと歩いていると、ナンパだよ、オヤジ、
現役です、若いおねーちゃんと一緒に歩いている。
いや、営業です、営業。
たださ、営業よりも励むことはもっとあるでしょ?
もちろんナンパではなくて。