職場が四ッ谷にあった20年前、子分が大阪に転勤することになった。
送別会でもやるか、そう思って、何が喰いたい?そう聞いた。
ヤツは料理のジャンルではなく店名を挙げた。
サッシペレレ
職場から歩いて5分もかからないその店は、
当時、流行しはじめていたシュラスコ料理を出していた。
客の目の前で肉を切り分けてくれるスタイルで、
デビューしたばかりの小野リサの父親が開いた店だった。
暗い店内に流れる音楽は当たり前のようにボサノバ、
肉だってアゴが痛くなるぐらい噛み締める和牛ではない。
肉を切り分けてくれる女性はサンビスタ、
戦闘力の高い衣装の彼女たちは見た目は魅力的だ。
肉を切り分ける、その瞬間にかなり近寄ってくる、
まだ結婚していなかったし、おおっ!となる。
しかし、だ。
その瞬間に、サンビスタたちは40過ぎのおっさんに変身する。
中国人が一番少なく、そして次いで日本人が少ないと言われる腋臭、
コーカソイドはほぼ腋臭だと言っていいぐらいに多い。
だから、彼女たちには当たり前だけれど、オレたちはぎょえっ!となる、
色欲と同時に食欲を奪い去るには十分なほど。
だからボサノバと聞くと、心地よさとかサウダージではなく、
どうもサンビスタたちのフェロモンを思い出す。
守山歩道橋を外回り側に下りる。
もう昼ごはんは諦めた。
コンビニがあれば、肉まんでも買うか、ぐらい。
しかし、守山歩道橋から100mぐらい。
バサノバ
このビミョーな赤の壁面、環七を走るときに気にはなっていた。
しかし、外回り側を走る時は目的地に向かっている時だし、
しかも営業している風情でもなく、何屋だろ?そんな感じ。
やってる訳もない、通り過ぎるけれど、なんと営業中。
行ってみましょう、入ってみましょう。
ドアを開けると左手に券売機。
L字型のカウンターはステンレス、椅子も紺のビニール張り。
外観同様、およそラーメン屋の風情ではない。
店内に流れるのはボサノバ。
しかし店名はバサノバ。
どういう意味だ?そんなことを考えながらも。
ボサノバではない、バサなのだ。
婆娑羅とボサノバの造語?
婆娑羅とは金剛石、つまりダイヤモンド。
もしくは奇抜な衣服に身を包んだ物騒な人間。
ノバは、フランス語のヌーヴォー、英語で言うニュー。
新しい奇抜?そんな意味なのかな。
確かにラーメン屋にしては奇抜、
なんの予備知識もないまま入っているので、どんな奇抜なものが出てくる?
ただ、その風情から大層な期待はせずに待つ。
豚濁和出汁そば(700円)
見た目は豚骨醤油の風情だけれど、豚骨よりもカツオが香る。
ちょっとぬるめのスープはカツオの風味を飛ばさないためなのかな?
ボケ気味になるけれど、それを揚げネギと唐辛子が引き締める。
うまいんじゃないですか?コレ。
麺は細麺。
濃いスープに負けるけれど、歯ごたえはいい感じ。
メンマは噛みごたえ満点の極太で、味はちょい甘みが勝っている。
5mm厚ぐらいの炙りチャーシューもちょっと甘め。
これも濃い目のスープに合わせた結果なのかな?
また来たいな、素直にそう思えるうまさ。
しかし、昼の営業は3月いっぱいとのこと。
夜に新代田・・・下北で飲むことがあっても無理だよ。
移転してくれないかな?自由が丘に。
真面目にそう考えながら店を出る。
送別会でもやるか、そう思って、何が喰いたい?そう聞いた。
ヤツは料理のジャンルではなく店名を挙げた。
サッシペレレ
職場から歩いて5分もかからないその店は、
当時、流行しはじめていたシュラスコ料理を出していた。
客の目の前で肉を切り分けてくれるスタイルで、
デビューしたばかりの小野リサの父親が開いた店だった。
暗い店内に流れる音楽は当たり前のようにボサノバ、
肉だってアゴが痛くなるぐらい噛み締める和牛ではない。
肉を切り分けてくれる女性はサンビスタ、
戦闘力の高い衣装の彼女たちは見た目は魅力的だ。
肉を切り分ける、その瞬間にかなり近寄ってくる、
まだ結婚していなかったし、おおっ!となる。
しかし、だ。
その瞬間に、サンビスタたちは40過ぎのおっさんに変身する。
中国人が一番少なく、そして次いで日本人が少ないと言われる腋臭、
コーカソイドはほぼ腋臭だと言っていいぐらいに多い。
だから、彼女たちには当たり前だけれど、オレたちはぎょえっ!となる、
色欲と同時に食欲を奪い去るには十分なほど。
だからボサノバと聞くと、心地よさとかサウダージではなく、
どうもサンビスタたちのフェロモンを思い出す。
守山歩道橋を外回り側に下りる。
もう昼ごはんは諦めた。
コンビニがあれば、肉まんでも買うか、ぐらい。
しかし、守山歩道橋から100mぐらい。
バサノバ
このビミョーな赤の壁面、環七を走るときに気にはなっていた。
しかし、外回り側を走る時は目的地に向かっている時だし、
しかも営業している風情でもなく、何屋だろ?そんな感じ。
やってる訳もない、通り過ぎるけれど、なんと営業中。
行ってみましょう、入ってみましょう。
ドアを開けると左手に券売機。
L字型のカウンターはステンレス、椅子も紺のビニール張り。
外観同様、およそラーメン屋の風情ではない。
店内に流れるのはボサノバ。
しかし店名はバサノバ。
どういう意味だ?そんなことを考えながらも。
ボサノバではない、バサなのだ。
婆娑羅とボサノバの造語?
婆娑羅とは金剛石、つまりダイヤモンド。
もしくは奇抜な衣服に身を包んだ物騒な人間。
ノバは、フランス語のヌーヴォー、英語で言うニュー。
新しい奇抜?そんな意味なのかな。
確かにラーメン屋にしては奇抜、
なんの予備知識もないまま入っているので、どんな奇抜なものが出てくる?
ただ、その風情から大層な期待はせずに待つ。
豚濁和出汁そば(700円)
見た目は豚骨醤油の風情だけれど、豚骨よりもカツオが香る。
ちょっとぬるめのスープはカツオの風味を飛ばさないためなのかな?
ボケ気味になるけれど、それを揚げネギと唐辛子が引き締める。
うまいんじゃないですか?コレ。
麺は細麺。
濃いスープに負けるけれど、歯ごたえはいい感じ。
メンマは噛みごたえ満点の極太で、味はちょい甘みが勝っている。
5mm厚ぐらいの炙りチャーシューもちょっと甘め。
これも濃い目のスープに合わせた結果なのかな?
また来たいな、素直にそう思えるうまさ。
しかし、昼の営業は3月いっぱいとのこと。
夜に新代田・・・下北で飲むことがあっても無理だよ。
移転してくれないかな?自由が丘に。
真面目にそう考えながら店を出る。