運命は多くの者を罰から解き放つが、誰をも恐怖からは解き放たない
ストア派の哲学者として知られる小セネカは言った。
ローマの元老院議員だった小セネカは、
第3代ローマ帝国皇帝カリギュラに殺されかける。
そして家庭教師を務めた第5代皇帝ネロの右腕となるが、
残虐な性格のネロには愛想を尽かしていたのかもしれない。
罰からは解き放たれていたけれど、恐怖は日増しに募る。
そして、ネロに自殺しろ、そう迫られる。
弟を殺し、母を殺し、妻を自殺に追い込めば、
あとは師を殺害する以外に何も残っていない
そう言い残して死んだと言われる。
いやはやなんとも
運命とはかように残酷なものである。
上馬歩道橋を環七の内回り側に下りる。
246まではすぐだ、300mぐらい。
上馬交差点
国道246号である玉川通りが上を走り、
都道426号である環状七号が上馬陸橋の下を抜ける。
ここを右に曲がって400mぐらいで自由通りの起点・駒沢大学駅前交差点。
ここで左に曲がって、自由通りを進めばすぐだ、そう思う。
しかし、だ。
運命とはかように残酷なものである。
すでに10km以上右往左往して来た訳だ。
自由が丘まで2km程度と思っていた訳だ。
もちろん勘違いだと気付いていない訳だ。
歩くこと1km、国立医療センター横でようやく自分のマヌケに気付く。
2kmとは家から駒沢公園に行く時、立ち寄るセブンイレブンまでの距離、
駒沢公園の南端であって、246ではないのだ、と。
結局、上馬歩道橋から約4km、ようやく自由が丘のピーコックにたどり着く。
家にたどり着けば、もう17時をとっくに回っている。
14.8kmを踏破してきて、さすがにぐったり、
井ノ頭通りよりは遥かにマシ、歩道橋が多かったから、そんな理由。
しかし、日は落ちて暗くなる。
おなかをすかせた嫁さんが帰ってくる時間は迫る。
晩ごはんは決まっている、あのタコ天である。
いやはやなんとも
運命とはかように残酷なものである。
うまくも何ともないタコ天をなんとかしなければならない、
キッチンに立つのもしんどいのに、だ。
練り物のアミノ酸に負けない味付けにしよう、そう考える。
野菜室にはキャベツ、そしてピーマン。
タマネギだってある。
焼きそばを作る時に使ったソーセージも2本。
タコ天を一口大に切り分ける。
キャベツ3枚はざく切りに、ピーマン2個を一口大に。
タマネギは粗みじんにし、ソーセージは斜め切りに。
フライパンに油をひかずにタコ天をから煎りする。
中火でじっくりと水分を飛ばす。
焦げ目がついたらさらに取り出す。
そのフライパンにサラダ油をひいて、タマネギ、キャベツの順に炒める。
ソーセージを加えたら、鶏ガラスープの素を加える。
ざっと炒めたら、皿にあけておく。
フライパンにごま油を追加する。
豆豉醤小さじ2、豆板醤小さじ1、甜麺醤小さじ2を入れ、
弱火でごま油としっかり馴染ませる。
フライパンにタコ天を放り込んで強火に。
ざっくりと絡めたら、野菜を加えて混ぜ合わせる。
最後にごま油をひとたらしすれば出来上がり。
同じ鍋を使い回すから、回鍋肉と言っても問題はないし、
あのへんてこなアミノ酸はきっちり押さえ込んでやった。
しかし、豆板醤小さじ1は多すぎだ。
嫁さんもオレもブラマヨ小杉だ。
ヒーハー
運命とはかように残酷なものである。
タコ天を殺すつもりが自分たちが殺された訳である。
いやはやなんとも
ストア派の哲学者として知られる小セネカは言った。
ローマの元老院議員だった小セネカは、
第3代ローマ帝国皇帝カリギュラに殺されかける。
そして家庭教師を務めた第5代皇帝ネロの右腕となるが、
残虐な性格のネロには愛想を尽かしていたのかもしれない。
罰からは解き放たれていたけれど、恐怖は日増しに募る。
そして、ネロに自殺しろ、そう迫られる。
弟を殺し、母を殺し、妻を自殺に追い込めば、
あとは師を殺害する以外に何も残っていない
そう言い残して死んだと言われる。
いやはやなんとも
運命とはかように残酷なものである。
上馬歩道橋を環七の内回り側に下りる。
246まではすぐだ、300mぐらい。
上馬交差点
国道246号である玉川通りが上を走り、
都道426号である環状七号が上馬陸橋の下を抜ける。
ここを右に曲がって400mぐらいで自由通りの起点・駒沢大学駅前交差点。
ここで左に曲がって、自由通りを進めばすぐだ、そう思う。
しかし、だ。
運命とはかように残酷なものである。
すでに10km以上右往左往して来た訳だ。
自由が丘まで2km程度と思っていた訳だ。
もちろん勘違いだと気付いていない訳だ。
歩くこと1km、国立医療センター横でようやく自分のマヌケに気付く。
2kmとは家から駒沢公園に行く時、立ち寄るセブンイレブンまでの距離、
駒沢公園の南端であって、246ではないのだ、と。
結局、上馬歩道橋から約4km、ようやく自由が丘のピーコックにたどり着く。
家にたどり着けば、もう17時をとっくに回っている。
14.8kmを踏破してきて、さすがにぐったり、
井ノ頭通りよりは遥かにマシ、歩道橋が多かったから、そんな理由。
しかし、日は落ちて暗くなる。
おなかをすかせた嫁さんが帰ってくる時間は迫る。
晩ごはんは決まっている、あのタコ天である。
いやはやなんとも
運命とはかように残酷なものである。
うまくも何ともないタコ天をなんとかしなければならない、
キッチンに立つのもしんどいのに、だ。
練り物のアミノ酸に負けない味付けにしよう、そう考える。
野菜室にはキャベツ、そしてピーマン。
タマネギだってある。
焼きそばを作る時に使ったソーセージも2本。
タコ天を一口大に切り分ける。
キャベツ3枚はざく切りに、ピーマン2個を一口大に。
タマネギは粗みじんにし、ソーセージは斜め切りに。
フライパンに油をひかずにタコ天をから煎りする。
中火でじっくりと水分を飛ばす。
焦げ目がついたらさらに取り出す。
そのフライパンにサラダ油をひいて、タマネギ、キャベツの順に炒める。
ソーセージを加えたら、鶏ガラスープの素を加える。
ざっと炒めたら、皿にあけておく。
フライパンにごま油を追加する。
豆豉醤小さじ2、豆板醤小さじ1、甜麺醤小さじ2を入れ、
弱火でごま油としっかり馴染ませる。
フライパンにタコ天を放り込んで強火に。
ざっくりと絡めたら、野菜を加えて混ぜ合わせる。
最後にごま油をひとたらしすれば出来上がり。
同じ鍋を使い回すから、回鍋肉と言っても問題はないし、
あのへんてこなアミノ酸はきっちり押さえ込んでやった。
しかし、豆板醤小さじ1は多すぎだ。
嫁さんもオレもブラマヨ小杉だ。
ヒーハー
運命とはかように残酷なものである。
タコ天を殺すつもりが自分たちが殺された訳である。
いやはやなんとも