缶詰だけど、それが何か?

缶詰、レシピ、散歩、食べ歩き、いろんなものがあります

DoaU381日目_Part1_レタス焼きそば

2010-03-16 23:11:11 | レシピ
3/16(火)

啓蟄
冬の間、土の中で春を待っていた虫が蠢く時期をこう言う。
そして啓蟄から10日経った今は、菜虫が羽化して蝶になる頃と言われる。
さすがに蝶にはまだ遠いけれど、生温い空気が朝からまとわりつく。
春だなあ、そう思う。
春になると騒ぎだすのは虫だけではない。
躁鬱病と筆頭に精神を病んでいる人たちは、かなり激しい状態になる。

洗濯機なんて回してる場合じゃないと思うんだよね
寒さにとことん弱い嫁さんが虫になる。
去年、散歩しまくったから、家にいちゃいけないような気がするんだよね

そもそも今日は嫁さんのパン教室の日だった。
だから、昨日、キミサワから帰ってきて、マグロを漬込んだ後、
掃除機をかけレンジもキレイに磨いておいた。
しかし、だ。
夜になってキャンセルが入り、ぽっかり開いた1日。
嫁さんのお出かけモードがマックスになるのもわからないではない。
しかし、夜、予定があるでしょ?そう押しとどめる。
てか、もう昼だし。

日曜日に買った焼きそばが1人前残っている。
パン教室用に買ったソーセージもある。
ソース焼きそばはこりごりなので普通にしましょ、普通に。

先週、宅配野菜で届いたレタス、見たくもないけれど、
外葉を含めて5枚を水で洗って5mm幅ぐらいに切る。
塩をふって緑色の液体が出てきたら、水にさらして塩気を抜く。
レタスは加熱すると青臭みがでるので、その予防である。

ショウガ1片を細切りにする。
タマネギ1/2個も細切りに。
ソーセージ4本は斜めに5mm幅ぐらいに切っておく。

フライパンにサラダ油を少しひいて、麺を焼く。



黒コショウをがりがりとしてから、ちょっと醤油をたらしておく。
弱火でじっくりと火を入れる。

別のフライパンにサラダ油をひいて、ショウガを入れる。
香りがたったら、タマネギを放り込む。



バラバラにしながら、ちょっと白コショウをふっておく。

ちょっと色が変わったらソーセージを入れてざくざく炒める。



ソーセージに火が入るか入らないかぐらいでレタスを投入。
反則だけれどもタイムを少しふって、鶏ガラスープの素小さじ2を。
日本酒をちょっとふってから、水を少し加える。

両面、じっくりと焼いた麺に、レタスを水分ごと流し込む。
じゅわっといい音がするけれど、聞き惚れてはいられない。
麺に水分を吸い取らせるように、しっかりと撹拌する。
最後にごま油をたらせば完成である。



麺はどこへ散歩に出かけたんだ?
それぐらいに具がてんこ盛りである。
何しろ、これで2人のおなかを満たすのだ、
麺よりも圧倒的なまでのレタスなのである。

そしてそのレタスは、およそレタスとは思えないぐらいの緑である。
何しろ外葉である。
スーパーで買えば、農薬てんこ盛りなので食べる気もしないけれど、
ほぼ無農薬なので、喰えなくはない、てか食べられる。
収穫時期は啓蟄ぐらい。
まだ虫はついていないハズだ。
ついていたとしても塩と火力でひとたまりもない。

むしろ心配なのは、嫁さんのお出かけ虫。
どうぞどうぞ
竜兵会のノリでやたらと食べさせる。
昼ごはんを食べた嫁さんはご陽気ものから、寝坊助へと羽を失うハズだから。

DoaU380日目_Part2_マグロの山かけ、だったよね?

2010-03-16 13:23:17 | レシピ
土曜日、松輪に向かいながら、京急の野比駅辺りで嫁さんが言う。
海苔、安いねえ
確かに海苔も売っているけれど、あれは海苔屋じゃない、お茶屋さんだ。
で、ふと思う、なぜお茶屋さんで海苔を売るのか?と。
湿気ちゃうとマズい物同士だからじゃない?
ならば乾物屋でいいんじゃない?海苔は。
で、ふと思う、乾物屋ってあるのか?
てか、入ったことがないような気がするんだけれど・・・。
でも、乾物屋さんの独特の臭いってあるよね
確かに言われてみれば、干し椎茸やらカツオ節やらの入り交じったような、
えも言われぬ、いや、得体の知れない、か?そんな臭いの記憶はある。

ただ、それが乾物屋なのか、富澤商店の乾物コーナーなのか、
どちらかは判然としないけれど、
臭いの記憶って確実にあるな、そう思う。

ツナマヨを片付けてから、だだっと宿題にとりかかる。
作文と言われたから、ワードでだだっと打てば早いけれど、
ビジュアルのイメージがまったくないというのも脳がない。
パワポでアホな画像を入れながら4ページ。

気付けば17時。
キミサワへ買い物に走る、いや、走りはしないけれど。
マグロの角切りが安かったハズだけれど、コレでいいのか?
キハダではなかったような・・・わからんままに買って出る。

家に帰って、醤油とみりん、それぞれ大さじ2をボウルに入れ、
マグロの角切りを放り込む。
メインもうできたも同然である。
先週の宅配野菜で届いた山芋とマグロ、つまり山かけである。
山芋をざっと洗って、酢水に放り込む。
これでかゆみは抑えられるハズである。

繊維はひじきがあるからいいんだけれど、さすがにそれだけじゃあねえ。

キャベツを3枚、芯の部分は細かく、葉はざく切りにする。
油揚げ1/2枚と椎茸1枚を細めに切る。

鍋に水500ccとキャベツの芯を入れて沸騰させる。
鶏ガラスープの素小さじ2を入れたら、中火に落とす。



油揚げ、椎茸を加えて、再沸騰させる。
おろしニンニクとオイスターソースを2~3滴たらす。
キャベツの葉の部分を加えて再び沸騰させる。
塩、黒コショウで味を調えたら、一旦火を落とす。



油揚げが味を含んだら、弱火でことこと煮込む。
何のことはない、日曜日に作ったネギをキャベツに変えただけである。

さて、山芋を擦り下ろす・・・
なんでだろ?
手がかゆいんですけれど。
酢酸でシュウ酸カルシウムを抑えたハズなのに。
激しく粘るので、全卵1個と出汁で伸ばす。



マグロを漬けにしておくと、後から醤油をかけなくて済む、
考えたなあ、そう思うけれど、1口食べて、嫁さんと顔を見合わせる。

フレスガッセのスペアリブみたいだよ

いやはやなんとも
もちろん家にサクラのチップなんてないし、スモーク竃だってない。
スモークした記憶なんて、チップほどもない。

マグロの漬け単体で食べてみても、マグロの漬けだし、
とろろ汁だってとろろ汁だ。
どこをどう探しても、サクラのチップは出てこない。
ただ、山かけ状態にすると、何が起きるんだろ?
そして臭いの記憶が言うのだ、フレスガッセのスペアリブだ、と。

DoaU380日目_Part1_ツナマヨパスタは無駄か?

2010-03-16 10:35:01 | レシピ
3/15(月)

自然には何も無駄がない

2,300年前、アテナイのアカデミアに17歳の男が入門する。
プラトンのもとで学びながら、論理学における三段論法を完成させた。
それ以外にも天文学、気象学、動物学、植物学なども論じた。
ただ、当時の天文学は当然、天動説。
世界の中心に地球があって、月、水星、金星、太陽などがあり、
宇宙はエーテルに満たされている、そしてその外側に世界の第一動者がいるとした。
この第一動者という発想は、中世の神学者たちに利用される。
キリスト教においても、イスラム教においても。

アリストテレスが産んだ無駄なもの、それが第一動者である。
自然のままなら神なんて無駄でしかないのにねえ。

朝から水曜日の宿題に取りかかる。
いつも通り、表紙からとりかかるけれど、表紙って、いるのか?
いやいや、無駄なものなんてない。
先方の商品の概要、とりまく状況を書き上げたら、もう12時を過ぎる。

昼ごはん、食べないとねえ。
ささっとカップ麺がないものかと探すけれど、
こういう時に限って、完膚なきまでの手抜きはできないものである。

いやはやどうにも

しょうがないので、パスタ・・・またか。
ツナ缶があるので楽勝である。
醤油とマヨネーズで和えて、ワサビでちょっとだけ引き締める。

フライパンにオリーブオイルをひいて、乾燥ニンニクと唐辛子1/2本。
ちょっと加熱して香りをだす。

パスタはディチェコのフェデリーニ。
5分半で適度な感じ、フライパンに放り込んで、オリーブオイルと絡める。

あとはツナマヨをのせ、炙った海苔をふりかければ出来上がり。



ツナ+マヨネーズ+醤油という鉄壁の組み合わだから、
味に失敗がある訳がない。

ただ、飽きるな、このパスタは。
どこをつついても、ツナマヨしかない。
おにぎり1個分ぐらいだからいいんだよねえ、この味は。
醤油を追加してみたり、味噌が合うんじゃね?そう思って味噌に手を出したり。

無駄にはできないからねえ、昼ごはんだし。
いや、無駄なんてないんだよねえ、アリストテレスさん。