缶詰だけど、それが何か?

缶詰、レシピ、散歩、食べ歩き、いろんなものがあります

DoaU376日目_Part2_レタスでカレーは作れるか?

2010-03-12 17:27:49 | レシピ
3年ぐらい前まで、「発掘!あるある大事典」という番組があった。
ダイエット、健康などをテーマに一つの食材などを取り上げていた。
トラノオからマイナスイオン
これを聞いた嫁さんが欲しがる。1週間後、玉川島屋の第一園芸へ。
あるある後なので、嫁さんが妙に恥ずかしがる。
しょうがないのでオレが聞く、返事は再入荷はいつだかわかりません。
まあ、そんな感じで一斉に商品がなくなる、そんな事態が起きた。

納豆を食べて痩せる
OAした翌日には納豆がスーパーから姿を消した。
しかし、コレがデータねつ造と発覚する。
納豆メーカーはOAに合わせて大量に生産するけれど、
ねつ造が発覚して納豆がだぶつく。
廃棄処分になったとかならなかったとか・・・。

レタスの絞り汁を飲むと眠くならない
これまたねつ造シリーズ。
ただ、韓国では運転する前にレタスは食べるな、そう言われるらしい。
確かに、ごく軽い鎮静・催眠作用はあるらしい。
間違いではないけれど、表現に問題があった訳である。

午後、宅配野菜が届く。
どうしてくれようか、そう思う。
火曜日のパン教室用に、嫁さんがレタスを買ってきた、1玉。
そして木曜日、宅配野菜がレタスを届けてくれた、1玉。
レタスはメインにはならないんだよねえ、ホントに。
先週のニンジンがそのまま残っているのに、ニンジンまで来た。
どうしてくれようか、つくづくそう思う。

おでんに入れるつもりで買ってきたはんぺんがある。
昼の残りのラグーもある。
レタスとニンジンを刻んでラグーと一緒に煮て、
はんぺんのフィリングにしよう、そう考える。

ニンジン1/2本をみじん切りに・・・なんか少なくね?
1本使っちまえ、でザグ切りにしてクイジナートへ。
みじん切りよりも細か目に、そう思ってたら、ほぼ擦りおろし状態。

フライパンにオリーブオイルをひいて、ニンジンを。



入れてからビビる、いかん、多過ぎる。
オリーブオイルを絡めて弱火で加熱、木しゃもじで適宜撹拌しながら。

レタス3/4個分をテキトーにちぎって、またクイジナートへ。
フライパンの鍋へと放り込む。



どうすりゃいいんだ?
餃子だったら50個ぐらいはできそうな多さである。
まあ、しっかり炒めて、煮込めば減るでしょ?

撹拌する木しゃもじが重くなってきたら、白ワインを回し入れる。
アルコールを飛ばしたら、水500ccを加える。



昼の残りのラグーを加えて、さらにナツメグ、タイムをふり、ローリエを加える。
中火にして、ふつふつとしてきたら弱火に落として煮込む。

30分ほど経過、様子を見にいく。
水分は飛んで来たけれど、とてもフィリングになるような状態ではない。
また水を加えて煮込みつづけるけれど、どうにもならんな、コレは。

冷凍させていたラム肉を取り出す。
白ワインをふって電子レンジで解凍する。
塩、白コショウ、ナツメグをふったら、包丁でみじん切りに。
別のフライパンにオリーブオイルをひいて、乾燥ニンニクを。
馴染んだところで、弱火に。
香りがでてきたらラムを投入。



ざざっと表面の色が変わったら、ニンジンのフライパンへ。
ラムを炒めたフライパンに白ワインを入れて、
沸騰したらニンジンのフライパンへ。

はんぺんのフィリング作りは断念する。
無理だ、こりゃ。
なので、カレー粉を小さじ4入れる。
クローブとカルダモン、チリパウダーを加える。
もう引き返せない、インドに向けて進むのみだ。

けっこう煮詰めたところで、塩分調整。
ちょっとウスターソースをたらしてみる。
今度は牛乳を加えて、とろ火で煮詰める。
煮詰まってきたら、また牛乳を加えて・・・を2回ぐらい繰り返す。
最後にガラムマサラでちょいと刺激を加えたら完成。



レタスとニンジンでもカレーはできるものである。
まあ、かなり強引だけれども、なんとかなるもんだ。
最後のガラムマサラが多すぎたかもしれない、かなり汗が出る。

レタスを1/4玉分ぐらいは1人で食べた。
もちろん眠くなることはない。

DoaU376日目_Part1_ジノス「ラグー・ディ・チェルボ」

2010-03-12 12:40:24 | 缶詰
3/11(木)

余の辞書に不可能という文字はない

コルシカ島で生まれたナブリオーネ・ブオナパルテ。
イタリアなまりのフランス語、背は低く、おまけに若ハゲ。
フランス皇帝まで登り詰めた原動力、
それはこのコンプレックスの集大成だったのかもしれない。
彼はフランス風に発音させた、ナポレオン・ボナパルトと。
そして、彼が言ったとされる言葉が「余の辞書に~」。
しかし、そもそもはフランスの諺である。
不可能はフランス語ではない
いやはやなんとも
impossibleという言葉はでは何語なんだろ?

缶詰を最初に作らせた人物は、このチビの若ハゲである。
当時、缶はなかったので気密性の高いシャンパンボトルが用いられたから
缶詰と言っていいものかは別だけれど、とにかく保存食を作らせた訳である。

それから200年、缶詰はすでに廃れつつある。
わざわざ缶詰を食べなくてもまったく問題はない、
だって、冷凍・冷蔵技術がここまで進歩したんだから。

しかし、モノ好きはどんな世の中にもいる。
もちろん、オレもモノ好きの一人である。

朝から前日の宿題を考える。
てか、既に方向性は決めている。
どう肉付けするか?問題はそこである。
相手は元官僚、数字を出さなければならないよね、それがしんどい。
つらつら考えるうちに時計は12時を示している。

宅配野菜の日なので、無駄な買い物はしたくない。
あるもので・・・。
チビの若ハゲに感謝する。



ジノス「ラグー・ディ・チェルボ」
11/21、戸越銀座に行く途中に見つけた缶詰である。
イタリアのジノス社が作っているラグー、つまりミートソースである。
ただ、肉が牛ではなくノロジカ。
普通のシカはcapliolo、パッケージのcervoがノロジカの意味らしい。

パスタ、ポレンタ、ニョッキに合います

能書きはそれぐらいである。

後は日本語の表示

ジノス社 ラグー (シカ)
●名称:ミートソース
●原材料名:鹿肉、オリーブ油、赤ワイン、人参、玉葱、セロリ、
トウモロコシ、澱粉、塩、黒オリーブ、ワインビネガー、脱脂粉乳、
黒コショウ、ニンニク、調味料(アミノ酸)、グルコン酸第一鉄
●内容量:190g
●賞味期限:缶底に記載(
2010.09.19と記載)
●保存方法:冷暗所にて保存してください
●原産国名:イタリア
●輸入者:光が丘興産株式会社
東京都練馬区高松5-8-20 J.City 17F

さて、問題はこの光が丘興産である。
検索してみると、本業は土建屋である。
そして、トップページにイヤな文字。

2010/02/10 ミートソース(缶詰) 「ジノス社ラグー」自主回収のお知らせ

金属片が混入している可能性があるとのこと。
参ったね、ホントに。
ただし、このノロジカの190g缶の場合、

賞味期限:2010.09.21の製品に問題があるとのこと。
2日前だから、大丈夫だろう、うん、そう思おう。

溝口で買ってきたCONIGLIO(穴ウサギ)は対象ではない。
まあ、大丈夫でしょ?こっちも。

気にしていてもしょうがない、開けてみましょう。
イージーオープンなので、ぱっかんと開く。



うますぎてバクバク食べちゃう!食べ過ぎに注意!
だから食欲を起こさせないためにわざとか?そんな見た目。

フライパンにオリーブオイルをひいてどばっと投入。



そそらないねえ、ホントに。
とろ火で加熱すると、やはりちょっと臭い。
そのまんまを食べたかったけれど、オレガノとナツメグを少しだけ入れる。
ちょっと味見をしてみる。
いやはやどうしたことか
殺す気?てなぐらいの塩分量。
イタリア人はこれぐらいの塩気で食べているんだろうか?
ただ、日本人のオレにはコレはちょっと無理。
半量を別皿に開けておく。

パスタはディチェコのスパゲッティーニ。
8分半で茹で上がる。
フライパンに放り込んで、絡めれば完成。



スパゲッティーニ、鹿肉のラグー
お手軽さは最高である。
ただ、鹿肉だか何の肉だかさっぱりわからんぐらいに味が濃い。
食感はすじ肉みたいな感じだけれど、イタリアに忘れてきたんじゃない、味は。

残りの半量をどうするか。
チビのハゲでもない日本人のおっさんは不可能と言う文字を書ける。
しかし、可能にしなければならない事態がすぐに起きる。