缶詰だけど、それが何か?

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DoaU391日目_Part3_第一京浜と桜の空

2010-03-27 23:00:44 | 歩道橋
1,079,252,849km/h
真空を光が進む早さである。
149,597,870km
地球が太陽の平均的な距離である。
つまり939,474,620kmを地球は1年かけて旅をする。
しかし、光は1時間足らずでぐるっと1周するスピードである。
圧倒的な早さである。

もちろんこんなモノと勝負するつもりなんて爪の垢ほどもない。
だってオレは徒歩だ、4km/hぐらいのスピードしかないのだ。

平和島競艇参りを終えて国道15号に復帰する。
ご丁寧にまた横断歩道を渡って、上り車線側に。
この交差点まで、上り車線側を進んできたので、
まあ、ルールに従った訳である。

で、歩くこと150mぐらい。
すでに12時10分。
たった150m進むのに、25分もかけた訳である。
時速にすれば、0.36km/h。
ナマケモノの世界記録は0.29km/h。
がんばり屋さんのナマケモノよりは速いぐらいのスピードである。
光に勝負を挑もうなんて、思う訳がない。



大森本町一丁目歩道橋
片側5車線プラス右折車線で11車線にもふくれあがった第一京浜を跨ぐ。
あまりに長いために、中央分離帯に柱を1本追加して強度を上げている。
向こうの下り車線側はストレート型の階段だけれど、
こちらの上り車線側はややアールを付けている、もちろん歩道なりに。



横浜方面
目の前は大森北交差点、ただ左にいっても、道は100mぐらいしかない。
すぐに平和島の運河に突き当たるからである。
そこを平和島競艇のボートがすっ飛んで行く訳である。



日本橋方面
左の上り車線側、緑が見えているところは磐井神社。
あとはやたらとマンションが建ち並ぶだけ、国道15号沿線はこんな感じ。

下り車線側に下りて300m。
大森本町一丁目歩道橋も吹き飛ぶぐらいの巨大な鉄骨が待ち受ける。



大森海岸駅前歩道橋
いやはやどうにも
巨大なコ字型にエレベーターが3基、なんだこれ?
こちらの下り車線側はストレート型の階段が2脚、
上り車線側は長大なスロープにアールを描く階段が2脚。

ああ、デカすぎてデジカメに入らない、ホントに。



横浜方面
左の下り車線側、この歩道橋が降り立つ先はヘリオス大森なるパチンコ屋。
その先、トヨタの巨大なディーラー。
上り車線側には公園がある。



日本橋方面
この歩道橋のこの地点、大田区と品川区の区境である。
右側が大田区、左側が品川区、その地点である。

品川区側に京急本線の大森海岸駅。
品川区なのに、なぜか大田区の地名を関した駅。

目の前に首都高1号線、羽田線の鈴ケ森入口。
よく封鎖されるけれど、この日は普通にトラックが駆け上がる。

上り車線側の橋の部分に移動する。



京急大森海岸駅方面
ホテル南国やらラブホ4軒が軒を連ねる。
その目の前を赤い車体が疾走する。
この歩道橋からも10mもない所を。

そのまま階段を下りてみる。



上り車線側階段
こんな感じで湾曲した階段が降り立つ。
下り車線側の橋は約10m、横道は5mもないのに。

再び階段を上って、スロープをだらだらと下る。
下りきって200mぐらい。
きょろきょろするな、そう言い聞かせていたのに、だ。
見つけてしまったのだ、左側に。



桜新道歩道橋
第一京浜から東へ200m、都内では珍しいX字型の歩道橋。
これを登らずして、都市の登山者を自称できるか?

下部はブルーグレー、そこに桜の花びらがあしらってある。
手すりの部分は薄いピンク。
X字型のそれぞれから2脚ずつ、8脚の階段が花びらかな?
歩道橋全体で桜をイメージしてるような作り。



南側
右側に見える黒っぽい建物が大森ベルポート
いすゞ自動車本社が入っている。
その手前の白いビルはいすゞ病院。



西側
大森駅前住宅なる団地の先、JRの線路が走る。
跨線橋で渡ると、大森貝塚へと出る。



北側
すぐ先に桜並木、ようやくこの道の由来を知る。
もう1週間あとだったらなあ、そう思う。



東側
目の前を国道15号と首都高が先を走る。
そこまで200m、またまた寄り道である。

いや、ホントに寄り道だらけである。
ここまで第一京浜の歩道橋は4基しか上っていない。
しかし第一京浜以外の歩道橋はこれで5基目である。
何をしてるんだか、ホントに。

ナマケモノ以下のスピードに落ちたような・・・
そんな気を背負って第一京浜に戻る。

DoaU391日目_Part2_平和な空に寄り道する

2010-03-27 17:04:07 | 歩道橋
ただ話すだけで帰るおじいちゃんがいるんですよ
10年以上前に行った風俗店。
げらげら笑いながらおねーちゃんと話していたら、こんなことを言う。
しかも、そのおじいちゃんは毎日通ってくる。
指名料ももらえるし、うれしいんだけれど、申し訳なくて
若いうちに遊んでおかなかったからだろうなあ、そう思う。
遊びに対する金の使い方は、若いうちに覚える。
金がないから、一番楽しめる使い方を否応無しに学習するからである。
これをしないと捨て金を積み上げることになる、おじいちゃんのように。

人生に寄り道は必要だ、風俗だろうがなんだろうが。

12時20分過ぎ。
大森東交差点で左を見る。
そこで人生について考える、寄り道は必要だ、と。



平和島駅歩道橋
1/15にはシートがかけられ、ペンキを塗り直していた歩道橋である。
シートは外され、クリーム色のペンキがぴかぴか輝く。
上っていても気持ちがいい。



駒沢方面
環七はこの先でちょいと蛇行、左に曲がった後、
一つ先の大森沢田歩道橋の辺りでまた右へ。
左右にマンションと小さな商店、そしてディーラーが並ぶ。



平和島方面
轟音を響かせながら、目の前を京浜急行が駆け抜ける。
相変わらずの暴走特急ぶりである。
その上に、海苔松尾の看板、旧東海道の入口である。

左の内回り側は相変わらずの渋滞、直進したければ真ん中の車線、
左側車線は左折車両で動かなくなる、ヤバいのだココは.

内回り側に下りると11時半過ぎ。
いかん、ココに5分以上もいた、ちょっと急ごう。
京急のガードをくぐって第一京浜に復帰する。
両側マンションだらけの国道15号を約600m。

11時45分。
そこで人生について考える、寄り道は必要だ、と。



平和島入口歩道橋
第一京浜に架かる歩道橋ではない、補助線に架けられた歩道橋。
補助線ながら両側で6車線もある、かなり大きい歩道橋。
右の上り車線側の階段は折り返し型、
左の下り車線は向こう側へのストレート型に折り返し型がプラスされている。

第一京浜をとことこ渡って、緑の階段を上る。



大森方面
両側10車線に膨らんだ第一京浜を見下ろす、
ホントに交通量が多いし、歩行者信号が青になっても、
おばあちゃんは必死だよ、30mぐらいあるんだから。
この交差点にはなぜか警備員が4人。
平和島競艇なのか、ビッグファン平和島の人なのか・・・。



大井埠頭方面
左手にビッグファン平和島、右手に平和の森公園の緑が広がる。
正面には倉庫街が見えている。

左の下り車線側に下りる。
200mぐらい進む。



平和の森歩道橋
いやはや、上れないのである。
反対側の平和の森公園にも階段がある、後で行ってみよう、
そう考えて、てけてけ100m。



平和島歩道橋
いやはやなんとも
ビッグファン平和島手前の横道を跨ぎ、そこから90度曲がって、
この道を横断、歩道の上を走って、その先の横道を跨ぐ、
L字型を2つ組み合わせたような、なんとも奇怪な歩道橋。
橋の部分だけで110m以上、交通量はさして多くないのに。

階段はこちら側からスロープがぐるっと回り、
さらに横道側には90度曲げられた階段。
ビッグファン平和島側には、車道から遠ざかるストレート型が1脚。
この道を渡った先には、先の横道へ下りるように手前にストレート型が1脚。
奥側には長大なスロープと階段が1脚ずつ。

かなりあきれ果てながら階段を上る。



平和島競艇場入口
土日のどちらか、大塚会のOKがここまでチャリンコで走ってきた、
負けるために、いや、違うな、強烈な南風と戦うために。
もうちょっと左側からだと、水面が見える。
ボートが走ってたらカッコいいんだろうな、そう思うけれど、
この日、レースはない。

そのまま進んで90度曲がる。



大森方面
これが来た道を上から眺めた所である。
右側に、この歩道橋の長いスロープが見える。
その向こう側に平和島水質管理所。
ちょい先の平和の森歩道橋が架かっている所である。
屋上に庭園が作られていることがわかる。

左側の緑は平和の森公園の森、いや、林、いや木々である。



羽田方面
目の前に環七の都大橋
通り沿いに白く見えるビルがJSプログレなるビル。
その奥にヤマトインターナショナルの異様な建物が。
左側には、この歩道橋の長大なスロープが伸びる。
横には平和島公園が広がる。

平和の森公園側に下りて、公園内に入る。



平和の森公園
天気がよかったら気持ちいいだろうなあ、
噴水と芝生、そして桜と公園3点セットが見事に広がる。
ここが埋め立て地だということを忘れさせるような、そんな光景。

ぼんやり眺めていたいけれど、すでに12時半。
ちょっと寄り道が長過ぎないか?
あわてて、歩道橋の入口を探す。



平和の森歩道橋 公園側階段
ゆるやかなスロープで上って行く。
しかし、入口は施錠されていて、侵入者を拒む。
向かいにある平和島水質管理所の屋上広場に出られるはずなんだけれど・・・。

休場日:水曜日
    競艇場開催日

水曜日でもないし、競艇もやっていない。
入れてくれてもいいじゃん、そう思うけれど、
駄々をこねたって、鍵が開く訳じゃない、諦めよう。



平和の森歩道橋 水質管理所側階段
こちらは緩やかなスロープが3段。
屋上庭園は平和島歩道橋から見えたからいいけれど、
歩道橋に上りたかったなあ、平和島歩道橋を上から見たかったし。

後ろ髪を引きずられながら、大塚まみれになった携帯を見る。

12時05分。
そこで人生について考える、長過ぎる寄り道は不要だ、と。

DoaU391日目_Part1_第一京浜の空を見に

2010-03-27 10:15:27 | 歩道橋
3/26(金)

誰にも問わなければ、私は時間とは何かを知っている。
しかし、誰かに問われ、説明しようと欲すると、私は時間とは何かを知らない。

説明できないということは知らない、ということである。
だから、1600年前にこんな弁論術を駆使していた
アウレリウス・アウグスティヌスとはどんな人物だったんだろ?
アホであることは間違いないけれど、しかし、告白と題された書物では、
明確に自分がアホだとは告白していない、なんだかねえ。

いやはやどうにも

時間がないのである。
いや、時間はある、しかし、使える時間が少ないのだ。
15時半にハローワークに行かなければならない。
19時半からは有楽町で、約2か月ぶりの大塚会である。

いや、時間はある、しかし、時間の使い方を間違えているのだ。

昨夜、シチューを作ったのは、寒かったからだけではない。
今日の昼ごはん用でもある、嫁さんの。
焼き芋とリンゴという動物園のサルのような昼ごはんにさせないためである。
だって、今日は第一京浜、つまり国道15号を歩くのだ、歩道橋を求めて。

10時過ぎに家を出る。
蒲田着は10時半過ぎ、東口に出て、モヤイの前でまずは1服。
蒲田駅東口交差点から東南東へと足を向ける。



京急蒲田駅東口
JR蒲田駅からは500mぐらいに位置する京浜急行のこの駅は、
高架工事の真っ最中。駅舎の部分はほぼ完成してるみたい。
ただ、京急はまだ地べたを走る。
だから、高架の下の踏切は開かずの踏切となり、クルマと歩行者の行く手を遮る。
いや、ホント。
クルマはともかく、歩行者だって1回では全員渡りきれないんだもん、
どうなってるんだか。

この混沌とした踏切を越えるとすぐそこにある、第一京浜は。
北を向けばそこにそびえ立つ。



蒲田歩道橋
国道なので、階段部分には歩道橋名が書いてあるプレートはない。
なので、歩道橋に書いてある名前が歩道橋名だとする。
たぶん、そう間違ってはいない、いや、正解なんてないのかもしれない。



横浜方面
バスが右折しようとしている交差点が京急蒲田駅前交差点。
この辺りは京浜急行の踏切と第一京浜の信号でメタメタ。
ホントにクルマで走りたくないエリアである。
その先が、環八との交点になる。
左に行けば羽田方面へ、右に曲がれば本蒲田歩道橋へと向かう。

京急の踏切はなにもここだけではない。



日本橋方面
空港線も高架工事中だけれども、まだ電車は地べたを走り抜ける。
バミューダトライアングルよりも恐ろしい蒲田トライアングルである。
第一京浜の車列はこれっぽっちも動かない。
この渋滞解消のために京急は高架を選んだ、
地下を選んだ東急とは対照的に。

右の下り車線側に下りる。
相変わらず空港線の踏切は下りたまま。
青い電車が目の前を駆け抜ける。はどこの電車なんだろ?

空港線の踏切を越えて200m弱。



新呑川夫婦橋 羽田方面
第一京浜に架かる新呑川を跨ぐ橋。
そもそもは旧東海道に2本の橋が架かっていた、
この橋のちょっと上流で分けられた呑川は新呑川とを跨ぐために。
だから夫婦橋という名前がある。
しかし、汚いのだ、新呑川は。
うちの近所の清流の復活とはえらい差である。



東蒲田二丁目交差点
ここが火曜日にも歩いた多摩堤通りの起点である。
上空に見えるのは新しい京急蒲田駅のホームである。
ただ、上に上るためにいったいいくつエスカレータを乗り継ぐんだろ?

このままずんずん300mぐらい進む。



東蒲田1丁目歩道橋
1/15、環七の歩道橋を巡った時に上った歩道橋である。
右の下り車線側、大田区体育館は基礎を掘り進んではいたけれど、
まだ地上部分には何もない。
弓道場にも人はいない。

さらっと上って、上り車線側へ。
京急の梅屋敷駅、大森町駅を過ぎると環七は上空へ。
産業道路との交点、大森警察署前交差点を過ぎると、また川。



内川大森橋 北馬込方面
いや、ホントに臭いし汚い。
下水が流れ込んでいるからしょうがないのかもしれないけど、
どうにかならんのか?ホント。
歩行者用の橋の向こうを京急が走り抜ける。
その奥に、京急の新しい高架が見える。

内川から200m。



大森東交差点
都道318号、つまり環七との交点である。
1/15はここから右に曲がって、環七の起点を見にいった訳だけれど、
今日はこのまま直進・・・するハズだったんだけれど、
つい左を見ちゃったのだ、ホントについ。