かなり前のことになりますが、うつ(欝)予防の
話を聞きにいったことがあり、その中で
働き盛りの男性に多く見られる「昇進うつ」
というものがあるという話が出ていました。
栄転、昇進、異動など、はたからみていると
エリートコースを順調に進んでいるようにしか
見えないのに、本人は環境の変化や
プレッシャーで大きなストレスを感じて、
うつになる場合がある。
男性は仕事を通して自己実現をすることが多くて、
男性から仕事をとってしまうと、がっくりときて
プライドも傷つく。
それまでは順調に仕事をこなして、
自分に自信がついてきたところに昇進して
プレッシャーが大きくなる、あるいは人事異動で
これまでとはまったく違う業務担当になり、
業務・人間関係ともにガラッと変わってしまう。
今までやってきたことが通用しなくなってしまうので、
急に自分が無能になったように感じてしまうのだそうです。
うつはまじめな人がなりやすく、周囲の人が励ますと
かえって悪化する場合があるので、症状が長引くようで
あれば(政府広告では1ヶ月と言ってますね)、
迷わず病院にかかるなど、専門家に相談することが
大事かと思います。
では前段階、つまり予防の観点からいって夫を支える
妻としてはどうしたらよいか……ということを自分なりに
考えてみました。
まずは夫がくつろげるような家庭づくりをめざすということが
やはりあげられるでしょうか。
男性がくつろげる家庭の定義はいろいろあると
思いますが、その中のひとつに「話したいときに
話せる雰囲気の家庭」というがあると思うんですね。
女性どうしで話すとき、相手に答えを求めるわけでは
ないけれど、自分の置かれている状況を人に話すことで、
ほっとしたり問題点が整理されるということは
よくあることです。
男性も、女性ほどではないにしろ、今の自分の置かれている
状況を誰かに聞いて欲しいと思うことがやっぱりある。
そのとき聞く側(妻側)としては、相手の言うことを黙って
受け入れてあげることも大事なのかな~と思います。
「夫が話したいとき話せる状況」をつくれるかどうかは、
(しんどいけど)やはり奥さんががんばって、そういった
環境を整えてあげることだと思います。
次に夫の対処法ですが、夫が悩んでいる状況によって
励ました方がいい場合、だまって話を聞いて
受け入れた方がいい場合等々、いろいろなケースがあり。
また、単に夫が自分に甘えているだけなのか、本当に
悩んでいる状況なのか。
これらを見極めるのはきわめて難しい。
どれがベストな対処方法なのか、夫に対してアンテナを
はって敏感に察知するしかないような気がする。
赤ちゃんを持つお母さんは、赤ちゃんが言葉を話せなくても、
おむつとか、お腹がすいているとかすぐに気がつきますが、
それはお母さんの関心が常に赤ちゃんに向いているからこそ
わかることです。
それと同じこと、つまり夫に対しても関心を持って、
「この人の今の状況は本当のところどうなんだろう。
どうサポートしてあげたらベストなのだろうか」と
そのときどき、固定観念を捨てて純粋に相手の
ことを思って考えてみることが大事かなと思います。
また、がっくり落ち込んでいるときは、マイナスの
方向へ考えがちになり、ますます追い込んでいく
場合があるので、第三者である妻が客観的に見て
プラスの面を指摘するなどして、夫のマイナスの思いを
修正するようなアドバイスをすることも必要かと思います。
もちろん、いろいろ手を尽くしても病気になることも
あるとは思いますが、事前に知識として知っているだけでも
違ってくると思います。
誰でもこういう状況になりえるんだということを知って、
愛の心でしっかりと夫をサポートしてあげたいものです。
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■今日の小ネタコーナー その1■
今日はブログを開設して1周年記念日。
初めての記事は「高級ベーコン入りぺペロンチーノ」で、
やっぱり食べ物ネタ。当時は今ほどカテゴリーも
充実していなくて、文章もずいぶん適当くさい(??)
昨年5月のカレンダーを見ると、毎週水曜日が
定休日になっていて、6月以降、毎日更新と
なっています。よく毎日書いているもんだと
自分でもオドロキ(笑)。いつまで続くのであろうか
毎日更新(本人もわかっておりません)
■今日の小ネタコーナー その2■
私が自分のブログに求めているもの……それは
実をいうと「自分マガジン」だったりします。自分があとで
読み返しても不快にならないもの、ちょっとだけへぇ~と
思えるもの、新しく経験したこと、行ったお店、雑感など。
ブログを開設してまる1年、いろんな方と知り合えたことが
私の幸せになっています。よくコメントくれる方も、
コメントしないけれどいつも読んで下さっている方も、
検索か何かでやってきた一見(いちげん)さんの方も、
縁があってこのブログにアクセスしてくださった
すべての方々に心から感謝をしています。
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