ほんとうにヤバイ
私は、車が好きなんだ。
それは、全く予期していないことだった。
運転できるようになったら、田舎を移動するときに便利だろうくらいにしか思っていなかったのだ。
運転が面白いのかつまらないのかもまるで考えたことがなかった。
ところが、運転してみたら、車そのものが好きになってしまったのだ。
「あの、金属の物体」が好きなのである。
まるで、生き物のようにいとおしく感じてしまうのである。
それは、車はうそをつかず、運転したとおりに動くからなのかもしれない。
昨日は、いつも教習で使っている車が借りれると思っていたら、
全然違う車だった。
車種は同じなのかな?とにかく色とデザインが違った。
そして、どうやら、いつも使っている教習車より古い型のようだった。
運転が下手な人に、貸し出すんだから、いいものは貸さないのは、考えてみれば当然だ。
車を借りる前に、
所内での事故はすべて当事者が責任を持ち、解決すること。
車などを破損したら弁償すること。
ポールを1本壊したら5000円。
等々が書かれた誓約書のようなものにサインをしなければならなかった。
車ぶつけちゃったらどうしようとちょっと心配になった。
ポール1本5000円って高くないか?
ま、そういう誓約書を書かせるのは当然だろうけどね。
コースや車を借りている人は、私たちのほかに3組くらいいた。
交通事故だけは、気をつけようね。
私と娘は教習を受けた車しか見たことも触ったこともないので、
昨日使うようにと言われた車にいざ乗り込むと、
何がどうなっているのか、まるでわからなかった。
まず、ワイパーがたたまれておらず、空中に向かって立ち上がったままになっていたので、
ワイパーが作動すると思われるハンドルの左側のレバーをいじってみると、
ワイパーが急にバタンと動いたが、元に戻ってそのまま止まり、立ち上がったままとなった。
もう1回やると片方がたたまれたが、もうひとつは再び立ち上がってしまった。
ちょっと・・・これどうすりゃいいのよ?立てたまま走るしかない?
と言っていると、隣の車を借りた人がやってきて、同じ状況のワイパーを手でたたんで車に乗り込み、すいすいと発車していったらしい。
娘が、隣の人が手でやっていたというので、車を降りて手でたたむと無事たたむことができた。
な~んだ、手でたためばいいのか。
さて、シートの位置を前に移動し、ルームミラーの位置を調節し、シートベルトをし、ブレーキを踏んで、キーを回してエンジンをかけ、チェンジレバーをドライブにいれ、うん、これでいいんだよね、そしてハンドブレーキをおろす。
あれ、下りないよ。これどうすりゃ動くの。レバーの先のボタンを押してレバーを引き上げてから下ろそうとするがびくとも動かない。何度か試みたがやっぱり動かない。それに、形状や角度が今までの車とちょっと違うのだった。
なんか、私たちの知らないやり方があるのか?どこかに解除ボタンとかなんかがあるのかな?2人でいろいろ見てみたがやっぱりわからないし、どうにも動かないのだ。そうこうするうちに、もう5分くらい経過してしまった。
ついに車を降りて係の人に助けを求めた。係の人がやってきて、普通に操作するとなぜか普通に動いた。な~んだ。なんで動かなかったのか、まるでわからない。
とにかくよかった。
「あのう、この車、元の場所に戻せるかどうかわからないんですが・・・」と、ついでに一番不安なことを聞いてみると、どこでもいいから道路の端に置いとけばいいと言ってくれた。
ああ、よかったもどさなくてもいいんだ。
いよいよ動き出す。コースは走り慣れた道なので大丈夫だ。
さて、1周回ったところで、娘に代わることにした。外周から内側の道路に入って、左に寄せて停車しようとした。左によって・・・あれ?ちょっと待って、この車マスコットがないよ!・・・わかんないじゃん!
いつもの教習車にはボンネットの中央にマスコットがついていて、運転席から見たマスコットと道路の端の線との間隔がどのくらいあるかで、車体の寄せ具合を決めていたのだ。
うわうわ、普通の車にはマスコットがないのか~。
つるりとひろいボンネットはどこが真ん中かもわからないのである。
ああ、びっくりした。
それでも勘で寄せるとなんとかなった。
次に娘と運転を変わった。
娘が運転を始めると、「この車、ちっとも進まない」という。アクセル踏んでるの?
踏んでいるのに、走らないのだそうだ。ゆっくりと数メートル進んだところで止まってしまった。
ええっ、エンジンかかってないんじゃない?
そうだった。私がエンジンを止めて交代したのに、娘はそのままエンジンをかけないで走り出そうとしていたのだった。ああ、びっくりしたぁ。
まったく、大丈夫かこの親子。
しばらくすると、娘がもう時間だというので、あわてて元の場所に戻り、
苦労して車をバックさせ、
幅寄せだのなんだのいろいろと微調整させて
なんとかもと置いてあった場所に駐車させた。
ほっとして車を降りようとすると、目の前の時計がまだ30分も残っていることを示していた。
娘の腕時計が壊れたのかと思ったら、娘は時計を逆さまにはめていたのだった。
な~んだ、まだ半分もあるじゃん。
もう一度車を出して練習の続きをした。
車庫入れの練習で、車の中から後ろをみると、ガラスがきたなくて外がよく見えない。
掃除くらいしないのかな。
いつもの教習車はピカピカになってるんだけどね。
私が運転した、3台目の車でしたね。
ちょっとごっついやつだったけど、練習台になってくれてありがとね。
最後は、もとあった場所に苦労もなくすんなりと収まってくれた。
途中で間違えて戻したのが、いい練習になったようだ。
やばい、車庫入れ簡単じゃん。
う~ん、きれいに入ってるじゃん。
車の周囲を歩き回って眺め、満足した。
私は、車が好きなんだ。
それは、全く予期していないことだった。
運転できるようになったら、田舎を移動するときに便利だろうくらいにしか思っていなかったのだ。
運転が面白いのかつまらないのかもまるで考えたことがなかった。
ところが、運転してみたら、車そのものが好きになってしまったのだ。
「あの、金属の物体」が好きなのである。
まるで、生き物のようにいとおしく感じてしまうのである。
それは、車はうそをつかず、運転したとおりに動くからなのかもしれない。
昨日は、いつも教習で使っている車が借りれると思っていたら、
全然違う車だった。
車種は同じなのかな?とにかく色とデザインが違った。
そして、どうやら、いつも使っている教習車より古い型のようだった。
運転が下手な人に、貸し出すんだから、いいものは貸さないのは、考えてみれば当然だ。
車を借りる前に、
所内での事故はすべて当事者が責任を持ち、解決すること。
車などを破損したら弁償すること。
ポールを1本壊したら5000円。
等々が書かれた誓約書のようなものにサインをしなければならなかった。
車ぶつけちゃったらどうしようとちょっと心配になった。
ポール1本5000円って高くないか?
ま、そういう誓約書を書かせるのは当然だろうけどね。
コースや車を借りている人は、私たちのほかに3組くらいいた。
交通事故だけは、気をつけようね。
私と娘は教習を受けた車しか見たことも触ったこともないので、
昨日使うようにと言われた車にいざ乗り込むと、
何がどうなっているのか、まるでわからなかった。
まず、ワイパーがたたまれておらず、空中に向かって立ち上がったままになっていたので、
ワイパーが作動すると思われるハンドルの左側のレバーをいじってみると、
ワイパーが急にバタンと動いたが、元に戻ってそのまま止まり、立ち上がったままとなった。
もう1回やると片方がたたまれたが、もうひとつは再び立ち上がってしまった。
ちょっと・・・これどうすりゃいいのよ?立てたまま走るしかない?
と言っていると、隣の車を借りた人がやってきて、同じ状況のワイパーを手でたたんで車に乗り込み、すいすいと発車していったらしい。
娘が、隣の人が手でやっていたというので、車を降りて手でたたむと無事たたむことができた。
な~んだ、手でたためばいいのか。
さて、シートの位置を前に移動し、ルームミラーの位置を調節し、シートベルトをし、ブレーキを踏んで、キーを回してエンジンをかけ、チェンジレバーをドライブにいれ、うん、これでいいんだよね、そしてハンドブレーキをおろす。
あれ、下りないよ。これどうすりゃ動くの。レバーの先のボタンを押してレバーを引き上げてから下ろそうとするがびくとも動かない。何度か試みたがやっぱり動かない。それに、形状や角度が今までの車とちょっと違うのだった。
なんか、私たちの知らないやり方があるのか?どこかに解除ボタンとかなんかがあるのかな?2人でいろいろ見てみたがやっぱりわからないし、どうにも動かないのだ。そうこうするうちに、もう5分くらい経過してしまった。
ついに車を降りて係の人に助けを求めた。係の人がやってきて、普通に操作するとなぜか普通に動いた。な~んだ。なんで動かなかったのか、まるでわからない。
とにかくよかった。
「あのう、この車、元の場所に戻せるかどうかわからないんですが・・・」と、ついでに一番不安なことを聞いてみると、どこでもいいから道路の端に置いとけばいいと言ってくれた。
ああ、よかったもどさなくてもいいんだ。
いよいよ動き出す。コースは走り慣れた道なので大丈夫だ。
さて、1周回ったところで、娘に代わることにした。外周から内側の道路に入って、左に寄せて停車しようとした。左によって・・・あれ?ちょっと待って、この車マスコットがないよ!・・・わかんないじゃん!
いつもの教習車にはボンネットの中央にマスコットがついていて、運転席から見たマスコットと道路の端の線との間隔がどのくらいあるかで、車体の寄せ具合を決めていたのだ。
うわうわ、普通の車にはマスコットがないのか~。
つるりとひろいボンネットはどこが真ん中かもわからないのである。
ああ、びっくりした。
それでも勘で寄せるとなんとかなった。
次に娘と運転を変わった。
娘が運転を始めると、「この車、ちっとも進まない」という。アクセル踏んでるの?
踏んでいるのに、走らないのだそうだ。ゆっくりと数メートル進んだところで止まってしまった。
ええっ、エンジンかかってないんじゃない?
そうだった。私がエンジンを止めて交代したのに、娘はそのままエンジンをかけないで走り出そうとしていたのだった。ああ、びっくりしたぁ。
まったく、大丈夫かこの親子。
しばらくすると、娘がもう時間だというので、あわてて元の場所に戻り、
苦労して車をバックさせ、
幅寄せだのなんだのいろいろと微調整させて
なんとかもと置いてあった場所に駐車させた。
ほっとして車を降りようとすると、目の前の時計がまだ30分も残っていることを示していた。
娘の腕時計が壊れたのかと思ったら、娘は時計を逆さまにはめていたのだった。
な~んだ、まだ半分もあるじゃん。
もう一度車を出して練習の続きをした。
車庫入れの練習で、車の中から後ろをみると、ガラスがきたなくて外がよく見えない。
掃除くらいしないのかな。
いつもの教習車はピカピカになってるんだけどね。
私が運転した、3台目の車でしたね。
ちょっとごっついやつだったけど、練習台になってくれてありがとね。
最後は、もとあった場所に苦労もなくすんなりと収まってくれた。
途中で間違えて戻したのが、いい練習になったようだ。
やばい、車庫入れ簡単じゃん。
う~ん、きれいに入ってるじゃん。
車の周囲を歩き回って眺め、満足した。