さくらももこの『たいのおかしら』を読み終えた。結局、昨夜は眠くなってしまい、朝起きてから読んだ。引っ越しのことやら、家族のことやら、私の体験に似ていることが多くて面白かった。ああ、これでめでたく友人に返すことができる。
先日、この本のことを長女に話したら、「さくらももこの本、家にもいくつかあるでしょ」と言っていた。引っ越すときに古い本は色々処分したが、きれいな本と思い出深い本だけは捨てずに持ってきた。そのなかに、『さくら日和』という青い本があったのは記憶している。娘たちの本は、私の部屋の本箱に無作為に収納してあるので、近いうちにそれを読もうと存在を確認した。そうしたら、なんと、本箱の中の『さくら日和』の左3冊めに『たいのおかしら』があるではないか! 自分で持っている本を借りてしまったという失態だった。
もっとも、この本は私が友人に貸してくれと頼んだわけではなく、友人が勝手に持って来たのだが、「家にもある」と認識してないんだから、どうしようもない。でも、友人のおかげで読む事ができてよかった。こんなことでもなければ、家にあってもずっと読まないままになっていただろう。それに、この本の内容について書きたいこともあるので、その時には、自宅の本を開いてみればいいわけだ。
この本、1993年に出版されたもので、17年も昔のもの。今は、もっと新しいエッセイが出てるんだろうな。ちなみに友人から借りた本には200円のシールが貼ってあり、古本屋で買ったものだということがわかる。そういえば、私が先日ブックオフの百均で本を買ったときも、さくらももこのこれらの一連の本が100円で並んでいたっけ。
古本の回し読み。それが一番経済的だね。