札幌には丸井今井という百貨店があるのです。
東京などにあるマルイとは全く関係ないのですが、
本州の方からは結構誤解されて同じ店と思われているのです。
札幌の百貨店では、丸井今井は三越と並び高級路線です。
中国や台湾からの観光客もごっそり来店しております。
海外の方は、コムデギャルソンのハート君のTシャツ(プレイです)や、
バーバリーが目的みたい。
ギャルソンのTシャツは中国で転売すると3倍の値段で売れるそうです。
すごいっすね。
前置きはさておき。
さて、札幌の地下街から丸井今井に向かうと、
隣に『都心ビル』というのがございます。
入り口には婦人物の洋品店があります。
自動販売機の横に階段があって、そこを上がっていくと、
『宮越屋』の都心ビル店があるのです。
宮越屋というのは、札幌ではメジャーでして。
円山に本店があるのですが、
支店がいっぱいあるのです。
どれくらいいっぱいあるのかというと、
相撲取りの番付表を上から見て、
東西の前頭10枚目くらいの数があるんじゃないかな。
札幌だけでなく、東京にもあるみたいです。
なにゆえ都心ビルの宮越屋なのかというと。
6~7年前か、もっと前でしょうか。
丸井今井で買い物をすることがあって。
どこかでお茶したいぞーっと思って見つけたのがここだったんです。
たまたまなんです。
んで、たまたま入ったこの店に入れ込んでしまったのであります。
理由は単純です。
当時、美人の店員さんがいたのであります。
しかも2人も。
通わない理由などございません。
だって男だもの。
それからしばしば通うようになり、
店員さんのことを、
『宮越1号』『宮越2号』
と勝手に名づけておりました。
月に1回くらいは行っていたのですが、
ある日、『宮越1号』さんから声をかけて頂き。
若かりしポンスケ君はうかれていました。
何気ない世間話や、住んでいる場所とかを聞かれただけなんだけどね。
そうして、何ヶ月か経ち。
ちゃんと会話が成立するようになったのですが、
そしたら『宮越1号』さんは辞めてしまったのです。
ガックリとうなだれる自分。
ああ、なんてこったい。
と、フレンチをすすっていると、
『宮越2号』さんが話しかけてくれて、
それから、2号さんと会話するようになったのです。
1号や2号などと言うと、
妾(関西ではテカケですね)さんみたいでイヤなんだけど、
当時はなーんにも考えちゃいないから、そう呼んでいたんです。
2号さんとも、楽しく会話をするようになったのでありますが、
2号さんもお店を辞めてしまったのであります。
というのも、宮越屋はフランチャイズの店舗が多くて、
都心ビル店の店主さんが変わってしまったのです。
店員さんも全部入れ替わったのです。
1号さんも2号さんもいない…
それから何年も都心ビル店には立ち寄っていなかったのですが、
こないだ久しぶりに入ってみたのです。
この都心ビル店は、実に落ち着けるのであります。
『うなぎの寝床』という表現が上品ではないことを承知しておりますが、
例えるならそんな感じなのです。
店内の写真は撮らなかったのですが、
決してうるさくない音楽が流れていて、
内装も落ちついていて。
雑誌や新聞もぬかりなく置いてあり。
長ーいカウンターで一人、お茶をするのにはもってこいなのです。
たいしたことない思い出話が多くて大変申し訳ございません<m(__)m>
喫茶店には、それぞれ思い出や思い入れというのがあるのです。