久しぶりの挫折であります。
しばらくの間、
どんな本を読んでも途中で投げ出してしまうことはなかったのです。
それなのに、
バルザックに挫折したんだよ、それも二度目…
前回は『谷間のゆり』を読んだんだか読んでないんだかの状態でアウト。
今回は、『ウジェニー・グランデ』という小説だったのですが、
どうにもこうにもページをめくる気が起きなくなるのだよ。
日本の小説だと、書かれた時代がどんなのであるかが分かれば、
ある程度は読めるんだけど。
海外のだと、
フランスであれ、ロシアであれ。
18世紀くらいの海外のことなんて考えたこともないし、
どういう生活をしていて、どうだったかなんて知らないのです。
せいぜい知っているとしたら、
フランスでハイヒールが流行ったのは、
ばら撒かれたウンチを踏まないためとか。
フレグランスは、ウンチの匂い消しだとか。
マントは、二階から捨てるウンチに当らないためとか。
下々のことしか、興味がわかないであります。
世界史で中世ヨーロッパのことを勉強したような気もするけれど、
高校のときの世界史って、
十字軍の遠征がなんであったとかで挫折してしまったよ。
ホント、海外の古典小説には挫折しちゃうことが多くて困る。
フロベールの『ボヴァリー夫人』だけしか完読できていないの。
ディケンズは読んだ気がするだけで、
本当に読んだかどうか自分でも疑わしいです。
どうも海外の小説だと、
『エロスが入っていないものは頭が受け付けない』
感じです。
ホントどうしようもありません。