今年も大谷がやってくれた。これはもう「大谷チャンピオンまつり」って感じの世界だ。(昔あった「東宝チャンピオンまつり」をもじった。)
開演30分前には完全に客入れが終わっていた。それって、なんで? 要するに早くから客が集まってパニックになったから、前倒しで開場したのだろう。35分に到着したら、入場はとうに終わっていて、ロビーでのモニター上映希望者(もう入れないから)の入場整理をしていて、驚く。ともかくすごい人気なのだ。(前日の追手門高も、すごいことになっていたので、この日は少し早い目に来たつもりだったのに)
話が逸れた。本題に戻る。なぜ、これがチャンピオンまつりなのか、というと、(というか、本題ってそこかい!)本編だけではなく、おまけがいっぱいあるからだ。第1部は歌謡ショー。芸達者な女の子が延々リクエストにこたえて歌いまくる。約30分やっていた。(開場と同時に始まったようだ)第2部は、昨年もしていたが、中学生による前座芝居。短編(前説のためだが)。この子たちも実に芸達者。芝居の前の「ケータイ切れ」とか、「飲み食い禁止」とか、注意事項のアナウンスなのだが、ちゃんとした芝居仕立て。(昨年は本編よりも、こっちの方がおもしろかったのではないか、というくらいによく出来ていた。今年も、よかった。)今回も本編の内容とちゃんとリンクしている。みんなピエロメイクだし。
そして、本編突入! サーカス団のお話。なんと、みんなピエロのメイクで、誰が誰やらわからへん。(まぁ、別に知り合いはいないから、かまへんけど)よくあるパターンだが、楽屋の話。そこでのドタバタが描かれる。舞台ではショーが始まっている。まぁ、ちょっしたバックステージもの、なのだが、これといったお話はない。
一応、話はある。キャストであるひとりがやってこない。そのことから生じるてんやわんやの騒動だ。(これは、なんとブレヒトの『ゴドーを待ちながら』なのだ!)いつまでたってもその行方不明のメンバーは来ない。ステージは彼女不在のままで進む。待てども、待てどもやってこない。さぁ、どうする?
というか、彼女たちはどうとでもする。それにしても高校のサーカス部、っていう設定が異常。そんなクラブ、どこの世界にあるのか? でも、そんな冗談を彼女たちはやり尽くす。作、演出、主演を担当した高田若葉さんを中心にして、芸達者なスター軍団によるコント。オパンポン創造社の野村さんが今年もゲスト出演して(というか完全に部員の中に混じっている)怪演している。でも、あまりに周りの中高生がうますぎて、なんと彼が、負けている。(大丈夫か、野村! 負けるな、野村!!)
こういう世界もあるのか、と驚かされる。それくらいに独自な路線を踏襲する。大谷演劇部、恐るべし。高校演劇であるにも関わらず、そこに自分たちの世界観を作り上げ、彼女たちにしかできない芝居世界を展開する。大谷ブランドとでも呼ぶべき世界がそこにある。
ラストのオチも笑える。ゴドーがちゃんとやってくるのだ。
開演30分前には完全に客入れが終わっていた。それって、なんで? 要するに早くから客が集まってパニックになったから、前倒しで開場したのだろう。35分に到着したら、入場はとうに終わっていて、ロビーでのモニター上映希望者(もう入れないから)の入場整理をしていて、驚く。ともかくすごい人気なのだ。(前日の追手門高も、すごいことになっていたので、この日は少し早い目に来たつもりだったのに)
話が逸れた。本題に戻る。なぜ、これがチャンピオンまつりなのか、というと、(というか、本題ってそこかい!)本編だけではなく、おまけがいっぱいあるからだ。第1部は歌謡ショー。芸達者な女の子が延々リクエストにこたえて歌いまくる。約30分やっていた。(開場と同時に始まったようだ)第2部は、昨年もしていたが、中学生による前座芝居。短編(前説のためだが)。この子たちも実に芸達者。芝居の前の「ケータイ切れ」とか、「飲み食い禁止」とか、注意事項のアナウンスなのだが、ちゃんとした芝居仕立て。(昨年は本編よりも、こっちの方がおもしろかったのではないか、というくらいによく出来ていた。今年も、よかった。)今回も本編の内容とちゃんとリンクしている。みんなピエロメイクだし。
そして、本編突入! サーカス団のお話。なんと、みんなピエロのメイクで、誰が誰やらわからへん。(まぁ、別に知り合いはいないから、かまへんけど)よくあるパターンだが、楽屋の話。そこでのドタバタが描かれる。舞台ではショーが始まっている。まぁ、ちょっしたバックステージもの、なのだが、これといったお話はない。
一応、話はある。キャストであるひとりがやってこない。そのことから生じるてんやわんやの騒動だ。(これは、なんとブレヒトの『ゴドーを待ちながら』なのだ!)いつまでたってもその行方不明のメンバーは来ない。ステージは彼女不在のままで進む。待てども、待てどもやってこない。さぁ、どうする?
というか、彼女たちはどうとでもする。それにしても高校のサーカス部、っていう設定が異常。そんなクラブ、どこの世界にあるのか? でも、そんな冗談を彼女たちはやり尽くす。作、演出、主演を担当した高田若葉さんを中心にして、芸達者なスター軍団によるコント。オパンポン創造社の野村さんが今年もゲスト出演して(というか完全に部員の中に混じっている)怪演している。でも、あまりに周りの中高生がうますぎて、なんと彼が、負けている。(大丈夫か、野村! 負けるな、野村!!)
こういう世界もあるのか、と驚かされる。それくらいに独自な路線を踏襲する。大谷演劇部、恐るべし。高校演劇であるにも関わらず、そこに自分たちの世界観を作り上げ、彼女たちにしかできない芝居世界を展開する。大谷ブランドとでも呼ぶべき世界がそこにある。
ラストのオチも笑える。ゴドーがちゃんとやってくるのだ。