後編なのに、途中で話が終わるって詐欺ではないか。全くなんの情報もなく見たから、あの終わり方には正直驚いた。あんな不意打ちはない。
事前に「前編」を見て置くつもりが、時間がなくて、見ないままで先にこの後編を見ることになって、ちょっと不安だったけど、そこは大丈夫だった。支障なく作品世界に入れた。最初に前回のあらすじがあり、それがわかりやすくコンパクトのまとめてあったのがよかった。
話の展開は緩やかで、自然にこの世界に溶け込める。だが、お話の進行があまりに緩やかで、2時間で決着がつくのか、心配したほどだ。案の定、いきなりぶつ切れ。次回に続く、となる。キツネにつままれた気分だ。だって、後編なのである、僕の中では完結編だと思っていたから、そのショックは大きい。ファーストシーズン終了までが描かれるということを、ふつうの観客(このアニメのファンやマンガの読者)は知っているから、いいだろうけど、一見さんの僕にはそこは大きい。
もちろん、そんなことは作品の評価とは関係なし。これはとてもよく出来作品だ。巨人対人間の対決というシンプルな図式で戦争というものを象徴させるのがおもしろい。弱い者と強い者。わけのわからない存在への恐怖。人間をバリバリ食らう巨人たち。この基本となるイメージがおもしろい。巨大な塀で囲んだ狭い世界で巨人に怯えて暮らす人々。さらには、壁の内部にも、潜在的に巨人はいるという恐怖。
巨人とは何なのか。世界はどうなっていくのか。図式は面白いだけに、オチの部分を先延ばしにして終わってしまうのはちょっと不満。最近この手の大長編が多すぎる。出し惜しみして、引き延ばして、結局つまらないラストしか見せられないのならば、もっとコンパクトにまとめて欲しい。この手の映画にはさすがにうんざりだ。先の最悪の『ハンガーゲーム』といい、これといい、やり方があざとい。
8月公開の実写版2部作はちゃんと2本で終わるのだろうか。このアニメ版の完成度の高さは確かに認めるけど、こういうやり方は、なんとかして欲しい。『ハンガーゲーム』ほど惨くはないけど。結局そこに尽きる。
事前に「前編」を見て置くつもりが、時間がなくて、見ないままで先にこの後編を見ることになって、ちょっと不安だったけど、そこは大丈夫だった。支障なく作品世界に入れた。最初に前回のあらすじがあり、それがわかりやすくコンパクトのまとめてあったのがよかった。
話の展開は緩やかで、自然にこの世界に溶け込める。だが、お話の進行があまりに緩やかで、2時間で決着がつくのか、心配したほどだ。案の定、いきなりぶつ切れ。次回に続く、となる。キツネにつままれた気分だ。だって、後編なのである、僕の中では完結編だと思っていたから、そのショックは大きい。ファーストシーズン終了までが描かれるということを、ふつうの観客(このアニメのファンやマンガの読者)は知っているから、いいだろうけど、一見さんの僕にはそこは大きい。
もちろん、そんなことは作品の評価とは関係なし。これはとてもよく出来作品だ。巨人対人間の対決というシンプルな図式で戦争というものを象徴させるのがおもしろい。弱い者と強い者。わけのわからない存在への恐怖。人間をバリバリ食らう巨人たち。この基本となるイメージがおもしろい。巨大な塀で囲んだ狭い世界で巨人に怯えて暮らす人々。さらには、壁の内部にも、潜在的に巨人はいるという恐怖。
巨人とは何なのか。世界はどうなっていくのか。図式は面白いだけに、オチの部分を先延ばしにして終わってしまうのはちょっと不満。最近この手の大長編が多すぎる。出し惜しみして、引き延ばして、結局つまらないラストしか見せられないのならば、もっとコンパクトにまとめて欲しい。この手の映画にはさすがにうんざりだ。先の最悪の『ハンガーゲーム』といい、これといい、やり方があざとい。
8月公開の実写版2部作はちゃんと2本で終わるのだろうか。このアニメ版の完成度の高さは確かに認めるけど、こういうやり方は、なんとかして欲しい。『ハンガーゲーム』ほど惨くはないけど。結局そこに尽きる。