あみゅーずがファンタジーに挑戦する。オリジナルは青い鳥の作品らしいが、1時間20分以内の短い作品として、とてもすっきりとまとめてある。本来そこにあったはずの枝葉のエピソードを大幅に刈り込み、姉と妹のドラマへとシフトし。そこをクローズアップした構成が見事に決まった。ポイントを絞り込んで、シンプルなドラマに作り上げることで、作品はとても清々しいものとなったのだ。
生と死の狭間を旅する人たちのドラマである。妹のあの世への旅立ちを見送る姉の気持ち。2人の間にあるお互いの想いがきちんと伝わってくる。条さんと笠嶋さんの2人が、いろんな想いをうちに秘めたまま、それを言葉に出すこともなく、ただそこに立つ。対峙する2人の姿が胸にしみる。
このツアーに参加した他のメンバーたちのエピソードは最小限に止め、芝居はツアーコンダクターを演じるてらもともさんのリードにより(彼女はまるでミトスの頃に戻ったみたいにテキパキとこの芝居全体をドライブする)この一瞬の休息の時間をさらりと描くことに成功した。
そのなかで、先にも書いた「姉と妹の別れ」を爽やかに描き出す。本来なら2時間くらいになるような芝居なのだが、骨格だけを残した単純さが心地よい。ただ、姉と妹の問題まで、さらりと流すので2人の中にあつはずのわだかまりが伝わりきらないのは残念だ。姉がなぜこのツアーに紛れこむことが出来たのかもわからないし、どこまで彼女が事態を把握しているのかもわかりずらい。これでは2人がお互いにコンプレックスを抱いていたことすら、表層的にしか判らない。
いつものようにダンスシーンもふんだんに織り込んであみゅーずらしい明るく楽しい時間を提示する。あまり細部に拘らなければ、そんなこと気にならないで見れる。
生と死の狭間を旅する人たちのドラマである。妹のあの世への旅立ちを見送る姉の気持ち。2人の間にあるお互いの想いがきちんと伝わってくる。条さんと笠嶋さんの2人が、いろんな想いをうちに秘めたまま、それを言葉に出すこともなく、ただそこに立つ。対峙する2人の姿が胸にしみる。
このツアーに参加した他のメンバーたちのエピソードは最小限に止め、芝居はツアーコンダクターを演じるてらもともさんのリードにより(彼女はまるでミトスの頃に戻ったみたいにテキパキとこの芝居全体をドライブする)この一瞬の休息の時間をさらりと描くことに成功した。
そのなかで、先にも書いた「姉と妹の別れ」を爽やかに描き出す。本来なら2時間くらいになるような芝居なのだが、骨格だけを残した単純さが心地よい。ただ、姉と妹の問題まで、さらりと流すので2人の中にあつはずのわだかまりが伝わりきらないのは残念だ。姉がなぜこのツアーに紛れこむことが出来たのかもわからないし、どこまで彼女が事態を把握しているのかもわかりずらい。これでは2人がお互いにコンプレックスを抱いていたことすら、表層的にしか判らない。
いつものようにダンスシーンもふんだんに織り込んであみゅーずらしい明るく楽しい時間を提示する。あまり細部に拘らなければ、そんなこと気にならないで見れる。