習慣HIROSE

映画・演劇のレビュー

大産大附属高校『現ならず、純な僕らに』

2014-08-04 19:12:53 | 演劇
 こういう昔ながらの高校演劇部の作りそうな芝居を見ると、なんだか安心させられる。大人に負けないような完成度の高い芝居を高校生が作る、というのも、悪くはないけど、別に超高校生級なんかじゃなくてもいい。高校生らしい、というのも立派なことではないかと思う。

 でも、これは1時間20分に及ぶちょっとした大作だ。役者たちも達者で、ちゃんと笑わせてくれる。しっかり芝居を見せてくれる。

 しかし、内容はたわいない。文化祭で、有志を集めてダンスをする。青春を謳歌する。よくある学園ものだ。そこに、実は、みんなと一緒に頑張ってきた主人公の友人は死んでいて、というお話が突然のように終盤とってつけたように描かれる。やりたいことはよくわかる。でも、少し強引過ぎた。まぁ、そんなエピソードも含めて定番なのだが、そんなこんなの「てんこもり」の舞台は好感が持てる。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 金蘭会高校『キレイ 神様と... | トップ | 咲くやこの花高校『作、、、... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。