
evkkの公演と抱き合わせ上演だったので見ることになった。初めて見る劇団である。こういう偶然も楽しみたいと思い見始めた。
なんとこの劇団は創立40周年になるらしい。凄い。しかも劇団の座長が23歳の娘さんに変わったという。実の娘である。母子2代で芝居をする。そんな小劇団がある。(さっきまで見ていた劇団きづがわも主宰の林田さん夫婦と娘さんである彩さんでずっとやっているけど)
僕はこの手のエンタメ芝居は普段は見ないからやはり驚く。こんなタイプの芝居が世の中にはあるのか、と思う。世界は広いな、と改めて思う。いや、確かにあるとは思うけど、この設定の大胆さ、というか、それってかなり厳しい。あり得ない話を堂々とする。笑わせるためにはなんでもありなのか。部屋に勝手に入ってくるアパートの住人って何? まずそこから僕は驚く。
このコメディは楽しませる為に細部は杜撰でも気にしないみたいだ。だけど平気で人の部屋にやって来る隣人たちという設定を当然だという彼らのそれまでの暮らし方を納得させてから話を進めてもいいと思う。簡単なことだけど、それだけで安心して見ることができるから。ちょっとした細部の描写で芝居は面白くなる。お話は訳あり文化住宅に新たに入ってきた女の子と住人たちのドラマ。わかりやすい。
いろんなところであまりに話が安易な展開するから見ていて、少ししんどい。お決まりのパターンかもしれないがお話にはやはりある種のリアリティは必要だと思う。
だけど、主人公を務めた若い新座長である前田茉羽は、とても元気いっぱいでよかった。彼女にはこれからも頑張って劇団を導いて欲しい。
芝居とは関係ないけど、これを書いた後、なぜか懐かしい左卜全の歌を歌っている自分がいた。