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サイクリングは楽しい

日記も二日に掛けて書くようにすると、ちょっとテンションが落ちる。
そんなわけで、
1軒目の自転車屋さんを後にした。
すると数メートル離れた道沿いにまた自転車屋さんがあった。
だめもとで店の中に入る。
ご主人が今留守で出来ないそうだ。
しかし、ご婦人の対応が良かった、
「30分ほど待ってくれれば帰ってきますから」
やさしく話してくれた。
しかし、待っていることも無く自分でまた自転車を担いだ。
だんだん日が落ちてきて、日が暮れてしまいそう。
家に帰るまでのルートを考え直す。
何件かの自転車を候補にするがどこにするべきか。
僕が選んだのは、R257沿いの自転車屋。
以前一度パンク修理をしてもらったことがある店だ。
この店のご主人は、今もってロードに乗っている自転車好き。
すでに60歳近いだろうと思う。
以前パンク修理をしてもらったときの印象が良かった。
だから、この店を選んだ。
1時間は掛からなかっただろうが、ずいぶんと疲れてきた。
途中、妻が自転車を担ぐのを変わってくれて助けられた。
店に着いた時はすでに日が落ち暗くなってしまった。
道沿いは、自転車が並んでいる店頭になるので、横の細い道を入り裏の整備するところから声をかける。
「はい、は~い」と、奥から声が聞こえる。良かったご主人がいらした。
「どうしたの?」
「チェーンが外れてしまいなおしていただきたいのです」
「今、手をきれいにしたばっかりなのに・・・・」と、ご主人。
こういうご主人の話を聞くと申し訳ない気持ちがあるが、内心安心する。
きっと、先ほどまで修理で忙しかったのだろう。
手が汚れていない、オートバイや自転車屋さんは当てにならないものだからな。
ご主人は、開口一番「古い自転車に乗ってるなぁ」
「俺が店を始めた頃のものだよ」
そういいながら状況はすぐに飲み込み、大きなドライバーとハンマーで前から一撃、後ろから一撃、また前から軽く叩くとすんなり外れた。
さすが、要領がうまいと感心した。
チェーンが外れると、「もう後は良いか?」と聞くが、
僕は、自転車を担いできて手がプルプルしているから車輪も組み上げてくれないかと頼んだ。
ご主人はすばやく組み上げ完成する。
あ~良かった、やはりこの店を選んで間違いではなかったと思った。
そこで、修理の代金はいくらでよいですか?とご主人に聞くと。
「¥200円」で良い。
本当にうれしくなったのでした。
すでに暗くなってはいたが、気持ちは晴れ晴れで自転車は快調に進み家に帰ることができた。
こんな楽しいサイクリングでした。
*クロモリフレームの自転車は細身ですっきりして好きだが、次期購入するのならば担いでも軽いカーボンフレームのほうが良いと思ったのです。
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