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ボールベアリングがない

ベアリングをバラしてボールを一つ活用します


日本では販売されなかったイギリスはスポング社のミルを入荷しました。先ずは外観からして使い込まれた様子です。分解をしてみていくうちにあるべきものがないことが分かりました。


分解した状態です、厚い錆が手ごわそうです


内歯の下側は粉の挽き具合を調節するボルトが接触しますが、本来ここにはボールベアリングが使われていますが、それがない・・・・・。


手持ちのベアリングの中から選びます


内歯の裏側の中心部位のへこみ


このようにボールベアリングを入れて使います


ボールベアリングがなかった状態のまま使い続けると、ハンドルと本体との接触が起きて傷がつきますし(塗装がはがれて下地が出てしまう)、使い心地も重くなり金属の消耗による寿命も短くなります。そのままの状態で使っていて機能的に使えなくなるというには何十年もかかりそうですが、直しておきたいと思います。ふと考えてしまいました、僕が仕入れた時点で50~60年ぐらい経過しているわけです。メンテナンスをして使い続けていけば後何年何十年も使える。子の代、孫の代までも使うことが出来る商品であります。自分が死んだ後にも自分が手を掛けた物は生き続け使い続けられて行く。とても素晴らしいことだと思います。また今日からがんばろう!!
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