ドアの向こう

日々のメモ書き 

レトロな建物

2014-06-26 | 道すがら

 お屋敷は、 ここから近いのでしょう…  そんなことを考えながら門司港あたりをうろうろしていた。  潮風に吹かれ、 赤レンガのレトロな建物をながめるだけでしあわせ。 

 

北九州市  マンホールのデザインはヒマワリですね

 

国際友好記念図書館 

 大陸貿易の拠点となった門司港です
 中国の大連市との友好都市締結15周年記念に建てられた。

 玄関の絵タイルは 植物や曲線を取り入れて 当時流行ったアールヌーボー

 

旧門司税関  明治24年発足 
  白と赤のコントラスト、水彩で描いてみたい
 平成6年復元  展望室から門司港を一望できる
 

旧大阪商船

 

旧門司三井倶楽部

 

旧三井倶楽部で

 

 改装中のため パネル写真から JR門司港駅 
ネオ・ルネッサンス調の木造建築 
 大理石とタイル張りの洗面所、 青銅製手水鉢  水洗式トイレ

「帰り水」は、 今も現役、おいしい水が出ます。 戦前の海外旅行帰国者や、 終戦後の復員、引揚の人たちが門司に上陸して安堵の思いで喉を潤したそうです。

  

 

 

 

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潮流

2014-06-26 | 道すがら

 旅は2日目。 朝食前に菊ケ浜を散歩。 めずらしい浜の植物に出会う。 
コウボウ麦の筆。 

  さらに 入り江から堀に沿ってゆくと 城址が現れた。
 慶長9年(1604)毛利輝元が築城の萩城、 別名、指月城とも呼ばれている。

  

 松下村塾  松陰と門下生の活躍…

 来年の大河ドラマは「花燃ゆ」
松陰の妹、文の生涯が描かれると、 あちらこちらに幟がはためいている。

 秋吉台では若草のパノラマに心洗われ、 秋芳洞から角島へ、

 

他はアルバムにて

  


 いよいよ関門海峡を渡る。  激しい潮流に出遭うだろうか
  松陰の時代、 その潮流もまた 

 

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みかん畑

2014-06-25 | 道すがら

 空港よりバスに乗る。 街道を合歓や栗の花、紫陽花が彩り、 畑や生け垣に夏みかんがたわわだ。 その実に因んでガードレールは、みかん色という、 ここの名産だ。

  車窓に見える漆黒の屋根も風情がいい。 

  景色はやがて   

 赤茶色の瓦に変わってくる。  ここは雪深いところ   ノースポールも立っている。

緑のなかに石州瓦 (凍害に強い)の落ち着いた赤、 ドキッとするほどすてきで
 車窓から何枚も写した。

  どれもぼやけています。

 散策後 ソーダー水を飲みながら通りを眺める。 ここはどこ?

 もったいぶって 

  皆さんは お分かりでしょう。

 

 

 

 

 

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高尾山薬王院

2014-04-26 | 道すがら

 墓参のあとは 高尾山へ。 心配ご無用、 リフトで山上まで行かれるのだ。 
目指す薬王院は 真言宗智山派の大本山、正式には 「高尾山薬王院有喜寺」(タカオサン ヤクオウイン ユウキジ)と。 

 リフトを降りて浄心門をくぐり険しい男坂より山上に向かった。 そびえる階段は108段、 参道の両側に歌碑がたくさんみられた。

  我が精進こもる高尾は夏雲の下谷うずみ波となづさふ 白秋

ほか渡辺水巴、 鈴木龍二など。

 薬王院 御本社裏にまわれば 真紅の椿が社の赤に呼応する。

 

 

  にわかに響く法螺貝のおと   樹間に揺れる袈裟の色…  
 午後2時  御護摩奉修がはじまった。 

御護摩奉修は 早朝5時半より一日6回行われている。   

 

 鮮やかな衣や袈裟。
 登山道にウワミズザクラや高尾すみれ、シャクナゲ、ムラサキケマンなど咲いていた。 はつらつと伸びる若い緑、 霊山の清浄な気配にこころが洗われる。

 アルバムにまとめました。  

  

※  NHK BSプレミアム 「高尾山ハイキング大百科」 放送です  
「高尾山」の知られざる魅力、奥深さを伝えます
 5月3日(土)19:00より  お見逃しなく

 

 

 

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瑞泉寺まで

2014-04-07 | 道すがら

 

 墓参のついでに 北鎌倉を歩いた。
 建長寺を経て半僧坊から鎌倉アルプスを尾根伝いに歩き、太平山、天園、天台山を下って瑞泉寺に至る、約7Kmのコース。 帰宅後のカウンターは 26165歩。

 

天園ハイキングコース

 

歩き始めて2時間半 いよいよ瑞泉寺に到着です。

  夢窓国師の庭園は以前も拝見したことがある。 亡き母や弟夫婦、 甥も一緒だった。

  

  
            

   春なれや名もなき山の朝がすみ  芭蕉

 多くの文人が訪ねた境内には歌碑があります。

 手の平に豆腐をのせていそいそといつもの角を曲りて帰る  山崎方代
 いつぬれし松の根方ぞ春しぐれ    久保田万太郎
 

   

 さらに詳しくは 瑞泉寺HPにてご覧ください

 

 

 

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早春の花

2014-03-06 | 道すがら

  池の周りを てくてく行くと

   土手にブルーの瞳…

  福寿草家族のごとくかたまれり   蓼汀

 晴れやかな黄色が かたまっている

   福寿草ひらきてこぼす真砂かな   鶏二

 

  大宮第二公園花壇の  
  北側にはまだ 雪が残っているけれど 

 日だまりは早春の花 クロッカス 
  細い葉に似合わず 花は意外と大きい

 やさしい色のカップで

   髭に似ておどけ細葉のクロッカス  占魚

花泪夫藍(ハナサフラン) うす日をのせてもたらさる  兌

 雌しべを摘みとって陰干ししてつかうおなじみのサフラン
 秋咲きの薬用サフランと クロッカスは同じらしい  
昼間開いて どちらも夜には閉じてしまう。 春咲きの観賞用がクロッカス。 
 それでクロッカスの和名は ハルサフラン 
  

夜は閉ぢるクロッカス吾子も胸に眠る       千秋
四十路びと面さみしらに歩みよる二月の朝の泪夫藍(サフラン)の花  北原白秋

 

 

 

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雪と氷と

2014-02-13 | 道すがら

  8日の雪が未だのこる10日 羽田を35分遅れで13:30発、新千歳空港15:00着
3泊4日の旅は13日 根室中標津より羽田へ30分遅れで帰着。 自宅に戻ったものの14日は雪で、結局一週のあいだ雪を見ない日はなかった。 
 往きも帰りも一日違いで欠航するところだったのだから、 まことに運が良い。

しかし、まったくこちらの雪質は違った。 はたけば落ちるさらさらの雪、踏みしめるときゅきゅっと鳴る細かな雪は、片栗粉か粉砂糖のような感じ。 水分が少ない。

夜の雪像見物。 傘をさしているのは たいてい関東の人と言われ

さっぽろテレビ塔に昇る。

ライトアップされた氷像は 台湾-伝統とモダン
中央は 台北「国立故宮博物院」
左手に高く 超高層ビル「台北101」 右手前は台湾高速鉄道 

ウインタースポーツ天国、北海道!
 厳しい寒さや降り積る雪と戦いながらも道民は老若男女を問わず冬のスポーツを楽しんでいる。 大雪像は中央にジャンプ、ノルディック、アイスホッケー フィギュア・スケートの像など躍動感いっぱい。 

スルタン・アブドゥル・サマド・ビル 
(実物はマレーシア首都クアラルンプールにあり全長137m)
ドーム型のイスラム建築と 西洋の様式が融合した、ムーア様式の建築

 翌朝、ふたたび雪まつりへ あらためてテレビ塔より昼間の札幌を俯瞰する。

 吹雪は矢のように顔をめがけて飛んでくる。 コートのフードに隠れて足もとばかりみて歩いた。 部屋は25度くらいとかなり暑く、 外気に触れて気持がよいくらいだ。
滞在中は、場所にもよるが-16度まで体感した。 思ったより寒くない。

11日 札幌よりJRスーパーおおぞら号で 帯広へ移動  阿寒湖は結氷。 湖畔泊  

 

12日 オホーツクの流氷見物。   知床泊 

 

 

 

13日 細かくてサラサラの雪

  息白く行き交へる時人親し  鴻乙

 同じもののを見て共感し  知らない人とも話をする。

  車窓よりみる雪原  夏はジャガイモ畑

 

 酪農のサイロはあまり見ない。 干し草のロールが積み上げてあった。
これらは円柱状に成型し梱包するロールベーラーという機械で巻き上げられる。

 黒っぽいのは  麦畑

霧の…   摩周湖は快晴 


 

おおむね晴れて ときどき小雪、 札幌は吹雪いた。

 10日 札幌    最高 0.4   最低 -6.0   最深積雪76㎝  
 11日 札幌        0.2       -7.3         85
 11日 阿寒湖畔    -1.8      -16.3         69
 12日 網走       -2.4      -10.6         71
 13日 中標津      -1.8       -11.1         25

 

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前玉へ

2014-01-04 | 道すがら

新年は いかがお過ごしでしょうか。 陽あたりでは、もうロウバイが咲いています。 
 うしろは古墳群で、 県名発祥の地「埼玉(サキタマ)」を訪ねました。

 風もなくあたたかなお正月  前玉… 読めるでしょうか

丸墓山古墳は 直径105m、日本最大の円墳です 

  横から見たところ

 高さ19m、 墳丘に上り 忍城(オシジョウ)御三階櫓も遠く望める。 駐車場からこの古墳までの桜並木は、 かの石田堤。 映画 のぼうの城ですね。 主題歌はエレカシ、 ファンのあの方も映画はご覧になったかしら 

 

 全長120mの稲荷山古墳(前方後円墳)
 出土された国宝 金錯銘鉄剣(キンサクメイテッケン)など さきたま史跡の博物館で見学でき、銘文を読み解く。 1500年前の王がなにを伝えたかったのか… 漢字で刻まれた115の黄金の文字をたどる。
くわしいことは こちらへ

 

 墳丘に円筒埴輪の模型が立っているのは将軍山古墳、 展示室で埋葬の状況がわかる。
9基の大型古墳を見学して 大こうふん…

  ガイドブックより 航空写真   奥に 二子山(フタゴヤマ)古墳

最後は、 前玉(サキタマ)神社(浅間塚古墳)詣で。 古墳の上に本殿、拝殿。 延喜式にもその名がみえる古社です。 

 前玉神社の石灯籠には

『佐吉多万能  津爾乎流布禰乃  可是乎伊多美 都奈波多由登毛  許登奈多延曽禰』
 埼玉(さきたま)の 津に居(を)る船の  風をいたみ 綱は絶ゆとも 言な絶えそね 巻十四 3380


『前玉之 小埼乃沼爾 鴨曽翼霧 己尾爾   零置流霜乎  掃等爾有欺』
 (埼玉の 小埼の沼に鴨そ翼(はね)霧(き)る   
    己(おの)が尾に 降りおける霜を 払ふとにあらし 巻十四 3380

 遠く奈良からもいらっしゃるというのに、ようやく訪ねることができた。
後半の写真(前玉神社、忍城など)うっかり削除、 ほんとうにがっかり!

 

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浦和宿

2013-12-07 | 道すがら

中仙道を歩いて、 浦和宿の名残を垣間見ながら 画材屋さんまで。 
 以前ご紹介した調神社(つきじんじゃ 別称 ツキノミヤジンジャ)近くで、 風情ある店舗が目につく。 明治初期、現在の地に創業という。 威厳ある店構えは青山茶舗 。 江戸時代後期から明治初期に建てられたそうだ。 柿の木が見守り晩秋の陽があたたかく包んでいる。
 今度来るときはぜひ寄ってみたい。

ついで 調神社に参り

 今はひっそりとしているが 大歳の市、十二まち(じゅうにんちまち)には

正月用品を売る店でにぎわうのだ。  鳥居はなく(神像)狛兎?が迎える。
神像は昨年152年ぶりに新調された。これまでのは江戸末期の1861(万延2)年に奉納された と。


江戸名所図会に登場する調神社。 

  

隣接する調宮公園、 公孫樹の黄葉もみごとです。

 

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袋田の滝

2013-11-05 | 道すがら

茨城県大子町(ダイゴマチ) 袋田の滝へ。 土産店に柚子など売っている。

 
 日本三名瀑(華厳の滝・那智の滝)のひとつ 高さ120m 幅73m

長さ276mのトンネルを抜けて

  165m地点の展望台

 エレベーターに乗り 第2観瀑台から望む袋田の滝
  四段に落下するので「四度の滝」 ともいわれる。

 

  西行法師が「四季に一度ずつ来てみなければ真の風趣は味わえない」と、 絶賛したと伝わる。

 冬は氷結、 青葉のころや夏の水音など 
四季折々の造形もすてきでしょう。


 

茨城県 高萩市の花貫渓谷 汐見滝吊り橋
 花貫渓谷を流れる花貫川は、土岳や多賀山系の水を集めて、樹林地帯を抜けて太平洋に注いでいる。

 ここから海が望めるのでしょうか

 木漏れ日を浴びて 駐車場へ戻る

 逆光に納まる紅葉や黄葉もたのしみ

 花貫駐車場  マムシ草の実はグロテスクです

※大きな写真ばかりで画像容量が少なくなった。 
これからはエコにしないと。

 

 

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秋高し

2013-10-28 | 道すがら

   秋晴の強き芒にふれにけり   石鼎

 野菜を求めて農協まで
 そびえる松を目印に あたりを散策した。  

 ほのかなる空の匂ひや秋の晴   虚子

 澄みわたり ほのかに匂うようなブルー   気持ちの良い空ですね。  


浦和区皇山町  聖フランソア幼稚園です
  昭和28年4月  カナダの宣教師によって設立された
 

 

 園内の 大きな松が目をひいて    

 このあたり 大宮台地とそれに挟まれる谷地からなる。 

 坂の多い景観が心をとらえます。
 

 路地の入り口  陽だまりに萩の花

 

  草むらでは、 たくさんの黄蝶が季節を惜しむように、もつれ合い飛んでいる。 
今朝は14℃ 冬が近づいてきた。

  

 

 

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心に残る風景

2013-10-12 | 道すがら

  利尻島で

 

 富良野 富田ファーム

 

 

 大雪山 旭岳

 

 

チングルマの綿毛と草紅葉

 

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神々の遊ぶ庭 

2013-10-12 | 道すがら

6日 雲上の楽園 旭岳の空中散歩をお楽しみください

 

 

 

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旅のアルバム(2

2013-10-11 | 道すがら

5日 宗谷岬

 宗谷岬 日本最北端  北緯45度31分
 店内に 流氷を保存展示している。

   間宮林蔵の像   渡樺出航の地
  ここ宗谷岬公園には、 潮風に乗せて口ずさんだ 「宗谷岬」の歌碑などもある。

  大韓航空機事件の遭難者を慰霊する「祈りの塔」
 あたりには、 けなげなアルメリアのピンクがまだ咲いている。


 

 6日 旭岳散策後 富良野へ

 北海道空知郡上富良野町 後藤純男美術館 写実と精神世界を自在に往来する画家の大作を鑑賞。 厳しく圧倒する迫力だ。
  HPで 代表作が見られます。 

 

 

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旅のアルバム(1

2013-10-11 | 道すがら

10月2日 3日 4日
 
 50年も前、今は亡き母と廻った北海道… 上野から夜行寝台列車に揺られ煙を吸い、 海峡を青函連絡船で渡った。 北大や函館の夜景、五稜郭、 層雲峡、 厚岸、摩周湖、もちろん原生花園へも… まだ舗装もされず、埃っぽいガタガタ道を果てしなくバスに揺られ。
  タンチョウヅルのダンスと甲高い声とともに、 なつかしく思い出す。

 

 

 

 

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