ドアの向こう

日々のメモ書き 

陽春

2012-02-21 | こころ模様

 
          ああ、春は遠くからけぶつて來る、 
          ぽつくりふくらんだ柳の芽のしたに、
         やさしいくちびるをさしよせ、
         をとめのくちづけを吸ひこみたさに、
     春は遠くからごむ輪のくるまにのつて來る。
        

 

         ぼんやりした景色のなかで、
          白いくるまやさんの足はいそげども、

          ゆくゆく車輪がさかさにまわり、
         しだいに梶棒が地面をはなれ出し、
      おまけにお客さまの腰がへんにふらふらとして、
      これではとてもあぶなさうなと、
      とんでもない時に春がまつしろの欠伸をする。

              陽春   萩原朔太郎



 

   春は 遠くからけぶって来る 
          春は ごむ輪の くるまにのって來る

   おだやかな明るい春は  欠伸をしながら
  青いスカーフを靡かせてやって来る


 才能がなくても、 それを一生の仕事として続け、 働きぬいて行く人は、 才能があるとうぬぼれている人を いつか追い抜く  と徒然草にある

 目の前のことをていねいにしつづけているうちに、 いつか技術は磨かれていく。
 (
 清川  妙)


 仕事ではないけれど マンネリになったあれこれ  
  絵のこと  blogのこと  家事だってそうだ

 「とにかく続けることである」 「いつか 技術は磨かれていく」
   先生のことばが 心にひびく日…
  信じていこう

 

 

 

 

コメント
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