つらい時、 いつも古典に救われた 古典を心の杖にして 清川 妙 著
早川茉莉 編 ちくま文庫
Ⅰ清少納言の心のバネ・好奇心
Ⅱ兼好さんのしなやかな知恵
Ⅲ古典のシンクロニシティー
迷った時、 つらい時 悩んだ時、 いつも古典が教えてくれた。 人が思い悩むことは昔からあまり変わらないのだ。 いまを生きる人に古典の教えはビシビシと心に響く
40年くらい前 書店でみつけた一冊の本、 偶然からはじまった学ぶよろこびは、 いまも続いている。 いつもときめいていたい、 いきいきと 知的に暮らしたい。 そんな思いの中で著書との出会いが人生を変えた。 ちょっと大げさだが、 考えれば、 たった一度きりの、 かけがえのない人生で こんなことは最初から決まっていたのかしらと 不思議な愉しさにつつまれる。 教室で会った多くの友や先輩もおなじこと、 blogのお顔を知らない方達も。
早川さんの感性にも憧れる蛙、 茉莉さんの(慣れなれしいかな) こころを捉えた 選りすぐりばかり 31編。 古典の言葉が背中を押す、先生のやさしい言葉がこころに沁みる。 あこがれのOさんも 寺田さんも登場している。