ドアの向こう

日々のメモ書き 

値千金

2012-04-04 | アートな時間

 特別展 
  桜 さくら SAKURA 2012 -美術館でお花見!- 山種美術館

メモ) 桜の絵画に 平安以降詠まれてきた和歌や俳句、 画家たちの言葉が添えられて鑑賞が深まった。 爛漫の桜 山かげのさくら 歴史を物語る桜 闇に映える桜 月光や朝陽に照らされる桜など堪能。 詳細はこちら
 
 行けども行けども 桜 またさくら SAKURA…

 雲のように 連なる桜  枝に籠もるさくら  花の雪  散りのまがいに佇んで
ただよい流れ  のどかな山里の たった一本の桜が心をやすめる 

ゆくみずに風の吹きいるる桜花消えず流るる雪かとぞ見る   紀貫之(古今)

水のおもに うきてながるる桜花 いづれをあわと人は見るらん 凡河内躬恒(玉葉和歌集)


花の色に ひかりさしそふ春の夜ぞ 木のまの月は見るべかりける 上西門院兵衛(千載和歌集)


 
横山大観「山桜」 速水御舟「夜桜」 
 石田 武 「吉野」花の雲 花の峯 常緑のコントラスト
   「春宵」 「月宵」 「千鳥ヶ淵」(手前の桜 奧行 水面) 
 奥村土牛「醍醐」(切手でもお馴染み)  東山魁夷「春静」  冨田渓仙「嵐山の春」
 橋本明治「朝陽桜」 川合玉堂「春風春水」

  能「百萬」を題材にした森 田曠平「百萬」
   観阿弥の「嵯峨物狂」を世阿弥が改作  
       物狂いの女   百萬は笹の変わりに桜の枝を…

広尾の桜



夜は サントリーホールへ
 トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン 
       ウィーン・プレミアム・コンサート

J.シュトラウスII世: 春の声 Op.410  (ソプラノ/天羽明惠 )
J.シュトラウスII世: 喜歌劇「こうもり」序曲
J.シュトラウスII世: 喜歌劇「こうもり」より (ソプラノ/天羽明惠 )
   “侯爵様、あなたのようなお方は”   “田舎娘の姿で”
シューベルト: イタリア風序曲 ハ長調 D.591
シューベルト: オッフェルトリウム 「心に悲しみを抱きて」ハ長調 D.136
  (ソプラノ/天羽明惠 )(クラリネット/ペーター・シュミードル )
 クラリネットのソロと ソプラノの交歓  

 楽器の音色と  その流れのうえを転がるように弾むソプラノ
 春の声を聴く  清らかな美声に夢心地です
 



ベートーヴェン: ロマンス 第2番 ヘ長調 Op.50
(ヴァイオリン/フォルクハルト・シュトイデ )
モーツァルト: 交響曲 第40番 ト短調 K.550  

アンコール
・ ケルビーニ   アヴェ・マリア  (ソプラノ/天羽明惠 )
・ J. シュトラウスⅡ  騎士パズマンのチャールダッシュ  
・ J. シュトラウスⅡ  トリッチ・トラッチ・ポルカ

嵐のあとの広尾のお花見!  春の夜のコンサート 
  春宵一刻値千金 …

  徐(オモムロ)に 眼を移しつつ初桜  虚子

 家の方でも ようやく咲きはじめました

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする