澤中直美 様
「オレンジ色の家庭」 ご出版おめでとうございます。 ご本が届きました。
轡田隆史先生の序文どおり、大きな励ましを頂きました。 懐かしい風景に共感し、どこか重なる思い出に、お会いしたこともないのに親しみを感じます。
歯切れのよい文章、おさえた言葉がふかく心をとらえます。 とくに「酒」はおなじ気持ちで目頭が熱くなりました。 「緑叔母さん」 「吾亦紅」 「父と母の宿題」 に感動しました。 文章を学びつづけてこられた澤中さんの夢、 とうとう叶いましたね。 お祝い申しあげます。 これから、もう一度ゆっくり読みます。 ありがとうございました。
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タイトルの色も、帯もゼラニュームの赤に呼応してうつくしい。 なんどもインクの匂いを嗅いだ。
嬉しいような恥ずかしいような、 コラム集を飾ったわが娘をいとおしく胸に抱いた。
わくわくしながらページをめくる。 カットもプロの手でうまく配置され、すてきに見える。 しおりは、鉢カバーのラインと同じオレンジ。 背の内側からのぞいた花ぎれも、淡い同系色でなんとも憎いおしゃれをしていた。 こまやかな心づかいを発見して胸がおどる。 サインが大きいと反省。
絵を本の表紙に使いたい… ルピナスさんから夢のようなお話が舞い込んだのはまだ暑いさかり。
「いいんですか? これで」 素人の絵だもの。 でも、迷いながらかけめぐる言葉。 チャンスの前髪をつかめ! 逃したら二度とつかめない… ギリシャ神話の 「時の神」 に教わっていた。
夢うつつでお受けしたのだった。
多くの人がかかわって試行錯誤をくりかえし一冊の本ができあがる。 ご苦労や努力がみのり夢が現実となった。その一端を担えて大変幸せに思いました。 ゼロから立ち上げるすばらしさ、力を注いだ分だけ感動もおおきくなるのでしょう。
表紙については 『何度も何度も色校正をして…』 原画に近い色調を探してくださったとのこと。
これで充分です。満足しています。 お声を掛けてくださいましたこと感謝しています。
ほんとうにありがとうございました。
オレンジ色の家庭 澤中直美 著 花梨書房
詳細はこちらに お問い合わせ先 rupinasu-3@mail.goo.ne.jp
内容はもちろんだが日記をつづる身としては、 文章の良さにくぎづけになった。 序文がお世辞でないことが分かって感服しました。たくさんの方に 「オレンジ色の家庭」 が読まれますように…
取扱は 神保町 東京堂書店(TEL 03-3291-5181)