想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

日向ぼっこの効用

2008-11-03 18:23:00 | Weblog

     小春日和は春の天気のことではありません、というCMで
     へえーそうか! とテレビに向かって言った人が全国に
     たくさんいるとふんでいます。
     河童の川流れは河童が楽しく遊んでいるのではありません、
     というのもありましたね。
     あれは電子辞書のコマーシャルだったような気がしますが
     あまりの可笑しさに、そのナレーションばかり覚えていて
     ほかのことはまるで記憶にありませーん。CMとしては
     ビミョーでしょうが、面白かった。

     ということで小春日和がありがたい季節です。

     日向ぼっこは身体にいいそうです。
     疲労回復にはだんぜん日向ぼっこが効きます。
     語源は日向惚けだそうですね、惚けがなまってぼっこになったそうな。

     起き上がると俄然元気になっているので、お日様は効きます。
     この秋の行楽シーズン、燃料値下げで人出が多いようですが、
     「紅葉を見るより人を見にきたようだ」と愚痴ってるオヤジ、
     秋の陽を浴びるのも、紅葉狩りなんだと思えばいいんじゃないでしょうか。
     お日様はくまなく照らしてくれますからね。
     出かけるだけで、だいじょうぶ。

     今年最後のマルコポーロ、先週までよく咲きました。


     今週末から、霜害を防ぐための藁で根を被う作業です。
     「雪虫が飛んでたよ」、とねずみ予報士に言われましたので
     要注意、みんなに風邪をひかせないよう、怠りなきよう準備です。
     
     森から下ったところにある村では、収穫祭。
     あちこちで、人が集っているのにちょっと驚きです。
     農協主催のやら学校区主催やら、農村地帯は地元イベントが多いのは意外で
     わたしのなかの民俗学的興味を刺激します。
     いろいろ尋ねると、ただの芋煮会だあ、と言われちゃいますが、
     いやいや、元々はどうなのよ、なにが起源なのよ? とつっこみまくります。
     で、昨今の収穫祭は、祭りは祀りではなく、ほんとに食う飲むだけのようでした。
     遊んでるんですね、そうやって。
     お天道様の下で、無邪気に遊んで一年の労働を労い、そして豊穣を喜ぶ、
     そこから先が消えてしまったのですねえ、長老は何も教えないのでしょうねえ、
     しみじみと、がらんどうのニッポンって感じがいたしました。

     

     
コメント
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