想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

意識のながれ

2008-11-15 09:54:21 | Weblog
       夕暮れの川べり(先週の紅葉、ほぼ散りました)

   無為空莫とはいえども、夢うつつにも意識のながれを
   感じる日々……。
   書くことは、流れを元に戻して大海へといざなうことで
   あるよ。
   そうすれば、夢もみなくなる。
   浅い眠りを繰り返さなくなる。

   と、思うのである。



   都心の仕事場の近所にヨガスタジオがオープンした。
   有名人の名札がつけられた花輪がいくつも置かれていて
   何屋さん? と思って通っていたら、ヨガスタジオだったと
   数日前に知った。
   でも不盛況のようである、なんだか。
   入り口前におかれた箱の中の携帯ティッシュペーパーには
   半額割引券がはさんであり、持ち帰り自由とあった。
   持ち帰った。

   富士山岩盤浴らしい。
   富士山というネーミングは誰でも使えるのか、登録商標には
   ならないのだろうなあ。
   富士山は、効果一発という感じのインパクトである。
   でもそのあったかい床のあるスタジオで、熱されながら
   ヨガをするというのは、しんどい。
   いや、半額券で見に行ったわけではないので、ほんとうの
   ところはわからない。

   あったかい床と想像するだけで、いまのわたしは眠くなる。
   それだけである。
   浅い眠りから深い眠りへ、憧れである。

   意識は流れつづけるので、寝ていても眠らない。
   目覚めて、続きを考える。
   さっきまで明確だった考えは、目覚めると他の神経に邪魔
   されてぼやけてくる。
   おぼろな輪郭をたどり、なんとか糸をたどって続けようと
   試みる。
   枕元のメモ帳に、意識のながれをそのまま、とあった。

   ヴァージニア・ウルフだなあ、それは。
   しかし、川のそばに住んでいても入水はすまい。
   川は、秋になって水かさが減り、落ちるとたぶん
   痛いだけである。
   冷たくて、ひえーっと叫ぶのがオチである。
   
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする