静かな森のなか、風のない日にはジェット機のごおーっという爆音がよく聴こえ、
快晴の空に白い痕跡を残して飛び去っていく白い粒のような機影を眼で追いかける。
いつまでも見ていて、あれは札幌行きだ、いや、太平洋の方だよ、と言い合う。
カメは北上する飛行機の窓から、この森のこの地点を見下ろし確かにココと認めた
ことがあるので(ブルーシートテントを目印に、森の中にぽっかりと)
自信ありげに、あれは千歳だね、とか言うんである。
本日は少しコースがズレてるからな、わかんないなあ、とかなんとか。
上向きのままで話し合って、首が痛くなるんだな、これが。
混ざってる犬は、空ではなくそういう人を眺めているのである。
上を向いても下を向いても、ここでは天然。
快晴の空に白い痕跡を残して飛び去っていく白い粒のような機影を眼で追いかける。
いつまでも見ていて、あれは札幌行きだ、いや、太平洋の方だよ、と言い合う。
カメは北上する飛行機の窓から、この森のこの地点を見下ろし確かにココと認めた
ことがあるので(ブルーシートテントを目印に、森の中にぽっかりと)
自信ありげに、あれは千歳だね、とか言うんである。
本日は少しコースがズレてるからな、わかんないなあ、とかなんとか。
上向きのままで話し合って、首が痛くなるんだな、これが。
混ざってる犬は、空ではなくそういう人を眺めているのである。
上を向いても下を向いても、ここでは天然。