この夕暮れは先週東京を発つ前に撮ったもの。
仕事を終えて帰り支度をし、駐車場へ急いでいたとき
窓を閉め忘れたことを思い出して引き返した。
窓に手を伸ばしたら、ちょうどこんな景色だった。
グッドタイミング、道を急いでいたら気づかなかったかもしれない。
で、森はといえば、まるで冬がきたような寒さで驚いた。
ストーブをつけて、ウールのズボンにソックス。
先週まで室内ははだしで歩いてたのになあ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/13/63819dafac5541e9d9acadb334817a0f.jpg)
週末、友人からの電話で東京は大荒れの空模様だったと
聞いた。こちらも土曜日は冷たい雨が続いてようやく午後から
晴れた。
夏はぜの実を摘みとるくらいしかできなかった。
心の準備がないままに北風が吹いて、外に長くいられないので。
でも、猫は子猫を連れて遊びに来た。
親分がいつもより元気で庭ではしゃいでる。涼しくなって調子が
戻ったのか。愛らしいかたがたが目の前であるがままでいて
くれるので、それを眺めていると、しだいに身体のこわばりが
ほぐれていく。
半年くらいの子猫は足だけ白いソックス、身体は真っ黒、
鼻先から口元も黒い。まあ、ぶちゃいくな顔なのでブチャと
呼ぶことにした。
ミャーと鳴く声もだみ声で、シマコのそばでよく鳴く。
かわいい盛りまでどこに隠して育ててたんだろう?
夜は月が群青の空を照らしていた。
晴れてくれればいいな、少しは温みがほしいなと思う。
そしてジョニー・ディップの「パブリック・エネミーズ」をdvdで鑑賞。
カメラアングルがすごくよかった、どのシーンも。
人物の心象をよく捉えて効果的だった。音楽も秀逸。
もいちどゆっくりチャプターごとに見たいと思った。
時代は1933年、世の中は今と同じ不景気のどん底であった。