想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

空と大地とかいじゅうと

2010-11-30 02:17:47 | Weblog
冬将軍の、そのちょい下っ端の木枯らし大将が午後からおでましで
ごうごう、ごうごう、樹々を揺らしながらお通りの日。
雪虫も飛んだし、枯葉の地面が見えているのももう少しの間。

ふかふかここちいい枯葉じゅうたんの上で、ごろんちょしてる
かいじゅうは、これでもおまじない中なのです。


何のおまじないか。
それはおっかあに怒られないように、さっき見たのは幻だよと
暗示をかけるためのごろんちょ。
犬は犬なりに必死にヒトをごまかそうという処世を身につけております。

はいはい、何もみなかったですよ~。
ネコ撫で声で答えて、ばっちり撮ります。
誰かのウンチをクンクンしていたのなんか、見てませんよ、悪いクセ
イケナイことはしてないですよねー、かいじゅう君。

彼がもしもヒト語でしゃべるとしたら、こういう場合、いいわけが
下手な、しどろもどろの辻妻の合わないことを焦って言うタイプ
だろうなあ。
好きです、嘘が下手でごまかせないドジっぷり。

いいわけシャアシャアなのは、ヒトくらいなんでしょうが、東京の町中の
野良猫なんかヒトに似て、どっちかってえと嘘八百な顔したコを
よくみかけます。
うさこはうっかり化かされそうなので、遠目にみて過ごします。
くわばらくわばら、ヒトに疲れて湿布薬、肩と背中にベタベタの夜。


コメント
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