年末のNHK大河ドラマ「坂の上の雲」、司馬遼太郎さんの原作にも感動しましたが、ドラマも、3年越しの豪華キャストに派手なロケ、さすがNHKって感じで圧巻でした。
もしあの時日本が日露戦争に負けていたら、日本と韓国はロシアの植民地になっていたに違いなく、歴史を大きく変えた日本の勝利でした。
その勝敗を分けたのは、国のために戦うという不退転の意識の差のように思えました。
奉天の攻防戦で、秋山好古率いる騎兵隊が側面を突くと、敵の戦力を過大視してあっさり撤退してしまったクロポトキンのロシア軍。
そしてクライマックスはもちろん日本海海戦。
日本の連合艦隊はバルチック艦隊と並行して走るために、敵艦隊の射程距離内で180度回転、ターンを終えると着弾位置と航路を計算して敵艦隊との距離を測定、それを全艦に指示して一斉射撃したから、各艦バラバラに砲弾を放っていたロシア艦隊よりも命中率が大幅に良くなる。訓練と、その訓練を生かすための迅速な判断、正に勝つべくして勝ったといえます。
「誠に小さな国が今開花期を迎えようとしている」オープニングのナレーションが涙モノでした。
「彼らは明治という時代人の体質で前をのみ見つめながらあるく、、」私たちの祖父の、そのまた祖父くらいの世代のこの貧しかった人たちのおかげで今の日本はあるんだって。
靖国神社に思わず手を合わせたくなるってもんです。
第二次世界大戦の敗戦は、軍部が官僚化し、景気のいいことを主張しておけば良いという無責任意識が蔓延し、国のために何が何でも勝つといった意識と知識を持った人が少なくなってしまったためと思います。
しかしながら、その後の戦後の復興、高度成長は、これまた形を変えた公のための戦いであったのだと思います。
その戦いに勝利し、一時は「ジャパン・アズ・ナンバー1」とまで言われた日本、さて、今はどうなんでしょうか。
スポーツの世界で言えば、昨年はやはり「なでしこジャパン」、ワールドカップですから、ドイツも米国も高い意識を持って戦いに臨んでいたはず。
紙一重の戦いで日本を勝たせたもの、それはやはり被災地への想いだったのだと思います。
政治の世界では、橋下大阪市長率いる維新の会でしょう。選挙、圧勝でしたね。
大阪都構想、まさに劇場型選挙、対立軸を作って賛成・反対で有権者の判断を単純化、戦う姿勢を明確にして、高投票率で無党派層を取り込み、昔の小泉さんの郵政民営化選挙を見るような、鮮やかなお手並みでした。
あまりに明確な論点に、対立候補は「反対」を唱えるばかりになり、現状維持肯定派、抵抗勢力のイメージになってしまいました。
ここまで民意が明確になると、議会でも、役所でも、勝ち馬に乗ろうとする人が次々と現れるでしょうから、しばらくは橋下さんの思うとおりにことが進むでしょう。
改革は、改善と違って構造そのものを改めることで、そのためには、私は、政治でも経済でも、あえてそれを遂行できる独裁者を作るべきと思います。
思う存分に仕事をやらせ、結果責任を問う。
やらせてみて、いよいよこれはいかんと思った時に辞めさせることができる仕組みがあること、政治で言えばそれが民主主義なのだと思います。
それ位のリスクを覚悟しなきゃ、現状打破なんか出来っこありません。
それで隘路にはまってしまう程、日本人は愚かではないと思います。
もしあの時日本が日露戦争に負けていたら、日本と韓国はロシアの植民地になっていたに違いなく、歴史を大きく変えた日本の勝利でした。
その勝敗を分けたのは、国のために戦うという不退転の意識の差のように思えました。
奉天の攻防戦で、秋山好古率いる騎兵隊が側面を突くと、敵の戦力を過大視してあっさり撤退してしまったクロポトキンのロシア軍。
そしてクライマックスはもちろん日本海海戦。
日本の連合艦隊はバルチック艦隊と並行して走るために、敵艦隊の射程距離内で180度回転、ターンを終えると着弾位置と航路を計算して敵艦隊との距離を測定、それを全艦に指示して一斉射撃したから、各艦バラバラに砲弾を放っていたロシア艦隊よりも命中率が大幅に良くなる。訓練と、その訓練を生かすための迅速な判断、正に勝つべくして勝ったといえます。
「誠に小さな国が今開花期を迎えようとしている」オープニングのナレーションが涙モノでした。
「彼らは明治という時代人の体質で前をのみ見つめながらあるく、、」私たちの祖父の、そのまた祖父くらいの世代のこの貧しかった人たちのおかげで今の日本はあるんだって。
靖国神社に思わず手を合わせたくなるってもんです。
第二次世界大戦の敗戦は、軍部が官僚化し、景気のいいことを主張しておけば良いという無責任意識が蔓延し、国のために何が何でも勝つといった意識と知識を持った人が少なくなってしまったためと思います。
しかしながら、その後の戦後の復興、高度成長は、これまた形を変えた公のための戦いであったのだと思います。
その戦いに勝利し、一時は「ジャパン・アズ・ナンバー1」とまで言われた日本、さて、今はどうなんでしょうか。
スポーツの世界で言えば、昨年はやはり「なでしこジャパン」、ワールドカップですから、ドイツも米国も高い意識を持って戦いに臨んでいたはず。
紙一重の戦いで日本を勝たせたもの、それはやはり被災地への想いだったのだと思います。
政治の世界では、橋下大阪市長率いる維新の会でしょう。選挙、圧勝でしたね。
大阪都構想、まさに劇場型選挙、対立軸を作って賛成・反対で有権者の判断を単純化、戦う姿勢を明確にして、高投票率で無党派層を取り込み、昔の小泉さんの郵政民営化選挙を見るような、鮮やかなお手並みでした。
あまりに明確な論点に、対立候補は「反対」を唱えるばかりになり、現状維持肯定派、抵抗勢力のイメージになってしまいました。
ここまで民意が明確になると、議会でも、役所でも、勝ち馬に乗ろうとする人が次々と現れるでしょうから、しばらくは橋下さんの思うとおりにことが進むでしょう。
改革は、改善と違って構造そのものを改めることで、そのためには、私は、政治でも経済でも、あえてそれを遂行できる独裁者を作るべきと思います。
思う存分に仕事をやらせ、結果責任を問う。
やらせてみて、いよいよこれはいかんと思った時に辞めさせることができる仕組みがあること、政治で言えばそれが民主主義なのだと思います。
それ位のリスクを覚悟しなきゃ、現状打破なんか出来っこありません。
それで隘路にはまってしまう程、日本人は愚かではないと思います。
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