ブラスカル

元マラソンランナーですが、今や加齢と故障でお散歩専門、ブラタモリっぽく街歩きをしています。

耳をすませば

2006-03-18 01:30:18 | 漫画・アニメ
あくびさんのブログで紹介されていたので、早速ビデオを借りてみた。

宮崎作品は、主人公の女性の成長物語がテーマとなっているものが少なくない。
「千と千尋の神隠し」は10歳の少女、千尋の、
「ハウルの動く城」は、18歳の少女、ソフィーの、
「おもひでぽろぽろ」は、27歳のOL、タエ子の、
そして「耳をすませば」は、中三の少女、月島雫の成長物語。
この作品は、宮崎駿が日本中の思春期の少年少女に送るエールのようだ。
思春期の子供を持つ親として、そして昔思春期の少年だった者として、自然に「いい話だな。」と思えた。

好奇心は旺盛なのだが、オクテな少女、雫(しずく)。
ちょっと気になるやな奴、聖司と次第に仲良くなるにつれ、目標をしっかり持った彼に感心はするものの、劣等感も手伝って中々素直になれない。
彼に刺激を受け、突如物語を書き始めてはみたものの、精一杯頑張ったにもかかわらず、結果は決して自分で満足出来るものではなかった。
その事実を率直に受け入れたことにより、地に足をつけて努力しようという気持ちになり、彼の好意も自分の恋心も素直に受け入れることができるようになれた。

それにしても雫のお父さん、お母さん、娘に理解がありすぎ。
お母さん、大学に通ってるみたいだし、雫はお母さん似か。
聖司は確実に母方のおじいさんの血だな。
お父さんも、最初はかなり反対していたようだが、結局は息子の夢を受け入れてしまうのだから、すごいよね。
現実は中々こうは行かない?

舞台は聖跡桜ヶ丘、人工的に切り開かれた多摩地区の一昔前の新興住宅地だ。
自分が子供の頃は、東京のチベットくらいに思ってた。
田舎の中の都会には、オリビア・ニュートン・ジョンの「カントリーロード」が似合う。
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