ブラスカル

元マラソンランナーですが、今や加齢と故障でお散歩専門、ブラタモリっぽく街歩きをしています。

ウルトラセブン生誕40周年

2007-08-03 00:07:34 | TVドラマ
先週の「朝ズバ」で、ウルトラセブン生誕40周年のイベントがあったとのニュースをやっていました。
サンシャインで開かれる夏休み恒例のウルトラマンフェスティバル、長男が小さい時は、子供をダシにして何度か行ったが、さすがにもう付き合ってくれないだろうな。

ダンとアンヌ、40年ぶりのツーショット(写真はひし美ゆり子さん=アンヌ隊員のブログからいただきました)、作中でも二人は恋人同士のようでした。それだけに、最終回は哀しかった。


イベントでは、あの名場面、メトロン星人とダンのちゃぶ台シーンの再現とかもあったようで。

日本のアニメや特撮モノが優れているところは、技術ももちろんだけど、単純な勧善懲悪ではない、異質な敵をも慮ることができる融通無碍な寛容さ、独特で複雑な世界観を持ったストーリーではないでしょうか。
これに比べたら、ディズニー映画など、ほとんどアンパンマンのようなものです。

アニメにおけるエポックメイキングな作品はガンダムでしょうが、特撮ヒーロー物ではやっぱり「ウルトラセブン」。
人間が宇宙人と戦う時、必ずしも我々人間が正義ではない。
高度成長のひずみ、冷戦、核抑止力という名の兵器開発競争といった当時の社会問題を人の心に棲む闇を原因として捉え、そしてそれをウルトラセブンという中立的な視点から見て、時には彼を葛藤させる。

子供向けの番組をここまで作りこむなんて、当時としては視聴率は今ひとつだったらしいですが、40年経ってまだ愛され続ける訳がここにあります。

奥武蔵が終わったら、サンシャイン行かなきゃ。
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