杭州ファッション事情

１）林檎の芯
杭州ではそこそこ有名な青春休閑服（ヤングカジュアル）の展示会で、大いにカルチャーショックを受けました。
広い会場にすごい人、しかも若いネエちゃん比率は80%以上。日本人は我々のみ。
中国人のBUYERのおねえさんは、皆軽装、上はノースリーブ、下はスカートかショートパンツの人が多いのですが、それは会場でバシバシ試着するためです。
スカートの人はパンツを、ショートパンツの人はスカートをその場ではいてしまう。
日本でこんな事をするのは、ファミリーセールのオバハンくらいですよね。

テーブルでは、お菓子を食べながら商談。
彼女らが立ち去った後のテーブルには、紙くずやらクッキーのくずやら、丸かじりした林檎の芯までもがそのまま放置されていました。

２）飲食禁止
杭州市で一番のファッションストリートで一番いけてるとされるショップに入った時のこと。
DISPLAYも洗練されており、「これがこのまま原宿にあっても、何の違和感も無いなぁ。」などと思いながら店を見ていると、壁に「撮影禁止」「飲食禁止」「禁煙」の文字が。
撮影禁止は分かるとして、洋服を取り扱っている店の中で食べたり、煙草を吸ったりする人なんているのかなと思ったところに、女性が一人、ドーナツを食べながら入ってきました。続いてコーラを飲みながら男性が入ってきました。
ショップの店員も注意しません。
ふたりは何事も無かったように店内を一周し、ドーナツを食べ終わった頃に出て行きました。

３）デパートに行くということ
杭州市は人口約650万人、市の中心部にわりと大きな百貨店が４件、徒歩５分圏内に隣接しています。
土曜日の午前中にリサーチに行ったのですが、どこもすごい人です。
ふと、自分が子供の頃、デパートに行く事自体が楽しかった、デパートは買い物ではなく遊びに行く所だった事を思い出しました。