小説といえばほとんど歴史小説とライトノベルしか読まない私ですが、らしくない本を読んでしまいました。
「幸せの器(うつわ)」、おぎぜんたという人が書いた、ケニアのナイロビでスカベンジャー(ゴミ拾い)をして暮らす少年の話です。
この本を読んだ理由は、この本の挿絵を描いた人が都立青山高校で同級同窓だった友人だからです。
読んで感想を聞かせてほしいということで、ご本人から送っていただきました。
といって、彼はイラストレーターでも、画家でもありません。建築家です。
1年ほどケニアの大学で建築学の講義をすることになった彼は、国家や富裕層のためだけの、エリートとしての立身出世をするための建築学を教えることに疑問を感じ、スケッチブックを持って町へ出たのだそうです。
いつしか彼は町の人からムチョラジ(絵かきさん)と呼ばれるようになりました。
そして、市井の人との会話からたくさんのことを学んだそうです。
著者のおぎぜんたさんは、私は全く知りませんが、アフリカにかなり長く滞在された方だそうで、文章からも、挿絵からも、アフリカに対する思い入れがあふれてくる本でした。
両親を失い、ナイロビのスラム街に身を落とし、普通であれば大人になることさえ困難に思えるような、そんな境遇の12歳の少年、アイザックが、勉強したい、学校へ行きたいという希望を捨てず、人との出会いを通じて成長していく、そんな話です。
最近、立場上、メンタルヘルスとかの研修を受けるのですが、精神的な健康を害さないために一番大切なことは、仲間がいることと、将来に対する希望があることだそうです。
アイザックにはそれがあったから、日本人には想像もつかないような絶望的な状況からでも這い上がれた。
彼とは比べ物にならないくらい恵まれた状況にいる私ですが、自分の人生がこれからますます加速度的に楽しくなっていくように、仲間と夢は必ず大切にしよう、そんなしようもないことを、この本を読みながら思ってしまいました。
12月28日には、高校の友人たちと、この本を持って、彼が設計をしたお蕎麦屋さんに集合することになっています。
「幸せの器(うつわ)」、おぎぜんたという人が書いた、ケニアのナイロビでスカベンジャー(ゴミ拾い)をして暮らす少年の話です。
この本を読んだ理由は、この本の挿絵を描いた人が都立青山高校で同級同窓だった友人だからです。
読んで感想を聞かせてほしいということで、ご本人から送っていただきました。
といって、彼はイラストレーターでも、画家でもありません。建築家です。
1年ほどケニアの大学で建築学の講義をすることになった彼は、国家や富裕層のためだけの、エリートとしての立身出世をするための建築学を教えることに疑問を感じ、スケッチブックを持って町へ出たのだそうです。
いつしか彼は町の人からムチョラジ(絵かきさん)と呼ばれるようになりました。
そして、市井の人との会話からたくさんのことを学んだそうです。
著者のおぎぜんたさんは、私は全く知りませんが、アフリカにかなり長く滞在された方だそうで、文章からも、挿絵からも、アフリカに対する思い入れがあふれてくる本でした。
両親を失い、ナイロビのスラム街に身を落とし、普通であれば大人になることさえ困難に思えるような、そんな境遇の12歳の少年、アイザックが、勉強したい、学校へ行きたいという希望を捨てず、人との出会いを通じて成長していく、そんな話です。
最近、立場上、メンタルヘルスとかの研修を受けるのですが、精神的な健康を害さないために一番大切なことは、仲間がいることと、将来に対する希望があることだそうです。
アイザックにはそれがあったから、日本人には想像もつかないような絶望的な状況からでも這い上がれた。
彼とは比べ物にならないくらい恵まれた状況にいる私ですが、自分の人生がこれからますます加速度的に楽しくなっていくように、仲間と夢は必ず大切にしよう、そんなしようもないことを、この本を読みながら思ってしまいました。
12月28日には、高校の友人たちと、この本を持って、彼が設計をしたお蕎麦屋さんに集合することになっています。
いろいろとご手配ありがとうございます。
今回の経緯や彼のプロフィールなどは、会社に手紙で送らせていただきます。
この本の応援、よろしくお願いします。
挿絵を描いた坂田泉くん、きっと喜ぶと思います。
まずご一読ください。