「リッチマン・プアウーマン」最終回

夏ドラマの月９は「リッチマン、プアウーマン」。
小栗旬、石原さとみ主演、恋敵役は相武紗季、月9らしいキャスティング、月９らしいラブストーリーでした。

学生役の新人女優さんとか、元々ドラマの本筋とは全く関係のない部分を楽しむ性壁のある私ですが、今回は、二人の恋の舞台となった「NEXT INNOVATION」という会社、小栗旬演じる日向徹という人物に注目しちゃいました。

ＩＴとは世の中を面白くするもの、自分の技術で世の中を面白くしてやる。
あのスティーブ・ジョブズのようなキャラで、とにかく面白い、自分が気に入ったもの、納得したものでなければダメ、それに、プレゼンが実にうまい。
お山の大将、世間知らず、自分勝手、唯我独尊、そんな性格が災いして親友に裏切られ、一時はすべてをなくし、会社も追われてしまう。
でも、天才はやはり天才。
石原さとみ演じる夏井真琴のおかげで、多少なりとも人間的にも成長して、見事会社を再建してしまう。

真琴がブラジルへ旅立つシーン、「たとえブラジルが地球の裏側だろうと、自分の技術でその距離をなくして、近くにいるように感じさせてやる。だからブラジルへ行け」、彼にしか言えない愛の告白ですよねー。

石原さとみがかわいいとか、相武沙季が大人の女になったとか、普段であればそういう視点でドラマを楽しむ私ですが、このドラマに限っては、日向徹のプレゼン手法、人を引き付け、その気にさせる能力、そんな事を勉強させていただきました。