今週の『古楽の楽しみ』は、バッハのチェンバロ協奏曲を元曲だと
思われるヴァイオリン協奏曲に復元して聴かせる1週間。
昨日は今でもヴァイオリン協奏曲として伝わっている3曲を聴いて
今日から復元曲の開始。
まずは、3曲ともソロが泣けるほど素晴らしい。
BWV1055のアリーナ・イブラギモヴァは、暖かい音色で緩徐楽章の
装飾が素敵。もう、オーボエダモーレでは聴けませんな。
BWV1056のレイチェル・ポッジャーは、有名な2楽章の旋律の歌い方が
極自然なのに、これまでのどのヒトとも違って、これまた素敵。
BWV1052、この曲は昔々サントリーのCMにも使われていて、恐らく
ヴァイオリン用に復元するのが最も困難な曲。
アレンジも担当したミドリ・ザイラーが凄い。
さすがヘンゲルブロックの弟子で、バロックヴァイオリンでここまで情熱的に
聴かせるのは並大抵の力量ではない。半分日本人っていうのがうれしいね。
オジサンは朝から興奮気味で、あと二日とても楽しみである。
磯山さん、イイ企画ありがとうございます。