2週続けて放送された『武満徹作曲賞2016』の本選演奏会。
これを聴かなかったヒトは不幸だと言わざる得ない。
4作品とも素晴らしい。
甲乙付け難い中、私は日本人二人よりも、韓国のパクさんとイスラエルの
ゼルテンライクさんの作品により惹かれた。
パクさんのゆったりした日本的と言っても良い間のある音楽にはしびれた。
ゼルテンライクさんの『アルケタイプ』は有名過ぎるユングの『元型』による
とかで、ナカナカ理解できないユングの中でも最も共感出来る考え方のせいか
ラスト近くにに出てくる『元型』と思われる部分では、やや甘いかと思ったけど
泣けた。
おそらくタイトルをつけなくても、同様な事は受け取れる音楽だと思う。
最近の聴き易い(?)現代音楽には本当に素晴らしい作品が多い。
生きてて良かった。