ナントカの一つ覚えで、オリジナル楽器使用と言われると、おもわず手が
伸びてしまう。
子供の頃、多くの夢を与えてくれたフォーレの『レクイエム』。
名盤は、古くはクリュイタンス、ボーイソプラノを使ったコルボ、20年
チョット前の決定版と思われるヘレヴェッヘ等々、いくつもあげられる。
ニケは、古楽畑のあまり褒められない傾向で、テンポが速い。
2曲目『Offertoire』は、Adagio moltoだからね。
速すぎでしょ。
あと、わざとなのかもしれないけど、合唱の荒さがねえ。
ヘレヴェッヘ盤と比べるとツライ。
でも、ホルンの名人4人は凄い、完璧。
弦楽器も長三度を目一杯低くとるので、ノンヴィブラートと相まって
超気持ちイイ。
録音も良いので、トータルで80点。