御宿ひぐらし日記

田舎暮らしをはじめて、、日々の閑話、、

ニコライエワのゴルトベルク

2021-08-18 15:40:11 | 音楽

     

連日のバッハネタで申し訳ない。

   

私は子供の頃から古い音楽一筋で、それも本当のことはわからないにしても、世の中に流賦している

所謂古楽弾きを演奏スタイルにしている。

   

ところが、その一方で、自らの主義主張(?)とは真逆のロマン的なバッハへの憧れも昔から非常に強い。

   

カール・リヒターが、最晩年にもの凄くロマンティックになってしまって録音したドーリア調のトッカータと

フーガなんかは、今でも涙なしには聞けない。

   

ニコライエワは、最近のシフなんかとは違って、元々古い音楽の約束事には全く関心の無いピアニストで

あっても、亡くなる前年の30年位前のハイペリオンの録音には、つい手が伸びてしまう。

   

調律がイマイチだとか、指が縺れそうになりそうだとかは、全く音楽に関係ない。

   

特に、30番目の変奏であるクオドリベットから、最初のアリアに戻って静かに終わって行く幸福感は何ものにも

代えがたい。

   

Youtubeにはアップされていなかったので、機会をつくって是非一度お聴きになってください。

   

まだ、売ってると思う。


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