一聴き惚れして、速攻で購入した中田恵子さんのCD。
事前の情報で、ガルニエオルガンのバッハと危惧したのが恥ずかしい。
本人曰く「色彩豊かな響きに心を奪われた」という表現に尽きる。
ガルニエと言えばメシアンでしょ、と思っていた私が浅はかだった。
名曲をずらっと並べたラストが、BWV622と言うのが感動的。
聴いて泣いてしまった。
O Mensch,Bewein Dein Suende Gross、あなたの大いなる罪を嘆けという
理解するには大変困る原罪の問題は置いておいて、バッハが仕掛けまくっ
たフィグーラ(音楽的修辞学)の数々を全く知らなくても、ココロの奥に
グサッと刺さる。
これは凄い演奏だと思う。
絶対、万難を排してコンサートに行きたい。