最近では、フラジオ（通常運指より高い音を特殊な指使いで吹く音）といえば、ポップ
な音楽の演奏では不可欠なものであるが、クラシックの譜面にも結構出てくる。
それでも、イベールのコンチェルト等では遠慮がちに『ad lib』と表示されているもの
の、ラーションのコンチェルトでは堂々と当たり前の様に記譜されている（３２小節
目以降）。
学生の頃は、高い音も結構自由に吹くことが出来て、迷惑そうな周囲にもなんの
そのと元気に吹いていた。
楽器も新調したしまた挑戦してみよう。
何年もサックスを吹いていない間に『THE SAX』なんていう雑誌が、創刊されて
いたようだ。
この雑誌、いつもは非クラシック系の記事が多いようだったが、年始にクラシック
サックスの特集号が出ていたようなので購入してみた。
懐かしいデュファイエやロンデックスの記事を楽しく読ませてもらったが、編集
者が素人なのか、内容はかなりゴチャゴチャしていて、それがまた昔っぽくて、
面白い。
私はド近眼なのに眼鏡の度をかなり弱くしているせいか、幸い老眼で苦労する
ことはないが、とりあえずフォントのサイズ大きくしてみた。
都心では染井吉野が満開というテレビニュースを見たけど御宿の桜はあまり開いていない。
高校生の頃から、この季節には『山家集』を開くことが多くなった。
有名になりすぎた『ねがはくは花の下にて・・・』の他にも沁みる歌がたくさんあるが、今年は
またその思いも一入である。
『春歌』を読み返してみると、忘れていた鶯のいい歌がいくつかあってうれしくなった。
クルマで40分程にある『まきの木苑』で演奏した。
新しい楽器の吹き初めである。
入り口には結構気合の入ったポスターが貼ってあってびっくり。
私が混ぜてもらう前の写真でよかった。
みなさんに喜んで頂いた様だが、楽器紹介時にいきなり『ちょっとなんか吹いて』と言われて
テキトーにブルースを吹いたら、ジャズ好きのお年寄りが多いのか一番受けたようで驚いた。
通っている吹奏楽団では、6月にコンサートがあるので、週末からはちょっと本気モードを
出して頑張ろう。
楽器を買った。
フィルウッズが気に入って吹いているヤマハのカスタムモデルである。
最近まで、楽器を新調する気など全くなかったのだが、地震後、妻と話していて『生きている
うちに好きなコトをしておこう』と言ってたのが、アタマに響いていて、私としては珍しく、ほぼ
即決であった。
スタンダードモデルを購入するはずが、あとちょっと追加すればで『シルバーネック』が・・・、
さらにもうちょっとで『メタルのサムフック』が・・・、と文字通りメーカーの思う壺にはまり
まくってしまった。
本来ならクラシックプレイヤーである私が、『ジャズモデル』を買っていいものかと、一瞬
思わないでもなかったが、息を吹き込んでみると、もうベタ惚れであった。
抜群のレスポンスと滑らかにつながる音、輝かしいキラキラした音色。
陳腐なたとえしか出来ないが、とても気に入ったので、大変よい買い物であった。
東京では何日か前に染井吉野の開花宣言がされたようだ。
この辺りは東京よりは暖かいと思うのだが、桜が咲くのはかなり遅い。
そんな中、やっと近所の染井吉野も、ほころびはじめたようだ。
今年はどこへ花見に行こうか。
ユキヤナギとレンギョウがきれいに開き始めた。
2本あるユキヤナギは、1本が満開で、もう1本はまだ蕾、去年不調だったレンギョウは枝
いっぱいに咲いている。
ウーン。原因は全くわからない。
花壇でも、レディージェーン（原種チューリップ）や、名称不明（上）のかわいい花が咲き
出している。
ハナニラみたいな白い花（上）は、ホームセンターのセールで買ったのだが、タグが見つ
からず、名前がわからない。
まあ、きれいでかわいらしいから、いいけど。
