毎年4月以降にカレーからドーバーへ向けて帰国しているが、今回のEU 離脱騒ぎで3月27日に帰国するべくフランス北部のカレー(Calais)へ向かって毎日走っている。
フランスの北部は4月1日からキャンプサイトが開くところが多く、昨年まで一泊しながら北上していたサイトがほとんど閉まっている。
昨夜一泊したトゥールのキャンプサイトは、早朝見渡してみればぐるっと一回りキャンパーが停まっている。そしてそのほとんどが英国車で、皆29日以前に帰国する人たちだろう。
朝7時に洗面所で歯を磨いていたら、変な物音。見たら女性サニタリールームへ入る玄関前で女性が鼻を抑えて苦しんでいた。彼女木製のドアの横のガラス窓をドアが開いていると思って鼻から入ろうとしたものらしい。外国人は鼻が高いから骨折する人も多いと聞く。別段鼻血も出ていなかったから、大丈夫だったらしいが、よっぽど痛かったのだろう。
月曜日のちょうど出勤時間で、対向車はトゥールの町へ出勤してくる人たちらしい。数か所で渋滞していた。
途中の中間分離帯では桜の花が満開だった。ちょうどNHK 桜特集を昨夜見たばかり、日本のソメイヨシノは今では日本の80パーセントを占めるという。ソメイヨシノは人工的に作られた木で、種ができないため、つぎ木で増やすしかないという。ヨーロッパにはソメイヨシノはないはず。だからいろいろな色合いの桜が咲いている。。
走っている途中のラウンドアバウトで見つけた小型飛行機、きっと本物だと思う。
道端の花壇、花の取り合わせが素敵、さすがフランスだと感じる。
超過スピードを諫めるための人型らしいが、どうせならもっと大きく人間サイズにすればいいものを…・
これは珍しい枝垂桜だった。
まだ新芽の出ていない木々の形がきれい。
これもラウンドアバウトの飾りで、子供が出入りできるくらいの大きなサイズだった。
今夜停まるボウフレーのキャンプサイトは、元貴族のお城か館があったところらしい。お屋敷は隣に売ってしまったようだが、この地所の広大なこと。奥行き1kmくらいに大きく区分けされたキャンパーキャラバンパークで、ほとんどが地元の人たちのホリディーキャンプ場になっている。
風は冷たいが晴天だったので周辺を散歩してみた。マーマイトなる通りの名前に二人で笑ってしまった。
バレリーナのチュチュを連想させるような、可憐な桜の花びら。
深紅のボケもあちこちで見かけられる。
桃の花びらは、本当にきれいなピンク。
道端に野生の白いスミレが咲いていた。白の花は珍しい。
この山頂の古いお城は昨年4月にこのボウフレのサイトへ来た時に、カーナビが遠回りしてこの城下の道路を指示して道がわからなくなり、3人の若いフランス人のポリスに聞いても誰もが英語が話せなかった、思い出の場所。
これらの家はキャンプサイトの中の個人所有のシャレーで、ここで生活している人や、休暇ごとに通ってくる人たちもいて、夏は賑やかだろう。
1Kmの奥に造られた子供の遊び場が充実している。最奥にはセーヌ川が流れて細く長いボートが行き来していた。
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