ポルトガルを出て今日で4日目、パンプローナから山越えをしてフランスに入る。カーナビをセットして山越えをしようとしたら、まずは狭い田舎の曲がりくねった地図にも載っていない道路に連れていかれ、途中から急な坂道に入ったので引き返して一応フランスへ向かうメインの121Aをフランスへ向かった。途中から121Bに折れ、山越えをする。この121B の道筋にとっても安いディゼルを売っていたガレージがあった。1リッターが1.151ユーロでタンクを満杯にしてフランスへ。
この辺りはずいぶん前にも来たことがありスイスのような素晴らしい景色を堪能したものだ。
道路標識にここでもサンチアゴへの巡礼道路の標識があった。
この山越えはサイクリング・トレーニングにもってこいのきつい坂道が長く続いていて、土曜日のせいもあり、たくさんのグループが頑張っていた。以前も同じような多くのサイクリストがトレーニングしていた。
スペインとフランスの国境にはもう使われていない国境検問所があった。
フランスの立て看板は街中では時速50km、それ以外は80km、高速道路は130kmと言う表示。
検問所を過ぎたばかりのフランス側にはこんな立派な家がずらっと並んでいる。
フランスの農家はカラフルなシャッターがどこでも見られ、夏の暑さや、冬の寒さに対応している。
道端に特に植えられたものか雑草のようにカルフォルニア・ポピーといろいろな小花が彩を添えていた。
フランス特有のこの立派な並木道。こんな道路が至る所にある。
今年は暖冬で道端の花が満開。
これもひどい棘のあるゴースが満開だった。
121B は下界に降りると、いつの間にか私が嫌がっていた、海岸近くの道路に出た。このあたり200、300メーターごとにラウンドアバウトがあり、神経をすり減らす。ベイヨンヌ(Bayonne)のあたりが一番ひどく、おまけにそこらじゅうが道路工事でひどい目にあった。
上の写真は両脇が林か雑草の藪になっている田舎道933号線、直線道路が100㎞以上も続いて素晴らしい。
回教徒の結婚式でもあったのか途中の道路に車がずらっと並んで動かず、運転手たちがドアを開けっぱなしで走り回っている。事故でもあったのかと思って心配していたら、赤い旗(どこかの国旗らしい)を窓から出して振り回しながら急に10数台の車が猛スピードで走って行った。あの人たちの感覚は本当に判らない。
この通りはオーナメンタルペア(飾り用梨)の花盛り。花が終わるとゴルフボールくらいな小さな渋い梨ができる。
レンギョウも今が一番の盛り、我が家の庭でも咲いているかなー。
規則正しく植えられたポプラ?の林が見事。
桜もシーズン、あまりピンクのは見かけない。
もう10数週間も続いているフランスのYellow Vest Protest(黄色のベストを着た反政府運動者)を見かけた。今までいつもテレビで見ていて、もういい加減にしたら? と思っていたのにここフランスのガソリンの値上がりがひどくて、今日も安いはずのスーパーマーケットのガソリンさえ、英国より高い。スペインとのディセル価格差が1リットルで40-50セントもする。
毎日長距離を走っている私たちは、毎日給油しなければならないのに、急激な値上がりで、彼らに頑張ってや―と声をかけたくなった。
スペインやフランスの道端で見かけるピンクの花は今日初めて目近に見た。菜の花のような4弁の花びらがピンクで葉は非常に細かい。植物図鑑によればこれは野生のキャベツやクレスの仲間で英語名でLady's Smock (レディーズ・スモック)と呼ばれる。この花は英国、アイルランドのみならず、ヨーロッパ全土に繁殖しているとのこと。
今夜のキャンプ場ペリグー(Perigueux)を目指して走っているとボルドー(Bordeaux)と同じくらいの緯度あたりからブドウ畑が一面にひろがり、ほかの作物には一切お目に架かれない。
田舎の教会裏の墓地、スペインやポルトガルと比べると割合質素。
強烈な色彩のモクレンや白い桜、レンギョウ、藤などカラフルなフランスの春だ。
ペリグーのキャンプサイトはカーナビが変な狭い道を指し、あちこち人に訪ね、うろうろしてやっとたどり着いた。もう2度とこのサイトには来るもんかとキャンピングブックに書き込んだ。
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