Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

ノルゥエーキャンプ旅行ーヴィーク(Vik)への道

2013-08-24 20:46:47 | 北欧キャンプ旅行 2013




朝8時半スオーフィヨルドの西海岸をウツナ(Utne)へ向った。昨日の晴天とは打って変わって朝から小雨の降る薄暗い一日だった。

 

フィヨルドの沿岸はほとんど高い岩山が海へ落ち込んでいるから住宅地や耕作地が少ない。
人々は狭い土地に重なるように家を建て段々畑のような耕作地にりんごやさくらんぼなどを植えている。それで無ければ激しい傾斜地の牧場に羊や牛馬が放牧されている。

ウツナからクヴァンダル(Kvandal)へ渡るフェリーはほとんど待つことなく出発、10分ほどで対岸へ着いた。天気がよければこうしてフィヨルドを渡るだけでも素晴らしい景色に会える。雲が低くて今日は楽しめない。



6年前ベルゲンからフラムへ向った時、ヴォス(Voss)から数キロ行ったところで道路わきに観光客が集まる素晴らしい滝を見かけた。その時は通り過ぎてしまって停められなかったけれど、今回は通り過ぎても頼んで引き返してもらい、駐車することができた。

ツヴィンデ滝はこの辺りでは一番大きく、観光名所らしく観光バスから下りた中国人の男性ばかりの団体が写真を取り捲っていた。
お土産店の絵葉書では真冬はこの滝が完全に凍り付いて氷の滝になっている。

 

ヴォスから30kmほど行ったところで二手に分かれた道は、一方はフラム鉄道のあるフィヨルドへ、もう一方は真っ直ぐ山越えをしてヴィーク(Vik)へ行く。
ヴィークへの山を越える道路の絵葉書があったから真っ直ぐ行くことにした。

谷川に沿って行くと谷の平野から急に長いジグザグの上りになる。その横に長い滝が流れ落ちている。もう先に上っているキャンパーが2台も見えるがのろのろ走っている。

 



意を決して出発、やっぱりのろのろだったけれど無事上まで行けた。山頂は緩やかな荒れ野が続き雪がまだらに残っている所から、滝や河の始点になる湖が凍っているなどまだこのあたりは冬に違いない。道端の残雪も日陰は厚さ1メーター近くになる所もあった。

 

 


山頂の駐車場で以前から行ってみたいがどうしても見つからないジグザグ道の写真を見せて駐車しているノルゥエー人夫妻とドイツ人夫妻に聞いてみたが誰も知らない。諦めてまた戻ってフラムへ行くことにした。

この緑のきれいな羊歯は今まで見たことのないもので高さも20センチほどにしかならない。たぶんこのような寒冷地に生えるからだろう。

麓にキャンパーを停めるとあたりの羊が寄ってきて不思議なことにキャンパーや車のボディをなめる。一体何が良くて?と思うが雨水をなめているのかしらとも思った。

フラムへの道でスーパーマーケットの人に聞いたらすぐに教えてくれたトロルスティゲンはこのあたりよりずっと北になるしまだ2,3日はかかりそう。
がっかりして一番近くのキャンプ場に一泊することにした。一日中雨模様だったのにこの夜は雨音が激しかった。

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