つい2-3日前までロンドンは寒かった。ほとんど毎日雨が降った。一日中雨ふりという日は余りなくて、暗くてどんよりそしてにわか雨、または朝日が出て良い天気になるかと思うと午後は雨が激しかったりする。
おかげで今年はナメクジが大繁殖してその被害も相当なもの。何より2か月前に植えたトマトの芽は出たのにそれ以来本葉が出なくて、もうすぐ7月もまじかというのにまだ5センチに満たない。これでは今年のトマトは育たないだろう。エンドウ豆も4月に植えたのが芽が出ず、また5月の末に植えたのがこの数日の晴天でやっと芽が出だした。
日本はもう暑いというのにロンドンでは20度まで上がると嬉しい。毎年この時期思うには、今年は夏が来るのだろうか?
それで今の時期一番目立つのが巨大な街路樹の西洋菩提樹(ライムツリー)の花。この花が咲いていなければいったい何の木か判らないし特に気に掛けることもない。
私の家から一番近いバス道路には42本の西洋菩提樹が生えていて、どの木も花盛り。
例年ならこの花が咲いているときはミツバチが大喜びして飛び回っているのに今年は一匹も見かけない。
この木の下へ行くと甘い香りがしたものなのに今年はしない。私の鼻が馬鹿になったのかと思う。
とにかくバスや電車に乗って外を見ているとこんなにたくさんのライムの木があったのかと驚かされる。
これは栗の木、此の木も今が花盛り。メインロードの老人ホームの庭に植わっている巨大な栗の木で、実った栗は見たことがない。
私が一番好きな木がこのコーカシアン・エルムツリー、この木はまるで制服を着たように全く同じ形になるからどこで見かけてもすぐ判る。
そして不思議なことに一本だけ植わっていることは無く、必ず数本が並んでいるからよく目につく。ほとんどが公園に植えられていて、道端で見かけるのはまれ。
上の3本の木は道端でまだ若木に見えるが、私が一番気に入っている公園の木は巨大で樹齢200年は経っているだろうと思われる。全く左右対称、ジャイアンツが使う箒のようだ。
とくに、セイヨウボダイジュの巨木!街路樹で42本も!さすが歴史ある町なんですね